こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した山小屋やテント場などをレポートしています。今回は、八ヶ岳の青年小屋です。

青年小屋、飲まないけどどうだろう?
南八ヶ岳縦走時、青年小屋に宿泊しました。「遠い飲み屋」という提灯が有名ですね。
確かに名前に負けず、宿泊客のほとんどは飲みを楽しんでいました。中には、おつまみやお酒を大量に持ってきていて、登山というより飲みが目的のような方々も。
私は山ではほとんど飲酒しないため、居づらいかと思いましたが杞憂でした。談話室は酒に満ちていますが笑、別にソフトドリンクを飲んでいても違和感なしでした。
酔ってるおじ様方との会話なども楽しみつつ、結構楽しかったです。
それよりなにより、個人的には、食事がとってもおいしくて大満足でした!今のところのNo.1かも。

おかずは全部手作りだと思います。
青年小屋、飲み目的でも、単に縦走の体を休めるためでも、それぞれ自分の楽しみを見つけることができるお宿だと思いました。

今回、レンズの不調でピントが合っていない写真をたくさん撮ってしまいました。お見苦しいのですが、記録のために載せます。ご容赦を・・・。
青年小屋の予約・受付
予約は電話のみです。なるべく忙しくなさそうな時間を狙ってかけましたが、それでも通じないときもありました。焦らずまたかけなおしましょう!

HPには、歩荷中には出ませんとあります。
編笠山から下りてきて、目に入るのがこの提灯、どん!インパクト大です。

玄関を入り、靴箱や椅子、グッズがある土間にてチェックイン。特に受付というようなつくりにはなっていなく、ベルでスタッフさんを呼ぶシステムです。

スタッフさんが出てきて、お金を払い(1泊2食10000円)、説明を受けてチェックインしました。
青年小屋の部屋
客室は、6畳くらいの部屋に分かれています。自分の寝床を指定されます。

コロナ禍で甘やかされすぎたのか、雑魚寝状態に軽くテンションが落ちました笑。

ふとん1枚に3人時代とかあったんですよね。すごすぎる!
ザックは、奥の人たちは部屋の中に入れていて、私は入り口側だったので、廊下に置いておきました。
お布団は清潔で、毛布2枚と掛け布団。夜は結構冷えたので、毛布がありがたかったです。
枕には、小屋の手ぬぐいをかけ、掛け布団の首のところは不織布をかけるシステムになっていました。
青年小屋の食事
青年小屋の食堂は、談話室の奥にあります。食事時以外はぴっちり閉まっていて、入って飲んだりはできないです。
夕食は17:30、朝食は5:30と案内されましたが、少しずつ遅れました。

後で理由が分かりました。全部手作りしてるからだと思います。
テーブル分けは、部屋ごとでした。

青年小屋で一番テンションがあがったのが、食事です。見た目、手作りっぽくて嬉しくなりました。アジフライはさすがに冷凍かもだけど、他のおかずは手作りだと思います。

マカロニサラダ大好きです!真ん中の、ひじきと胡瓜の酢の物もおいしい。

ここまで、雑魚寝と談話室での肩身の狭さに軽く心が落ちていたのですが笑、この食事で一気に元気になりました。
手作りっておいしい・・・!
そして、何とデザートはシャインマスカットと巨峰!


テーブルごとに一皿で、ひとり4個は食べれました!
朝食も最高でした。なんとシュウマイは奥様の手作り。肉厚で干しエビの出汁が効いていて、絶品でした!横の黄色いおかずは甘い卵焼き。


写真が最低すぎて申し訳ないです。このレンズは処分することになりました泣。カメラを始めて最初に買った、APS-C用の標準ズーム。純正だけど中古だったので、寿命は仕方ないかな。
今まで、数々食事のおいしいと言われる山小屋に泊まりましたが、私は青年小屋のおかずが一番好みでした!
実は、チェックイン後暇なのでホットレモンを頼んだら、忙しいと断られたのです。午後3時にもなっていなかったのですが、キッチンはすごく忙しそうで、盛んに何かを刻んでいました。
その時はやや不思議に思ったのですが、食事時になり、ああ、全て手作りしてるからあの時間から忙しくされていたんだ、と合点がいったのでした。
青年小屋の施設・サービス
青年小屋には、談話室がふたつありました。食堂横と玄関を入ったところです。どちらにもこたつがあって、飲んでいる方楽しそうでした。

乾燥室はなかったですが、談話室の横にハンガーがあるので干せます。

気になる水回り。トイレは旧式で男女兼用でした。でもとても清潔。ペーパーは箱がなかったので落としました。

でも実は、とてもきれいなバイオトイレもあったのです。私は気づかなかったのですが、同室の人に教えてもらって行ってみたら、別世界笑。
匂いなし、簡易水栓。ペーパーは箱へ。



電気が十分でないと、クローズされます。
旧式トイレは男女共用(女性専用1個あり)ですが、バイオトイレは男女別ですので、気になる方はバイオトイレへGoです!
洗面は、玄関近くにありました。蛇口がひとつしかなく、皆さんで譲り合って使います。歯磨きOKです。


手洗いせっけんはありません。
青年小屋全体で言えることは、発電機が故障しているか節約しているかの理由で、電気の供給が制限されていること。
そのため、スタッフさんはヘッデンで夕食の準備をされていました・・・。
また、水も不足していて、水の販売やミネラルウォーターの販売ができないため、必要ならテン場の水源まで行ってくるようにとのことでした。徒歩で15分くらいかかります。
でも、お湯は販売していただけたし(100円)、あとは持参している水で問題なく過ごせました。

私のサーモスは900mlで2倍払うつもりでいたら、100円でOKとのことでした。お湯は中央のストーブでぐらぐら湧いていて、熱々です!
青年小屋での電波状況・充電
携帯は圏外でした。充電は、コンセントを使ってよいと言われました(無料)。
ただ、発電機が回っている時だけで、そしてとても数が少ないため、戦略的行動が必要です。


延長コードを持ってきてくださるなど、気遣いを感じました。
青年小屋の特徴〜談話室が広く飲み会をしやすい。食事は手作りで美味。少人数運営なので限界はあるも、おもてなしを感じる宿

青年小屋の食事のおいしさは本当に感動しました。山で手づくりの焼売が食べられるなんて、びっくりです。今のところ食事No.1の小屋になりました。
少人数で運営されているようで、大規模小屋のサービスのようには行きませんが、それでも延長コードを持ってきて頂いたり、お湯は熱々を分けて頂いたり、気遣いを感じる場面が多々ありました。
談話室は飲みの方々で盛況なので、もしそういった空気が苦手なら、外にベンチがたくさんあるし、何ならブランコまでありました!
また、ご飯を食べに泊まりにいきたいです。
余録〜テント場の様子

テント場は、小屋の裏手にありました。平地で立てやすそうに見えました。
トイレは、外になります。水場は10分ほど歩かなくてはなりません。
私がチェックインしていた時、テント泊の人も受付していて、「4時以降は忙しくてビールを販売できないので・・・」みたいなことを言われていました。
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