山の動物

今までに雷鳥を見た場所まとめ

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山の動物

こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介していますが、今回は私が山に行く楽しみのひとつである、雷鳥についてのまとめ的な記事です。

雷鳥に会いたい!どこにいるの?どうしたら会えるの〜?

私も雷鳥が生息すると言われる山域に行くといつも探していますが、滅多に会えません。やはり運次第なんでしょうね。会いたい会いたいと念じすぎると逆に全く会えない気も・・・。

それでも、これまで探し回った経験から、雷鳥に出会える確率が上がるシチュエーションがあるように思います。

くっかばら
くっかばら

少しでも出会えるよう、涙ぐましい(笑)工夫もしています。

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2021年の雷鳥遭遇率

雷鳥が生息しているとされているのは本州中部の高山帯、具体的には北アルプスなどですね。

くっかばら
くっかばら

「グレートトラバース3」では火打山でも目撃されていました。

この山域にいたのは、2021年は合計13日でした。内、雷鳥に2回会えたので、2021年の遭遇率は約15%ということになります。これを高いと見るか低いと見るかは不明ですが自分では結構会えた年だったのではないかと感じています!

実際に雷鳥を目撃した場所

今までの登山で3回しか見かけていません。うち2回は今年(2021年)でした。飛んでいるところも見たことはあるんですがカウントしていません。

① 白馬岳(小蓮華山と三国境の間)〜雨

2019年に遡りますが、白馬岳を栂池から縦走した時、稜線上で雷と雨になってしまい怖い思いをしたことがあります。その時、現れたのがオスの雷鳥。

白馬岳(小蓮華山)で出会ったオスの雷鳥

何という神々しさ・・・。天気の悪さで落ちていたテンションが一気に上がった瞬間でした!やはり天気が崩れると出てくるというのは本当なんだと思った山旅でした。

② 燕岳(大下りの頭近く)〜子育て中

今年(2021年)の7月に燕岳へ登った時、大天井岳へ向かって少しだけ歩いたのですが、「大下りの頭」と呼ばれるポイントの近くで親子連れの雷鳥に出会いました。メスの雷鳥が3羽のひなを連れていて、本当に可愛らしく微笑ましかったです。

大下りの頭付近で、雷鳥の母子

燕岳は雷鳥遭遇率がそもそも高いですが、この時は燕山荘近くでは姿を見ませんでした。下山する前に大下りの頭まで行って槍・穂高の大展望を見て帰るつもりで、雷鳥に会えるとは思えないようなとても天気の良い日でした。

先行者さんが口に「しーっ」と手を当てて手招きしてくれているので何かと思ったら、雷鳥の親子が!あまりの感激に動揺しながらカメラを構えて。3羽のひなは元気いっぱい、お母さんは心配げ。

雷鳥の母親は元気に動き回るひなを心配して一緒に出てくるので、子育て中は出会える確率が高いと聞いたことがあります。この時の3羽のひなはハイマツに「ぼふっ」と飛び込んだりしていて元気いっぱい。母親は心配そうにクークーと鳴き声を出していました。自分の場所を知らせているんですね。

5分くらい座り込んで、母親とひな達がハイマツの向こうへ帰って行くまで見ていました。

ハイマツで遊ぶひな
仲良く帰る

③ 爺ヶ岳(南峰)〜夕方近くで人通りが少ない時間

これも今年(2021年)9月のことです。鹿島槍ヶ岳から五竜岳を縦走した時、1日目の爺ヶ岳でオスの雷鳥に会いました。冷池山荘を目指して爺ヶ岳の南峰を登っていくところで、ハイマツと岩のミックスのような登山道のきわに雷鳥がいるのを見つけました。

CTの時間が押していてすでに午後も遅い時間。全然暗くはないのですが、夕方の雰囲気がし始めていて行き交う登山者はいませんでした。最初、「クークー」という鳴き声が聞こえてきて、あっと思ったら足元に雷鳥が!

爺ヶ岳で出会ったオスの雷鳥

ずっと鳴き続けていたので、何か理由があって出てきたのかもしれません。夕方なのでご飯時?5分ほど観察させてくれましたが、ハイマツの茂みへ消えて行きました。

雷鳥に出会うためにしている工夫

雷鳥に出会うには、まずは運が良いこと、第二にここで書いたような出会いやすい状況であることでしょうが、情報を得ることも重要かもしれないです。

自治体などの雷鳥関連情報をチェックする

例えば立山には「ライチョウ見守りネット」というホームページがあって、雷鳥を目撃した人が報告できるようになっています。これは本来の目的は雷鳥の保護で、どこで雷鳥が見れるかという機能で使うものではないのですが、立山の大体どの辺りによくいるのかをつかんで雷鳥との出会いに備えながら歩くことができます。

すれ違う登山者さんに教えてもらうために元気よく挨拶

もっと有効なのが、登山道で行き交う登山者さん達からの生の情報。すれ違う登山者さんが「この先に雷鳥がいたよ」と声をかけて下さることがあります。大体は雷鳥はすでに去った後なのですが、「ここにいるんだな」と次につながります。

なので登山道ではなるべくにこやかに話しかけられやすい雰囲気でごあいさつするようにしています。そもそもそうあるべきなのですが、雷鳥のために意識してやっています(笑)。

雷鳥好きがわかるようザックにtyのぬいぐるみを付けている

←こういう雷鳥のぬいぐるみ(tyというタグが付いている)をザックに付けています。最初は単にかわいいからだったのですが、意外な効果が!

登山中に結構話しかけてもらえるんですよね。「あ、雷鳥ですよね!?」とか。「雷鳥好きなの?浄土山(立山)でさっき見たよ〜」と嬉しい情報付きの時もありました。

雷鳥目撃が多い場所で待つ

立山の浄土山や弥陀ヶ原で、早朝や夕方の時間にじっと待ったことがあります。結果的には成功しませんでした。寒いしとても辛かったのでもうこの方法はいいかな・・・。でも、冬バージョンの雷鳥を見てみたいのでまた立山でがんばろうかと思っています(笑)。

おまけ〜雷鳥グッズ

雷鳥が好きすぎて、雷鳥モチーフにしたお土産を見るとすぐに買ってしまいます(笑)。

燕山荘の雷鳥Tシャツ
立山で買った雷鳥ハンドタオル
燕山荘の100周年記念バンダナ
冷池山荘の手ぬぐい

最後に

これは自分にも言えることですが、雷鳥に会ったら静かにそっと見守りたいものですね。

燕山荘に泊まった時、社長さんの講演があり、「ヨーロッパでは雷鳥はハントされるので絶対に姿を見せないが、日本の雷鳥は人間を怖がっていない。これは日本人が雷鳥を大切にしてきたからで、雷鳥が人を敵だと思っていないことは素晴らしい。」という趣旨のお言葉がとても印象的でした。

天然記念物であり絶滅が危惧される貴重すぎる存在なのに、人が雷鳥に近づくことが許されているのは、これまで日本人が雷鳥を大切にしてきたからですよね。雷鳥側も状況が揃えば人間がいようが気にせず出てきて、人がどんどん集まってきても怖がっている様子はないし。信頼関係が構築されているのを感じます。

雷鳥保護のプロジェクトのクラウドファンディングも立ち上げられていて、微力ながら協力していきたいですが、何より山に暮らす雷鳥をこれまで通り大切に扱いたいものですね。直接的に間接的に雷鳥を脅かす行為は絶対加担したくありません。

とはいえ私も同行者に「にじりより過ぎ💢」とか注意されているんですけどね・・・

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No Mountain, No Life.

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