北アルプス

徳沢ロッジに宿泊

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北アルプス

こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した山小屋やテント場などをレポートしています。今回は、上高地の徳沢ロッジです。

徳沢ロッジ、評判は?

徳沢ロッジには相部屋もあって一応山小屋の位置付けです。松本市が運営していて、上高地アルペンホテルや上高地食堂も同系列です。

徳沢ロッジはとても評判の良いお宿。まずは立地が素晴らしく、上高地から6kmほど離れていて美しい林の中にあるので、静けさが楽しめます。朝は木立にたくさんの鳥がさえずり桃源郷のよう。まわりにはニリンソウが群生していて、訪れた時はちょうど咲き始めでした。

近くには井上靖の「氷壁」に登場することで有名な徳澤園や、徳沢キャンプ場もあります。このキャンプ場は草地の上にあってとても居心地が良さそう。槍・穂高・蝶ヶ岳から下山してきた登山者は徳沢で休憩することが多く、昼間は賑わいます。

くっかばら
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徳澤園と言えば、私にはソフトクリーム!ピザも!

今回、パノラマ銀座縦走の終わりに宿泊しました。縦走後のぼろぼろの状態で徳沢ロッジへ駆け込みましたが、素敵な山小屋で疲れがすっかり取れてしまいました。

徳沢ロッジの周りにニリンソウがたくさん咲いていました。ピンクのニリンソウも
くっかばら
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2022年、ゴールデンウィークに訪れました。

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徳沢ロッジの予約・受付

徳沢ロッジの予約はWebで行えます。予約した部屋は1人18000円キャンセル料は2日前からかかります。山小屋カテゴリーなのでキャンセルしやすくなっているのだと思いますが、複数日の予約をしないようサイトにお願いがあります。

実際泊まってみて思ったのですが、本当に客室・収容人員が少ないんですよね。これは複数押さえられたらすぐに満室になってしまって困りますね。

靴箱は入り口にあります。名札をつけるための札とペンが置いてありますが、私の縦走後の靴は汚すぎて多分大丈夫(笑)。それにしても山小屋で靴がなくなるというのは経験したことがないけどまれに聞きますね。取り違えかもしれないけど持って行かれたほうは悲劇すぎます。

くっかばら
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ロッジの裏手に水道とブラシがあって、そこで靴を洗わせてもらえました。

受付では、支払いにクレジットカードが使えました。色々説明してもらってチェックイン完了。受付前には売店があって基本的なもの(レインコートやガス缶、お菓子など)やグッズを売っています。グッズは上高地のものが多かったです。あとはハンドメイドっぽいお財布やキーホルダーがかわいかったです。飲み物の自販機もあります。

チェックアウト後、受付で荷物を預かってもらうこともできます。早出する人は20:00までに預けておく必要があるので注意です。

徳沢ロッジの受付と売店

徳沢ロッジの部屋

徳沢ロッジの部屋は個室か相部屋かで大きくわかれ、個室にはベランダ付き、トイレ・洗面付き、和室など4種類あります。私は一番ベーシックな洋室(ベランダなし、トイレ・洗面なし)に泊まりました。山小屋なのでテレビはないですよ〜。でもお茶と、浴衣、丹前、フェイスタオル、歯ブラシがありました。コンセントもあるので充電できます。

徳沢ロッジ、宿泊した部屋

なお、バスタオルは置いていないので注意です。使いたい人は受付でレンタルします(確か300円)。私は面倒だったので持ってきたフェイスタオルと部屋のフェイスタオルで済ませました。

部屋の窓は網戸付きなので、開け放して気持ちの良い空気を楽しみました。

徳沢ロッジの食事

食事は1回制で、夕食は17:30からでした。メインはビーフシチューで、お肉がほろほろ。マスのお刺身も嬉しい。飲み物はキャッシュオンデリバリーです。地ビール、ワイン、日本酒、ソフトドリンクなど色々ありました。私は縦走終了を祝してきんきんに冷えた生ビール(800円)!食事中にお金を触らなければならないのですが、テーブルにはアルコール消毒がきちんと準備されていました。

徳沢ロッジの夕食

朝食は7:00から。これは登山者にはちょっと厳しいかも。でも早出する場合はお弁当にしてくれるはずです。朝食もとても美味しかったです。特に赤かぶの漬物がすごく美味しくて、買って帰りたかったほど(売っていないですが)。デザートのわらび餅?もおいしかったです。

くっかばら
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このお弁当、中華ちまきで美味しいという評判を聞きました。

徳沢ロッジの朝食

朝食前にはロッジのまわりを散歩したのですが、これが最高でした。木立から鳥のさえずりがたくさん聞こえて本当に癒されました。

徳沢ロッジのサービス・施設

徳沢ロッジで一番気に入ったのは、暖炉のあるラウンジ。ロッジ自体も木造で全体的に広めな造りですが、ラウンジがまた広くて木材の使い方も素敵。とてもゆったりと過ごすことができました。読み物も用意されています。実際、多くの宿泊者がラウンジでくつろいでいました。

徳沢ロッジのラウンジ

ラウンジは消灯時間の21:00まで開いていますがラストオーダーは20:00。朝は6:30からオープンだったので、朝食前にコーヒーを飲みました(400円)。濃いめのエスプレッソがおいしかったです。

朝食前にエスプレッソ
カフェメニュー。シフォンケーキが気になる

徳沢ロッジではお風呂に入れます。洗い場と湯船は広く、縦走の汚れと疲れを流してさっぱりすることができました。あまり混んでいないですが、テント泊の人の外来入浴もあります。入浴時間は15:00から20:00まで。ドライヤーは2台ありました。

部屋にトイレ・洗面がないタイプだったので、共用のトイレ・洗面を利用しましたがとても清潔で全く問題ありませんでした。特に女性トイレ入り口には暖簾がかかっていたり、洗面が4つあったりして(男性は2つ)、配慮を感じました。また洗面所の奥には「徳沢のおいしい水」のウォーターサーバーがあって、飲み水には困らないのが嬉しかったです。

共用のトイレ・洗面所(右の暖簾がかかっているのが女性用)

徳沢ロッジの電波状況

ドコモは問題なく4Gが入りました。ロッジのWiFiが使えます。

徳沢ロッジの特徴〜ロケーションが最高、山小屋カテゴリーながら施設・食事は旅館並みのクオリティ

徳沢ロッジ、評判どおりとても素敵なお宿でした。一応山小屋カテゴリーなので、バスタオルがない、ゴミは持ち帰るなど都会基準では不便なところもあります。でもそんなことを忘れるくらいのロケーションだと思います。個人的には鳥の合唱を聞きながらの朝の散歩が最高でした。

施設は小綺麗で、お風呂も入れて、食事もとても美味しい。これを山小屋と言って良いのかと思うくらいです。

時間があれば観光の方もぜひ徳沢まで歩いてみて欲しいです。昼間は登山者で混むのでできれば一泊すると本当に静かなひとときが過ごせること請け合いです。私も、もっと年をとって槍穂高が無理になっても徳沢までは来ようと思います。

ちなみに徳澤園の横に、「徳澤ベース」なる新しい建物が立っていました。木造の素敵な建物。HPで確認したら、徳澤園の宿泊客と「ぶらキャン」参加者(多分手ぶらでキャンプ?)のためのラウンジ・自炊スペースということです。

新しくできていた徳澤ベース
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No Mountain, No Life.

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