こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した山小屋やテント場などをレポートしています。今回は、尾瀬の原の小屋です。

原の小屋の評判は?
原の小屋は尾瀬の見晴地区(下田代十字路)、燧ヶ岳の麓にある小屋です。歴史ある小屋ですが、2015年に山と渓谷社が買収して話題に。2020年からは南アルプス白根御池小屋の管理人さんだった方が新しく管理人に就任されました。
尾瀬の他の小屋に泊まったことがないので比較はできませんが、泊まってみて快適に過ごすことができました。もし何かあげるとすれば、周りの小屋に比べて少しだけ高いこと、でしょうか。個室で1泊2食14000円だったのですが、たとえば隣の燧小屋では同条件で12000円、竜宮小屋では13000円です。
予約を取ったのが直前で、原の小屋しか空いていなかったのが正直なところ。でもこじんまりした小屋で、女将さんやスタッフさんもとても感じがよく、泊まってよかったと思える小屋でした。

原の小屋の予約・受付
原の小屋の予約は電話になります。予約時、お風呂の時間は15時から17時であることを確認されますので、入りたい人は早めに小屋につく計画を立てましょう。
引き戸を開けて入ると靴箱があります。ここで靴を脱いで受付します。受付の向かいには大きめのテーブルがあって自由にくつろぐことができます。
1泊2食14000円、現金で支払いました。これには個室料が入っています。ソロだと個室料負担が重いのは仕方ないところ。むしろ個室しかないところで1人の予約を取ってもらいありがたいです。
受付を済ますとスタッフの方が館内の説明をしながら部屋へ案内してくれました。

原の小屋の部屋
部屋は現在全て個室で、2Fの廊下を挟んで並んでいます。私の部屋は一応至仏山ビュー!ひとりには広すぎる部屋です。
部屋に鍵はついていません。敷布団用と掛け布団用の新しい綿のシーツがあるのが嬉しい。枕カバーがないので敷布団用のシーツの下に枕を入れて使うようにとのことでした。部屋にはハンガーがあります。
建物は昭和から使っていて古いので歩くとミシミシ言います。静かに歩くよう張り紙があります。夜は21時消灯ですが、皆さん静かで助かりました。ただ夜中にお手洗いへ行く人などでミシミシ言います(笑)。私も星空撮影や早朝撮影に出かける時にかなり気を使いました。


原の小屋の食事
1Fの食堂で、夕食は17:30から、朝食は6:00からです。宿泊者が少ないので1回制でした。この日はグループの人が多くソロは私だけ。ささっと食べて夕方の撮影に出かけました。
夕食は釜飯が中心のさっぱりした内容。若い人だとちょっと油っけが足りないかな?でも私は釜飯は大好きなので嬉しかったです。おかずは若干濃いめの味付けです。飲み物は別途オーダーできるようで、ビールや日本酒がありました。朝食も普通においしかった。私は卵焼きが好きなので卵焼きが出来立てのものだとそれだけでハッピーになれます。かます?の干物もおいしかったです。


原の小屋の施設・サービス
建物自体は古いのですが、中はとても清潔に保たれています。
トイレは2Fに男女別のものがあり、洋式で暖房便座(!)です。1Fのお風呂の横にもありますがこちらは男女共用。トイレはとてもきれいでペーパーも流してOKです。2Fトイレの前には洗面があり、蛇口が6個ほどあって混雑することはありませんでした。
尾瀬の山小屋スタンダードとも言えるお風呂。原の小屋のお風呂は深め・広めでとても気持ちよかったです。本来は石鹸は使えないのですが、コロナ禍のためかボディソープだけ置いてありました。タオルはないので持参しましょう。
1Fには大きめの談話室がありました。本なども置いてあります。受付横に自由に飲んで良いコーヒーやお茶があって、談話室や受付前のテーブルで飲めます。ただこのコーヒーなどは部屋に持って行ってはいけないということでした。

原の小屋の電波状況
ドコモは4Gが一応入っていましたが不安定でした。小屋のWifiなのかわかりませんが、「Oze Green」とかいうWifiが使えました(名前ははっきり覚えていないです)。新幹線のようにメール登録する必要があります。割とすぐ落ちてしまいますが一旦のるとよく動きました。
原の小屋の特徴〜尾瀬スタンダードを満たした快適な小屋、スタッフは明るく感じが良い
尾瀬の山小屋はお風呂があって食事が美味しいと言われるところばかりなので、このうちの一つでも欠けると評価はとても低くなるでしょう。原の小屋ではこの二つは余裕でクリアしており、快適に過ごせることは間違いありません。
食事内容はやや年配客に寄せている感じで、私としては肉肉しい食事より好きなのですが、若い人だと少し物足りないかも。
せっかくお風呂があるので、入浴時間には気をつけて下さい。女将さんが団体さんからの電話に対応しているのが聞こえてしまいました。ちょっと遅くなるので夕食後に入りたい的な話でした。団体さんなら少しくらいのわがままも許されるかもしれないので、トライしてみてもいいかも。
あと、グッズが充実していました。畦地さんデザイン手ぬぐいなどがありました。私は水芭蕉がモチーフの水色の手ぬぐいを購入!

小屋に泊まれたおかげで、念願の朝もやと水芭蕉を撮影でき、充実の尾瀬の旅でした。
尾瀬1泊2日トレッキングのレポートを書いていますので、よかったらどうぞ↓

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