八ヶ岳

暖炉とビュッフェが楽しみ!清泉寮(新館)に宿泊

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八ヶ岳

こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した山麓の宿などをレポートしています。今回は、清里の清泉寮です。

清泉寮に宿泊するなら、新館と本館、コテージもあるけどどれにしよう?

清里にある清泉寮は、昭和初期にキリスト教系の自然学校として創建された由緒ある施設です。戦争や火事を乗り越え、現在の姿に生まれ変わっています。

清泉寮には本館、新館、コテージがあって、どこに宿泊しようか迷います。コテージは本館施設から少し外れた森の中にあり、車を横付けできます。大家族やグループでの滞在ならコテージが楽しそう。

本館と新館の違いは新しいか古いかだけ。本館の料金は少し安くなっています。ただ本館に宿泊すると、大浴場が少し遠いです(新館のはしっこにあるため)。

冬に清泉寮の新館に泊まるのが私の恒例行事。その理由は暖炉です!海外暮らしでなつかしいもののひとつが冬の暖炉なのです。薪ストーブではなくて、いわゆる暖炉。

日本で暖炉がある(そして自由に火を起こしてOKという)宿泊施設、私はここしか知りません。

今年も清泉寮の新館で暖炉を楽しんで来ました!

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清泉寮のアクセス

JR小海線の清里駅から、清泉寮のお迎えバスが利用できます(要予約)。グリーンシーズンの間は清里ピクニックバスも出ています。

くっかばら
くっかばら

清里ピクニックバスの運行日は限られているので注意です。

お迎えバスは本数が少ないので、私は清里駅からハイキングコースを歩いて行くことにしました。

まず線路を渡り、清泉寮の大きな看板があるあたりから聖アンデレ教会へ(標識あり)。教会の裏手から、吐竜の滝へハイキングコースが続いています。滝を過ぎて沢沿いを歩くと、清泉寮に到着。約2時間ほどの行程です。道は程よく整備されていますが、急登や滑りやすいところもあるので登山靴がベター。清里観光振興会のマップを参考にしました。

聖アンデレ教会
吐竜の滝
くっかばら
くっかばら

清里駅から車道を歩けば、清泉寮まで30分です。

清泉寮の予約・受付

予約はHPか電話で可能です。私が予約したのは、新館の暖炉付きルーム、1泊2食のスタンダードプラン、ひとり21750円。平日なので少し割安です。キャンセル料は7日前から10%で、以後段階的に増加します。

新館と本館は少し離れていて、数分の歩きです。車の人は新館前の駐車場に横付けできて楽ですね。

ロビーには暖炉とソファがあって寛げます。コーヒーマシンもあって自由に飲んでよいし、本もたくさんあります。

新館のロビー
ステンドグラスがきれいな受付

受付ではスタッフの方が感じよく、館内の説明をしてくれました。

清泉寮(新館・暖炉付き)の部屋

リビング

暖炉付きルームは広く、なんと52平米!東京の狭い賃貸住宅に住んでいると広さに戸惑ってしまいます笑。

リビング、ベッドルーム、独立したバスルームと洗面所。全て内扉で仕切れます。ベランダも素敵!

ベランダ。南向きで気持ちよい
ベッドルーム
お風呂。窓が開きます!
洗面所

部屋の浴室はベランダに面していて、窓をあけることもできます。連泊して昼間からお風呂にゆっくり入ってみたいです。アメニティは必要なものを受付横のアメニティバーから取ってくるスタイル。部屋着はベッドに置いてありました。

そして、お楽しみの暖炉!部屋にはすでに薪がおいてあり、受付で新聞・マッチが入った暖炉セットをもらえます。早速火をつけてみました。

薪は少し燃えにくく、樹液や水が出てきます。でも一度つけばもう大丈夫。ベッドタイムまで楽しめるくらい十分の薪が置いてあるので、じゃんじゃんくべていきます。寝る前には一応燃えている薪をばらしておきました。

火の付け方は部屋に説明書きもあります。暖炉といえば焼きマシュマロ。お好きなら受付で購入できます。

早めに夕食を終え、暖炉のそばで過ごす時間はもう最高です!本当に癒やされました。

清泉寮の食事

清泉寮では、食事の提供スタイルが平日と週末で異なります。月〜木はメインを選べて、前菜・デザートだけがビュッフェ。金・土・日は全てビュッフェになります。ただしグリーンシーズン中はいつでもビュッフェです。

ビュッフェは本当は少し苦手。でも清泉寮のものは楽しみにしています。品数も多くて味付も良く、ジャージー牛乳や地元の野菜を使ったメニューが多いからです。前菜は虹鱒のマリネや、キャロットラペ、バーニャカウダ、かぶのサラダ、マッシュルームのスープなど、盛りだくさん。

前菜からスタート!

メイン料理のほうも、鰤の幽庵焼きといった和風メニューや、ジャンバラヤ、キーマカレーとバラエティに富みます。だんだん苦しくなってきて写真を撮り忘れました。

デザート(これだけではありません!)

デザートの豊富さも楽しみのひとつです。つぼに入った白いプリンは、ジャージー牛乳を使用したもので、絶対外せない。その他、アールグレイゼリーや黒ごまプリンなどもおいしいし、ジャージー牛乳を使ったチーズケーキや、栗のタルトといった焼き菓子も迷うほどあります。

いつもは登山のために体重が増えないよう節制しているのですが、清泉寮に来たときは自分を開放します(笑)。はちきれる寸前まで食べました。幸せ・・・。

ビュッフェは飲みメニュー寄りなのでお酒も行きます!様々選べますが、私は八ヶ岳ビールのピルスナーが好み。

新館のダイニング

朝食は常時ビュッフェです。洋食と和食があります。メニューは比較的オーソドックスなもの。ジャージー牛乳を使った自家製ヨーグルトなど、ホームメイドが多いのが嬉しいです。

今回の朝食でとても気に入ったのが、ジャージー牛乳に浸したフレンチトースト(上の写真の右側)。しっとりとして何個でも行けます。

夕食は18:00から、朝食は7:30からでした。ビュッフェなので時間制限があって、夕食90分、朝食60分です。

食堂へはドレスコード(洋服・靴)があるのでご注意を。

清泉寮の施設・サービス

嬉しいことに清泉寮には大浴場があります。場所は新館の奥なので、本館の人は渡り廊下から来なければなりません(屋根がついています)。

大きな浴場で、岩風呂の露天と内風呂がひとつずつ、露天風呂は少しぬるめ、内風呂は熱め。南アルプスを眺めながらぜいたくな湯浴みです。木立に小鳥がやってくるのもかわいらしい。

女性露天風呂
女性内風呂
くっかばら
くっかばら

温泉ではないけど十分気持ち良かったです。

脱衣場にはアメニティや冷水があります。クレンジングや洗顔料、ローションの類もあり。貴重品ロッカーもあるから安心です。

女性脱衣場

清泉寮の特徴として、ショップが敷地内に点在しています。本館に隣接したレストラン・ショップの他、向かいの清泉寮ジャージーハットにはパン工房や足湯もあります。

くっかばら
くっかばら

パン工房のパンはとてもおいしいです!人気すぎてすぐに売り切れてしまいます・・・。

少し離れたファームショップでは、ジャージー牛乳を使ったドリアやチーズケーキ、ソフトクリームが楽しめます。いつもソフトクリームなので、今回はシフォンケーキ(550円)にしてみました。

シフォンケーキ
ジャージーハットと富士山

清泉寮での電波状況

宿にはWifi接続があり、何もしなくても自動でつながりました(以前宿泊したからかも)。もちろん充電は問題ありません。

清泉寮でのアクティビティ

ハイキング

清泉寮のまわりには、軽めのものから本格的なものまで、ハイキングコースがたくさんあります。

軽めにしたいなら、清泉寮のコテージエリアまわりのコースがおすすめです。全体的に平坦で歩きやすく、ファームショップに寄ってソフトクリームを食べながら富士山の眺めを楽しむことができます。ルートがたくさんあるので、所要時間も好きに組み立てられます。

ファームショップから、野辺山・奥秩父方面の眺め
コテージエリアまわりのトレイル

少し重めに歩くなら、吐竜の滝から、川俣渓谷を遡上して東沢大橋まで歩くコースがおすすめです。所々通行不可になっている箇所があるので確認しながら歩きましょう。東沢大橋は紅葉の名所。赤岳をバックに素晴らしい景観が楽しめます。靴はしっかりしたものを履いていくほうがいいです。5−6時間要するので、食べ物の準備があると安心。

東沢大橋と赤岳

付近のハイキングの中で横綱級なのが、「八ヶ岳横断歩道」です。小淵沢からタクシーで観音平(編笠山の登山口)まで行き、八ヶ岳の南麓を横切って美し森まで続くコース。全長は16kmに及びます。途中でショートカットして体力に合わせた組み立ても可能です。ざれた斜面の通過などもあるので、登山装備で望むほうがいいです。山中にはトイレ・売店はないので食料も持って行きましょう。

八ヶ岳横断歩道ハイキング(観音平から八ヶ岳牧場まで)の記事はこちら↓

八ヶ岳横断歩道を日帰りハイキング【↑観音平↓清泉寮】
10月終わり、赤岳登山のついでに八ヶ岳横断歩道を歩いてきました。長い行程でしたが紅葉が続く美しい道でした。八ヶ岳ブルーと合わさって秋のひだまりハイクを堪能しました。途中、大きなカモシカにも遭遇してびっくりでした。

登山

清里ってあまり登山と結びつかないイメージがありますよね。実は山に囲まれているので登山にも便利な場所なのです。

私の恒例は、赤岳登山です。清里側からは県界尾根・真教寺尾根という岩稜の険しい尾根を登る必要があります。どちらの尾根も鎖場が連続し、登るのも下るのも大変!でも楽しいルートです。車・タクシーを使えば清里から日帰りできます。

清里側からの赤岳登山のレポートです↓

初冬の赤岳を県界尾根から前泊日帰り登山【県界尾根↑真教寺尾根↓】
10月下旬、八ヶ岳の赤岳を清里側からのルートで登りました。県界尾根で登り真教寺尾根で下る難易度高め(山のグレーディングD)の日帰りルートです。すでに雪がしっかり積もっていて鎖場での難易度がさらに上がり苦戦しましたが、このルートと時期は静かな山歩きが楽しめます。

清里からは、奥秩父の瑞牆山や金峰山へも近いです。交通機関はないので車限定になります。金峰山登山のレポートはこちら↓

金峰山で涼しい日帰り登山【廻り目平から周回】
奥秩父にある金峰山は2500mと標高が高くアルペンムードのある山です。東京から電車・バスでアクセスができ日帰り可能な山ですが、金峰山小屋に泊まったり廻り目平でのテント泊と組み合わせるのも楽しみな山です。

今回はリハビリ中の同行者の希望で、清里駅から歩ける飯盛山に登りました。往復4時間くらいの気軽に登れる山です。飯盛山登山のレポートはこちら↓

八ヶ岳・南アルプスの展望台、飯盛山(清里)を日帰り登山
飯盛山は、清里駅から2時間弱で気軽に登れる山です。野辺山駅にも通じているので、駅・駅で歩くことができます。登山道はよく整備されストレスはありません。山頂からは八ヶ岳、南アルプス、富士山の遮るもののない眺めが楽しめる、展望台のような山です。

その他〜体験学習や清里テラス

清泉寮では、自然の体験プログラムがたくさんあります。お子さんと一緒ならぜひチェックして楽しみたいところ。

敷地内にはやまねミュージアムやポール・ラッシュ記念館(清泉寮の創設に関わった方)もあります。私は行ったことがないのですが、やまねの生態や歴史を学ぶのは楽しそう。やまねミュージアム入館記念にもらえるピンバッジがかわいい!

少しおしゃれなところへ行きたいなら、美し森の上にあるスキー場、サンメドウズ清里が運営する「清里テラス」です。リフトで1900m付近まで上がれ、夏は涼しい!素敵なソファが草原にたくさん置いてあって、野辺山高原や富士山を眺めながらのんびりできます。レストランやカフェで地元食材を使ったバーガーやカレーなどを食べる楽しみも。

星空観察に適した夜なら、敷地内でも素晴らしい星空が広がります。車を持っている人なら少し敷地を出るだけで最高の星空観察ができると思います。

清泉寮の特徴〜部屋で暖炉が楽しめる、ビュッフェも品数豊富でおいしく、自分なりの楽しみが見つかる宿

清泉寮の新館で暖炉を楽しむと冬だな〜と思います。芳しい薪の香りが部屋中に漂い、パチパチと音がし・・・至福の時間を過ごせます。

ジャージー牛乳や地元食材を使ったメニューが豊富なビュッフェも楽しみ。元来の食い意地が押さえられなくなります。

木立の見える部屋でのんびりしていてもいいし、軽いハイキングもよし。本格登山も出来る。清里テラスでおしゃれに過ごすのも楽しい。自分なりの楽しみを見つけることができるお宿です。

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No Mountain, No Life.

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