こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介しています。今回は、秋田県の森吉山です。

森吉山、アクセスは?混雑ぶりは?
初夏の東北遠征、1日目の秋田駒ケ岳に続き、2日目は森吉山に登ることにしました。
森吉山は、初夏のお花畑と冬の樹氷が有名な独立峰で、秋田県の中央に位置しています。
夏もゴンドラが運行していて、山頂駅からは1時間強で比較的楽に登頂できるせいか、人気で混んでいるという噂。
でもお花畑が素晴らしいらしいし、山人平というポイントからは、チングルマ・イワカガミの群生と森吉山のコラボ写真が撮れるはずです。
アクセスは、電車+乗合タクシーになります。ただあまり本数がありません。
東北遠征2024その2、森吉山のレポートです。

隠れた楽しみは、ゴンドラ駅にいるという秋田犬の北斗くん!
森吉山のルート
最も使われているのは、阿仁スキー場のゴンドラ山頂駅からのルートだと思います。
ゴンドラに乗らないブナ帯コースもありますが、深い森なのでクマと遭遇しそう・・・。
その他、北側のコメツガコース、東側のヒバクラコースなどありますが、利用者は少なそう。山レポもほとんど見ません。
ソロ&撮影機材持ちの私は、迷わずゴンドラ利用。
登山とは言えないような楽な行程ですが、癒やし旅なのでよし、です!
森吉山の登山レポート
角館前泊、始発の内陸線で阿仁合駅へ
森吉山の最寄り駅は、秋田内陸線の阿仁合駅です。角館6:33発に乗るため、前日のうちに田沢湖から移動して、角館に前泊しました。


東京から朝来ると、阿仁合駅に着くのは11時過ぎになりますが、一応日帰りは可能です。
電車はローカル線の雰囲気ばっちり。始発は乗客が少なく、ボックスシートを独り占めできました。

阿仁合駅までは1時間15分の旅。沿線では田んぼアートが目を楽しませくれます。


沿線の駅には面白い駅名があったりします。一番気に入ったのは「おかしない」駅。


「おかしない」という名前のチーズ饅頭、帰りの車内販売で買いました。
長い長い隧道を抜けると、絶景ポイントの大又川橋梁へ。電車の速度を落としてくれます。




橋梁を走る内陸線の黄色い電車、撮影してみたいですね。
見どころいっぱいで、あっという間に阿仁合駅に到着した感じ。時刻は8時前、乗合タクシーは8:20 発なのでゆっくり支度しました。


阿仁合駅には、きれいなトイレ、お土産売り場、カフェがあります。カフェはランチもおいしそうでしたが、登山する人はランチ時間には間に合わないのが残念。
乗合タクシーに乗り込み、30分もせず阿仁スキー場に到着しました。
阿仁スキー場ゴンドラ利用、登山スタート
乗合タクシーでもらった前売割引券を往復チケットに交換して、ゴンドラ運行開始を待つ人の列に加わります。
まだ9時前ですが、すごい人!主に地元の方々のようでした。


森吉山、秋田の高尾山ではないかと。
20分くらいでゴンドラ山頂駅に到着。最初は樹林帯を行きますが、人の列でなかなか進めないので、撮影しながらのんびり歩きます。

目指す森吉山が前方に見えてきました。冬は樹氷がきれいだろうな、と思わせる山肌です。

分岐に出ました。左へ行くと森吉神社ですが、東へ折れてまずは森吉山を目指します。

小さな池を抜けて。

阿仁避難小屋に着きました。ベンチやトイレがあって、たくさんの人が休憩しています。

このあたりから列がばらけてきて、自分のペースで歩けるようになりました。
1番目のみどころ、稚児平
避難小屋の後は完全に樹林帯を抜け、気持ちよい登山道が続きます。
途中、稚児平と呼ばれるポイントは、お花畑がみどころ。


チングルマは見頃過ぎかも。アップで撮影してみました。

ローキーで撮ってみたり。

稚児平からは、山頂まであと一息。ゆるやかな登りです。

今日の主な目的は、山人平からのチングルマと森吉山のコラボ写真。休憩は後回しにして、先を急ぎました。

稚児平は「ちごだいら」かと思ったら、地元の方々は「ちごびら」と言っていました。
2番目のみどころ、山人平
森吉山山頂を後にし、いったん大きく下っていきます。


途中、雪渓が残っていました。階段状になっていて、アイゼンなしでも問題なく歩けます。

行く手に見える平たくなったところが、きっと山人平。期待が高まってきます!

途中、草深くなったり、湿原ぽくなっていたり。

30分もせず、山人平に到着。時刻は10:40、山頂駅から1時間半かかりました。
ゴンドラ始発組の2番着だったようです(1番は前を行くソロの男性、地元の方でした)。

ちょっと悲しいのですが、山人平のチングルマは、ほぼ終わっていました・・・。
少し手前に、かろうじて咲いている場所があり、ここに居座って撮影開始。



もう少し森吉山方面へ戻ったところにも、チングルマがありました。


木道は狭いので邪魔にならないよう気を使い、撮影に集中するのが難しいです。
終わったチングルマのほわほわしたのも好きです。

30分くらいがんばって撮影していましたが、だんだんゴンドラ組の到着が増えてきました。
森吉山山頂へ戻ります。上からたくさん、人が下りてくる!

山頂で休憩、森吉神社に寄りながら下山
行きの内陸線で知り合ったソロの女性たちと、山頂でゆっくり休憩することにしました。
記念写真をみんなで撮ったりして、慣れていないから嬉しくて舞い上がりそう笑。

12:00、みんなでのんびり下山開始。全員、14:20の乗合タクシーを予約しています。
時間があるので、森吉神社に寄り道することにしました。向こうに見えている建物です。

神社の裏手には御神体と思われる大きな岩が。


神社からは森吉山の全体がきれいに見えました。


神社の手前にある池には、おたまじゃくしが無数にいて、びっくりしました!ちょっと気持ち悪くて撮影しませんでした。

山頂駅への分岐のところに、石森と呼ばれる小ピーク。

13:30、山頂駅に戻ってきました。20分ゴンドラに乗り、山麓駅へ。
森吉山の高山植物アルバム
さすが花で有名な森吉山、前日の秋田駒ケ岳よりもたくさんの種類が見られました。
チングルマとイワカガミ以外の、お花のアルバムを。














ゴンドラ山麓駅のアイドル、秋田犬の北斗くん
ゴンドラ山麓駅には、秋田犬の北斗くんがいます!管理人さんの犬のようです。
朝は夢の中だった北斗くんですが・・・

なんと下山してきたタイミングで、目を覚ました!管理人さんがサービスなのか外に連れ出してくれました。



胸きゅんのかわいさ♡ 触ってよいですよ、とのことで、皆さんにモフられる北斗くん!


じゅうたんのような、ふかふかの手触りでした!
山麓駅のショップ、カフェメニューが充実していて、中でもソフトクリームがばんばん売れていました。私は、森吉山Tシャツを購入(3000円)。マタギとクマのかわいいデザインです。
そして、阿仁合駅のショップでは「つきのわぐまエプロン」を買いました(2900円)。

阿仁合駅のこぐまカフェでソフトクリームを食べて(400円)、森吉山の旅は終わりです。遠くてためらっていたけど、来られて本当によかった!




こぐまカフェのスイーツメニューは充実の内容!パフェもおいしそうでした。
アクセスとデータ
アクセス | ◯ | JR角館駅から秋田内陸線阿仁合駅まで1時間強 ※1日フリーきっぷがお得(2000円) 角館駅で買えなくても阿仁合駅で買えばOK 阿仁合駅からは森吉山周遊乗合タクシー利用、30分弱 ※オンライン予約で100円引(片道1900円) 列車もタクシーも本数が少ないので東京からの日帰りはスタートが昼になります 内陸線も乗合タクシーも、阿仁スキー場ゴンドラの割引券をくれます 乗合タクシーのほうが安くなりました(ゴンドラ往復1700円) |
難易度 | ◯ | 登山道は整備され危険箇所はほとんどない 森吉山山頂から山人平へ下る道は、雪渓歩きあり |
トイレ | ◯ | ゴンドラ山麓駅トイレ(きれい)※更衣室もあります 阿仁避難小屋トイレ(旧式) |
装備 | クマ鈴(最近は効果があるか微妙ですが・・・) | |
データ | 総距離:9.5km 行動時間:4h20m(撮影・休憩含む) 累積標高:(上)500m(下)500m(ゴンドラ部分含まず) | |
その他 | 内陸線のフリーきっぷがあれば、沿線の温泉に寄れます |
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