こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した温泉宿などをレポートしています。
今回は、岳温泉(福島)のMt.Innです。
岳温泉で、登山に便利なお宿はあるかな。
安達太良山の麓の岳温泉には、温泉宿が大小たくさん。しかし温泉宿では朝食が8時などと遅めで、登山には向かないのが悩みです。
そんな中、Mt.Innという宿では朝食が6時30分からと知り、冬の安達太良山登山の際に宿泊してみました。
建物は少し古いけど、おしゃれにリノベーションされ、温泉は源泉かけ流しで言う事なしでした。食事も地元産の食材を使っていておいしく、とてもハッピーな滞在となりました!
Mt.Innの予約・受付
公式オンラインで予約できます。楽天などとも連携しているみたいです。
早割で、1泊2食ひとり16000円でした。
岳温泉の目抜き通りに面していて、駐車場は宿の前に8台ほど。裏にもパーキングがあるようですが、私たちは表に停められました。
玄関を入ると、まず目につくのが小さなクライミングウォール!子供用だと思います。かわいい!
受付の向かいにはラウンジ。ゆっくりとくつろげそうな雰囲気です。
Mt.Innの部屋
部屋はトップフロア4Fのロフトルームで、ベッドが2段のつくりでした。
問題はないのですが、夜中に階段を踏み外さないよう注意しました笑。シーツの架替など大変なのではと思ってしまいました。
ワークスペースもあってお仕事もできそうです。
洗面所はおしゃれにリノベされています。洗面ボール?が小さくて、使うたびに水が飛び散るのが難と言えば難です。
トイレは最新式!入るとフタが勝手にあがります。
使わなかったけど、バスルームもありました。
部屋には金庫、カップ、ポットといった備品は揃っています。テレビの映りも良くBSも見られました。
温泉かごとタオルは部屋にありました。浴衣・部屋着は受付横から取ってくるスタイルです。
Mt.Innの温泉
温泉は1Fの奥にありました。休憩所や子どもの遊び場がおしゃれです。
脱衣所は広くストレスがありません。私が1回目に入浴したのは4時頃で、日帰り入浴で少し混んでいました。
日帰り入浴の受付はなんと朝7時から夕方4時まで!5時に退場です。お風呂セットを抱えた地元の人が多いように見えました。
お風呂場。内風呂だけですが、ぬるめとあつめ、2種類の浴槽があります。ぬるめは広い浴槽、42度くらい。
熱めの浴槽は小さめ。45度くらいでした。熱すぎて一瞬で退散しました。
泉質は酸性泉で、源泉かけ流しなのが嬉しいです。少し緑がかっていて、とろみはなくさらっとしていました。
アメニティは普通のシャンプー・リンス・ソープです。脱衣所にはメイク落としと化粧水・乳液がありました。
Mt.Innの食事
夕食は6時からを指定。6時30分と7時も選べます。
食事会場は2F。私たちは洋食プランだったのでレストランへ案内されました。
隣には和食の会場があって、お鍋が出されていました。
前菜とサラダが運ばれてきました。サラダの野菜は福島産。スープとご飯はセルフサービスです。
このパングラタンがおいしかった!
メインはサーモンとホタテ、エビのグリルでした。上品なあじつけでおいしかったです。
デザート、ティラミス風です。コーヒーはセルフサービスで。
あまり期待していなかったせいか、1品1品丁寧で、とてもおいしく感じました。
朝食は6時30分を指定。だいたいの時間を聞かれる感じでした。ブッフェなので好きなものを。
ジュース、牛乳、コーヒーもありました。
Mt.Innの施設・サービス
Mt.Innの特徴のひとつが、アクティビティをする人のための宿ということ。
ロビーフロアは「アクティビティハブ」と呼ばれていて、テントが張ってあったり、バイクが置いてあったり。
ドライブシュミレータールームまであって驚きました!
15分1000円だからやめておきました笑。
ロビーフロアには、おしゃれなカフェバーも。地ビールや地酒が置いてありました。
ただ、バーテンダーさんはいないので受付の人にお願いする感じ。
ワインはなかったので、結局近くのコンビニへ行きました。
見てはこなかったけど、自炊施設もあるようです。長期滞在のためだとか。
Mt.Innでの電波状況・充電
Wifi完備です。電波は強くストレスがありませんでした。充電はもちろん問題なし。
Mt.Innの特徴〜朝食時間が早く登山向け、温泉は源泉かけ流しで食事がおいしい。岳温泉の中心にあって便利
岳温泉に宿泊したのは初めて。よさげな温泉宿がたくさんあり迷いましたが、登山中心の選択が功を奏しました。
場所も岳温泉の中心にあり、居酒屋やコンビニも徒歩圏内。ソースカツ丼で有名な「成駒」も目と鼻の先です。
スタッフさんたちもとても感じが良く、2024年をよい形で締めくくることができました。
余談〜東日本大震災の爪痕へ
Mt.Innに泊まった翌朝は磐梯山を登るつもりだったのですが、天気が悪かったので断念しました。
代わりに、東日本大震災の爪痕を見学に行くことにしました。
大震災時はまだオーストラリアにいて、テレビの前でいてもたってもいられなかったこと。流されてしまった人たちがかわいそうでかわいそうで、しばらくの間、ふとした拍子に涙が止まらなくなったりしたこと。オーストラリア人と日本人の私では、受け止め方が全然違うと思ったこと、などを思い出します。
まだ1度もこの目で現地を見ていない。一度、訪れてみたいと思っていました。
岳温泉から高速で浜通りへ。いわきから海岸沿いに北へ車を走らせました。海がきらきらしてきれい。今はとても平和な光景です。
福島第二原発を過ぎ、海沿いの道で気付いたのは、海岸から幹線までの間に、住宅が全くない。地面はならされているのですが。人が戻っていないことを実感しました。幹線沿いには廃業の店も多かった。
福島第一原発へ向かう道の周辺は、まだ帰宅困難地域になっていて、全然終わっていないんだと思いました。
さらに北へ、相馬を目指します。途中、浪江町立請戸小学校の震災遺構に寄りました。何もない平地のなかに廃墟となった小学校。衝撃の光景でした。
1F部分はめちゃくちゃになっていて、何もありません。2Fは無事。海水が2F付近まで来たことを示していました。
遺構は入って見学することもできますが、この日は閉館日でした。周りから建物を見ることはできましたが、警察車が見回っていておどろおどろしかったです。
これでもきっとすごくきれいになった後なんだろう。でも何もない。重機しかない。信じられない気持ちでドライブすること2時間弱。
「道の駅そうま」でランチ。あおさが有名みたいで、あおさ丼を食べてみました(約1500円)。これ、ひつまぶし風に、最初はそのまま、次は薬味、最後はおだしで食べるんですよ。
気持ちが吸い取られるような1日でしたが、行けてよかったです。まだまだ復興途上なことをこの目で見ることができました。
それにしても、中通りから浜通りって、遠いです・・・。
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