こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介しています。今回は、茨城の高峯です。

高峯の山桜、パッチワークの見頃は?アクセスは?
里山が美しい季節になりました。山桜や新緑、もう少し進むと田植えの終わった田圃。日本の原風景のような景色を探してよく出かけます。中でもお気に入りなのが、茨城の高峯です。
高峯には数千本の山桜が自生していて、春には桜花の薄桃色、花が落ちた後の若芽の赤色、木々の芽吹きのもえぎ色が美しいパッチワークのようです。見頃は年々早くなっています。今年は4月早々の訪問で、ちょうど見頃でした。
アクセスは少し不便。JR水戸線の羽黒駅か岩瀬駅から徒歩かタクシーになります。里山までは徒歩でたっぷり1時間はかかります。

車の人は、近くに無料駐車場があります。
のどかな里山の風景に心も軽くなる春のハイキングです。
高峯へのアクセス

東京からは常磐線か宇都宮線から水戸線へ乗り換えます。行きは常磐線特急「ときわ」に乗車、友部駅から水戸線乗り換え。帰りは水戸線で小山まで行き、宇都宮線を利用しました。
パッチワークの眺めが楽しめるのは、山裾の里山です。JR羽黒駅から5kmくらい距離があります。前回行ったときは駅から歩きました。
今回はお隣のJR岩瀬駅から、巡回ワゴン「ヤマザクラGoミニ」を利用しました。平日のみの運行、1回100円。地域の方のためのインフラなので観光客が乗れるかどうか疑問で、だめそうなら歩くつもりだったのですが、無事乗せて頂けました。

ヤマザクラGoミニの運行は、今年の9月で終了するようです。残念。

乗車したら、降車する停留所を運転手さんに告げ、100円を払います。山桜のための運行ではないので、一番近そうなところを調べておき、「間中」という地域で降車しました。

車の人は、里山のあちこちに駐車場があります(多分無料)。山桜ハイキング&高峯登山のスタートは「保ちゃん広場」の駐車場が最寄り。「平沢公民館」に駐車して山裾からの眺めを楽しみつつ歩いてもいいと思います。
桜絶景ポイントへ
間中という地域で巡回ワゴンを降り、農道を歩いて行きます。なんとものどかな風景で、何度来ても好きな里山です。

農道を10分ほど歩いて行くと、スタートポイントの「保ちゃん広場」が見えてきました。

広場を過ぎるとすぐに、最初の桜絶景ポイントがあります。ベンチがあるのですぐわかります。

このあと桜絶景ポイントは数々あるのですが、私はこの最初の絶景ポイントが一番気に入りました。農家の前にパッチワークの山肌。ちょうどお昼時で、地元の方がお花見ランチをしていました。


三叉路に当たると「ガーデンカフェきくち」があり、おにぎりや飲み物、草餅、農産物などを販売しています。おばあさんがきりもりしていました。いろいろ買いたいけど高峯へ登るつもりなので、草餅にとどめました(300円)。きなことあんこが選べます。私はきなこ。


林道歩きの最初の半分は眺めもなく辛く感じます。それでも時折、桜が咲いていて癒されます。「だいだら坊背負石」というポイントを過ぎ、第一展望台に着きました。ここまで30分くらい。

第一展望台からは里山を一望できます。棚田に水が入ったら素晴らしい景観になりそう。

第一展望台と第二展望台の間に、次の桜絶景ポイントがあります。桜のパッチワークを間近に眺められ、絶好の撮影ポイントです。


薄桃色は山桜の花、もえぎ色は木々の新緑、では赤色は?実は山桜の若芽なのです。最初みたときはもみじかと思いました。

この絶景ポイントから15分ほどで第二展望台につきます。ベンチやテーブルがたくさんあるのでランチ休憩にぴったりです。



途中、ハイキングコースのように見えるマウンテンバイク専用コースがあるので、入り込まないように注意です。第二展望台や高峯登山口まではずっと車道歩きになります。

第二展望台まで、写真を撮りながらゆっくり歩いて1時間でした。桜が目当ての人はここまでで十分だと思います。
帰り道、もうひとつの絶景ポイントへ寄りました。平沢公民館の近く、高峯の山桜を里山から眺める絶好のスポットです。「山桜絶景の碑」には四角い穴があいていて、ここから高峯を覗いて写真を撮ってみました。


山桜を堪能した春の里山歩きもそろそろ終わりです。最後に、平沢公民館周辺から高峯を撮影しました。

平沢公民館からヤマザクラGoミニに乗って岩瀬駅へ帰りました。

平沢公民館のトイレは個室が1つ、水洗でとてもきれいです。
高峯登山
第二展望台から車道をさらに進むと、高峯への登山口に出ます。高峯山頂へは1時間弱です。危険箇所もなく気持ち良い尾根歩き。とはいえかなりの急登、落ち葉で滑りやすいです。



40分ほど登ると、広場のような場所に出ます。里山が一望でき休憩にぴったり。前に来た時は、パラグライダーが飛んでいるのを見ました。

山頂はまだ少し先。山道をいったん下り、登り返して行くと、10分ほどでテーブルがある場所に出ます。山頂標識はないのですが、(多分)ここが山頂です。

東側の仏頂山へ縦走して行けます。あまり人が入っておらず、アップダウンも厳しそうな道。そちらへは行かず、先ほどの広場へ戻ります。
山頂付近から南へ折れる道を行けば、里山へ直接降りて行けて多少ショートカットになります。以前そちらから下山した時にはちょっと暗めであまり楽しくなかったので、今回は同じ尾根道を辿り、車道歩きで下山しました。


里山へ直接降りる道は、標識が朽ちかけていて頼れません。
高峯登山コースには山桜の眺めはないし広場以外に眺望もないのですが、終始気持ち良い尾根道で良いトレーニングができました。
アクセスとデータ
アクセス | ◯ | JR水戸線岩瀬駅または羽黒駅から徒歩・タクシー 巡回ワゴン「ヤマザクラGoミニ」は今年終了予定 |
難易度 | ◯ | 山桜鑑賞のための第二展望台までなら、車道歩きのみ その先の高峯登山には登山靴推奨(スニーカーでもなんとか) |
トイレ | ◯ | 岩瀬駅、平沢駐車場にあり |
データ | 高峯登山は林道入口から片道2時間強 | |
その他 | 林道入口の「ガーデンカフェきくち」ではおにぎり、草餅、飲み物などが買える 食事どころは駅周辺にあり |
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