こんにちは、くっかばらです。冬が来ましたね。皆様の冬の楽しみはなんでしょう?私は温泉や雪山(易しめの)に加えて、気軽なハイキングも冬に楽しむことが多いです。
そこで今回は、箱根の日帰りハイキング+観光をご紹介したいと思います。
箱根でハイキングするならどんなルートがある?
首都圏からの一大観光地、箱根。大好きで何回も訪れています。観光や美術館巡りが人気ですが、実はハイキングコースも豊富です。
おすすめは箱根旧街道ハイキングで、箱根湯本から元箱根(芦ノ湖)へ抜けられます。←今回のルート
芦ノ湖から鷹巣山を経由して小涌谷方面へ通じるコースもあります。大涌谷周辺のコースは火山活動のため通行止めになっているのが残念ですが仕方ないですね。
もっとハードにしたい人には、箱根外輪山ハイキング(というより登山)。箱根湯本・元箱根から三国山・長尾峠・乙女峠・金時山・明星ヶ岳をつなぐルートで、箱根をぐるっと一周できます。50km近くに及ぶものの、好きな所から入って出ることで日帰りも可能です。
乗り物を使いこなせば観光しつつ効率よく回れて便利な箱根。何回来ても飽きないです。
箱根旧街道ハイキング
箱根湯本駅に到着。なかなか近代的な大きな駅です。駅前にはコンビニがあります。
旧街道ハイキングは、箱根湯本駅からスタートできますが、私はバスに乗って畑宿からスタートするプラン。車道歩きを避けて時間を節約するためです。
駅前4番乗り場から、上畑宿・元箱根港行きに乗車。1時間に2本あります。畑宿バス停で降りてスタート。公衆トイレや自動販売機があって便利なバス停です。
石が敷き詰められた街道が始まります。つるつる滑るので要注意。車道に出たりまた旧街道に入ったりを繰り返しながら、徐々に高度を上げます。
途中、「橿木坂(かしのきさか)」「追込坂」など坂の名前の由来を示す看板が立っていて面白いです。橿木坂は「どんぐりくらいの涙が流れる」きつさだったそうで、冗談を言いながら草鞋で登る江戸時代の人たちを思うと感慨深いです。
1時間もせず、甘酒茶屋に付きました。旧街道ハイキングでは絶対寄りたいスポット。江戸時代から続くお茶屋さんで、その名のとおり甘酒が有名です。内部は昔のままの趣。囲炉裏もあって寛げます。
実は甘酒はあまり得意ではないのですが、ここの甘酒はキャラメルのような滋味溢れる優しい味(400円)。一緒に頂くお漬物の塩分と甘みが沁みます。
甘酒茶屋を後にし、元箱根へむけてさらに高度を上げていきます。ここからが旧街道ハイキングのハイライト。
興福院へ出ると下りになります。元箱根・芦ノ湖はもうすぐそこです。
晴れていれば富士山も入れて写真が撮れるのですが残念。
次は芦ノ湖から小涌谷方面へ。お玉ヶ池、精進池へ向かいます。お玉ヶ池は鬱蒼としていて近寄りがたく、さっさと通過。階段の苔が美しい道を登ると、国道1号線に出ました。精進池は1号線沿いにあります。
1号線をてくてく歩いていると、仏様が彫られている大きな岩。その向こうに石のお墓が。箱根二子山には敵討ちで有名な曽我兄弟のお墓があると聞いていましたが、これに違いありません!
曽我兄弟のお墓は他の場所にもたくさんあります。
このあたりは国道1号線の最高地点874m、箱根駅伝5区の選手が駆け上がってきて、激下りしていくポイントです。
鷹巣山へ入って小涌谷まで歩く予定でしたが、雨が本降りに。バスに乗って戻りました。
旧街道ハイキング、歴史を感じながら歩けるおすすめコースです!
すすき草原
晩秋の箱根に来たら是非寄りたいのが、仙石原のすすき草原です。
仙石原には過去の噴火でできた広大な湿原があり、米の栽培が難しく代わりにすすきを植えたそうです。秋には見渡す限りのすすきの穂!夕方近くになるとシャンパンゴールドの輝きを見せてくれます。
上の写真は、すすき草原を北側から見たもの。西側に回り込むと、この中を歩いていく一本道があります。行きは登り、帰りは下りです(通り抜けはできません)。犬連れの人もたくさんで、犬とすすきのコラボがすごく絵になる。
人気スポットで混雑気味ですが、すすきエリアには人は踏み込めないので写真は撮りやすいです。
大涌谷
箱根の観光でもうひとつ外せないのが、大涌谷ですね。以前箱根を訪れた時は大涌谷は立入禁止で、まだ見たことがなかったのです。
現在は警戒レベル1になり、ロープウェーは運行、大涌谷園地は観光できる状態に。今年は噴煙地まで行けるようになりました(事前予約制)。
仙石原のすすき草原を見たあと、仙石草原からバスに乗って桃源台へ。ロープウェーに乗り換えます。空中からは左手に富士山、後ろに芦ノ湖がきれいでした。
姥子駅でいったん下車してみましたが、特に何もなかった(笑)。ホテルがいくつかあって素敵だったので、大涌谷遊歩道が解禁されたら行ってみたいです。
ロープウェーは途中下車OK。最終目的地のきっぷを見せるだけです。
いよいよ大涌谷にやってきました。駅は混雑!そして外国の方が多くなりましたね〜。有名な黒たまごは売り切れでした(泣)。
噴煙地近くへ行くツアーに事前予約した人たちが集まっていました。行けない人はここまでです。神泉の湯をお地蔵様にかけて、安全登山と健康を祈願しました。
西側には富士山がきれいに見えていました。宝永火口にも雪が積もっています。
噴煙地に予約なしで近づけない今の一番のアトラクションは、噴煙地の上を渡るロープウェーです。真下に噴煙地、硫黄の匂いもすごいです。人が働いているのが見えて驚き。
硫黄の匂いが濃くて、少しだけ気分が悪くなってしまいました。酸素缶が置いてあったのはそのためかも。
早雲山駅には足湯があります。混雑していたので入らず、強羅行きのケーブルカーに乗り込みました。
箱根のランチ
箱根は都会のようなリゾート地。食事にはまったく困りません。中でも私が好きなのは箱根のイタリアン。山でイタリアンを食べるという贅沢がたまりません!
一番訪れているのが、「ラ・テラッツァ芦ノ湖テラス」。芦ノ湖へ向かって開けた店内で開放感があります。メニューもピザからパスタ、メイン料理まで豊富。お値段は東京感覚です笑。
仙石原にもイタリアンレストランが割とあって、訪れる楽しみになっています。
アクセスとデータ
アクセス | ◯ | 箱根湯本から箱根登山バスで畑宿へ 箱根を電車・バスで移動するならフリーパスが便利 箱根フリーパス:バス・電車・RW・船をカバー 小田原・三島から5000円 新宿から6100円 ※ロマンスカーの特急料金は別 箱根乗り物パスLite:強羅・大涌谷・元箱根地区のみ 3800円 |
難易度 | ◯ | 危険箇所なし。石畳が滑りやすい |
トイレ | ○ | 箱根湯本駅 畑宿バス停、甘酒茶屋バス停、元箱根 には公衆トイレ完備 |
データ | 畑宿から元箱根まで 総距離:4.2km 行動時間:1h20m 累積標高:(上)522m(下)189m |
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