こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した山小屋やテント場などをレポートしています。今回は、尾瀬の燧小屋です。

GWの尾瀬、どこに泊まろう?
ゴールデンウィークの尾瀬は、シーズン前の残雪期。人も少なく静かな雰囲気が楽しめます。
群馬県側の山の鼻地区もよいのですが、見晴地区からの至仏山ビューや燧ヶ岳まわりが素敵で、私は見晴地区に泊まるのが好きです。
今回、ゴールデンウィークに尾瀬を訪れ、見晴地区の燧小屋に1泊しましたので、レポートしたいと思います!
その時の、至仏山登山と尾瀬ヶ原ハイキングのレポートはこちらをどうぞ↓

燧小屋のアクセス


群馬側から入るなら、尾瀬ヶ原を突っ切って行くことになります。逆さ燧や下ノ大堀川、竜宮現象などの見どころに寄りながら歩けます。
福島側からなら、御池から燧ヶ岳を迂回するように燧裏林道経由か、沼山峠・尾瀬沼経由となります。または、燧ヶ岳に登頂してくるか。
GW時期は積雪がありますが、私が訪れた時は、燧裏林道はチェーンスパイク程度で行けるという情報でした。沼山峠経由はかなり残雪が深くなると思います。
燧ヶ岳登山は、山頂直下の雪壁を確実に登り下りする装備と技術が必要です。
私は至仏山登山後に向かったので、尾瀬ヶ原を突っ切って行きました。


翌日は燧ヶ岳登山の予定でしたが、雪壁を下るのが嫌すぎて、やめました笑
群馬側の山の鼻から見晴までは、少なくとも1時間半は見ておくほうがいいです。長い長い木道をひたすら歩きます。
見晴にはたくさんの山小屋がありますが、GWは燧小屋と桧枝岐小屋の2件しか営業していませんでした。




前回、水芭蕉シーズンに訪れたときはビアガーデンまでありましたが、GWは閑散。




燧小屋は、テント場の近くにあります。趣のある外観にテンションが上がりました。
燧小屋の予約・受付
予約は電話になります。GWはあまり混んでおらず、余裕があるようでした。
キャンセル規定はHPを見る限りないように思いますが、常識ある範囲で、ということでしょう。
玄関に受付があって、まずチェックイン。


1泊2食11000円、部屋代が2000円でした。ふたりで泊まれば、ひとり12000円で、これは見晴地区の他の小屋より少し安いと思います。
燧小屋の部屋


混んでいないせいか、宿泊客は全員、至仏山側の部屋に入ったようでした。
お部屋は広く、ハンガーなんかもあって便利。扉の鍵はありません。
壁がとても薄いのか、隣の部屋の話し声が内容まではっきり聞こえます。夜が心配でしたが(いびきラー)、この日は皆さんとーっても静かでした。
燧小屋の食事
燧小屋に泊まりたかった大きな理由が、夕ご飯です。舞茸ご飯とお蕎麦、楽しみ!夕食は5時30分から。


多分炊き込みご飯ではなくて、舞茸の煮物が混ぜ込んである感じです。でも思ったとおりのおいしさ!テーブルのおひつには2杯分くらい入っているのに、おかわりをするグループ続出でした。


私もおひつを空にしました!
お蕎麦は少し柔らかめ。切り方に特徴がある「裁ち蕎麦」です。ぼそぼそして切りにくいので、裁つように切るのだとか。
メインのおかずは、(多分)鶏ミンチのハンバーグ。付け合わせも手作り感があっておいしいです。
焼き肉苦手な私、こういう枯れた感じのご飯が嬉しくて、生ビールで乾杯しました(700円)。受付で缶ビールも売っています。


自販機もありますが、お札しか入りません(小銭は両替料金がかかるから?)
朝食は6時から。夕食に比べるとスタンダードな感じですが、花豆の煮物やお漬物がおいしかった!


燧小屋の施設・サービス


尾瀬の山小屋では、お風呂があるのが当然という幸せ。燧小屋のお風呂は木の浴槽で深め、肩までしっかり浸かって登山の疲れを癒せました。
入浴時間は、夕方から8時まで。ソープの類はありませんし、使えません。


お隣の原の小屋では、ボディソープだけありました。
1Fに広い洗面所があり、お水は飲めます。お湯が出ないので手が冷たいけど、山小屋ですしがまん。




ハンドソープやペーパータオルがあって有り難いです。
トイレも1Fにあり、女性用は個室が4個くらいありました。ウォシュレット付きのきれいなトイレです。
個人的に良かったのが、この乾燥室。


GWとはいえまだ寒いのでストーブがたかれ、ハンガーがたくさんで干しやすいです。
お菓子がおいてあって、談話室と兼用でした。本や漫画もあります。
グッズ売り場は食堂横にあります。それほど数はないけど、手ぬぐいが可愛かったです。私は派手なカラーの温泉タオルを買いました!白以外って新鮮。


燧小屋での電波状況
ドコモは3Gが届きました。尾瀬全体の無料Wi-fiが使えましたが、すぐ落ちるのがちょっと面倒でした。
部屋にはコンセントがあるので充電は問題なしです。
燧小屋の特徴〜夕食の舞茸ご飯はお代わり続出のおいしさ。お風呂は浴槽が深く疲れを癒せる。フリルはないが料金は比較的安め


お目当ての舞茸ご飯が思ったとおりのおいしさで、お蕎麦もついていて、夕食の好みが私のストライクど真ん中なお宿です。


肉肉しいご飯が好きな人には、物足りないかも?
深い木桶のお風呂に浸かり、舞茸ご飯でお腹いっぱいになって、サラリーマン暮らしの鬱屈(笑)が溶けていきました。
他のお宿に比べて少しだけ安いのも嬉しいです。前回泊まった原の小屋と比べても、ちょっと壁が薄いのかな?くらいで、あまり違いはないように思いました。


原の小屋にはコーヒーサービスがあったくらい。
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