こんにちは、くっかばらです。いよいよ夏山シーズンですね!
今年は雨が少ないような気がします。でもなぜか私の山行計画は雨で流れがち。7月初めに計画していた毎年恒例の東北遠征、今年は鳥海山・月山を予定していたのですが、雨予報で見送りました(泣)。
そういうわけで最近めぼしい登山をしておらず、登山レポートの代わりに、先日購入したカメラのレビューをしたいと思います。
そのカメラとは、SonyのVLOGCAM ZV-E10 IIです。

やっぱりSonyになってしまう。他社製にも興味はあるのですが、操作を覚えるのが面倒で。
VLOGCAM ZV-E10 II が欲しかった理由
少し前に、サブ機であるサイバーショットRX100M7のレビューをしました。

実はその後、RX100M7を撮影に持ち出すことが著しく減ってしまいました。RX100M7が記録媒体としてとっても優秀なのは間違いないのですが、コンデジの違和感が否めず・・・。
特に、電源オンにしてからレンズが開くまで、間があるのが辛いです。一眼だったらオンにしてすぐ撮影できます(撮影の設定がちゃんとしてあれば、ですが)。


RX100M7は、本当に荷物を軽くしたい縦走時には大活躍間違いないです。
それで日帰り登山にはメイン機を持ち出していたのですが、やはり重いためAPS-C機が欲しいな・・・という思いが消せず、色々検討。最近は登山の動画撮影もするようになったので、動画機能が充実しているVLOGCAMに決めました。


遅まきながらYouTubeデビューしております笑
VLOGCAM ZV-E10 II の使用感と好きな点


VLOGCAMのレンズキットはなかなか魅力的で迷いましたが、ボディのみで購入。価格はα6400より少し高い程度でした。
合わせて購入したレンズは、APS-C用の18-105mm、F4通しのGレンズです。
ダブルズームレンズキットにすればもっと安く買え、しかも16mmから210mmまでカバーできるのですが、1本で広い焦点域をカバーすることにこだわりました。


登山がメインなので基本は広角。動物撮影は、105mmあれば雷鳥・オコジョくらいなら行けます。
購入して1ヶ月、これまで街で1回、山で2回使いました。使用感はとても良く、かなり気に入っています!
以下、気に入っている順に良い点をレポートします。
軽量


本体だけだと、なんと300gを切る軽さ。後述するようにバッテリーはα6400より大きいのですが、バッテリー込みでも377gとα6400より軽いです。
私が選んだレンズは427g、他のパワーズームレンズより大きくて重いです。それでも全部で804gと、フルサイズ機+レンズよりは相当軽くなります。
慣れているせいか、首にかけて歩いても重さはあまり感じません。


10-20mm F4(178g)とか、パンケーキ16-50mm F3.5-5.6(107g)を付ければ、もっともっと軽くなります。10-20mmは次に狙ってます笑
静止画がα6400とほぼ同じスペック
センサーはα6400と同じAPS-Cで、画素数も約2700万画素とほぼ同じ。
静止画を撮影した感じも、α6400に比べて遜色ない感じがします。素材やレンズ、設定が違うのですが、一応、寄り画を使って比較してみます。
α6400で撮影↓


VLOGCAM ZV-E10 II で撮影↓


サイバーショットRX100M7だと、ぼけ感がいまいちでしたが、APS-Cだとさすがにきれいにぼけます。
パワーズームレンズの選択肢が充実
動画撮影に必須とも言えるパワーズーム。現状、Sony純正のAPS-Cフォーマットでは、4つの選択肢があります。
上述のように、私はキットレンズではなく18-105mm F4を購入。次に欲しいなーと思っているのが10-20mm F4です。
メイン機のパワーズームを買うことも検討したのですが、フルサイズ機のパワーズームはひとつしかなく、超重くて(1キロ超え!)、高い!
本体は買わず、フルサイズ機にAPS-Cフォーマットのレンズを付けてもいいのですが、画素数がAPS-Cに合わせて落ちるそう。
なら、本体も軽いほうがいいと考え、本体+レンズの購入となりました。


普通のズームレンズでも手で回せばいいのですが、ズーム速度が安定しない。Sonyの店員さんは、ズームリングを自作する方法を教えてくれましたが、面倒すぎた笑
パワーズーム、楽すぎて泣きそう。ズーム速度も変えられるし、本当に買ってよかったです。
Creator’s Appが使える
地味に便利なのが、Creator’s Appに登録できることです。
これはSonyのアプリで、カメラを登録しておくと、撮影した画像をスマホに転送できたり、スマホをレリーズのように使ってリモートでシャッターを押せたりします。
サイバーショットRX100M7もα6400も登録できなかったので、嬉しい。特に画像の転送は、撮影したものを誰かに送りたいときや、即インスタにあげたいときなんかに本当に便利です。
強力手ブレ補正(動画)
動画の機能として、アクティブ手ブレ補正があります。これは本体自体についているもの。
α6400同様、静止画には手ぶれ補正がなく、レンズの手ぶれ補正のみとなります。
アクティブ補正にするとクロップされるので、画角がやや変わってしまうものの、歩きながらの撮影には必須かと思います。


ジンバルがあればベストですが、ジンバル持っての撮影って、なんかプロっぽすぎて・・・笑
動画に特化した機能
VLOGCAMと言うだけあり、動画に便利な機能が満載です。
まず、ボタンが押しやすいです。動画撮影開始・停止ボタンは大きめ、そして静止画・動画・スロー&クイックはスライド式に変えられて便利です。ズーム調節も人差し指でらくらく。


イヤホンジャックやウィンドスクリーン(上のふわふわしたもの)も搭載。
動画時にもリアルタイム瞳AFが稼働し、人・動物・鳥にピントを合わせ続けてくれます。
バッテリーがα7M4と同じ


購入後に気づいた点なのですが、バッテリーがメイン機であるα7M4と同じ、NP-FZ100です。
メイン機と入れ替えて使えたりするので、これが地味に便利。
とはいえα6400のACアダブター充電可能な点はよかった。VLOGCAM ZV-E10 II はメイン機同様、USB給電しかできません。
Type-C対応
α6400はUSBマイクロ端子でした。VLOGCAM ZV-E10 II はType-C対応で、時代の流れに沿ってますね。
私はiPhone SEユーザーで、まだType-Cの恩恵を受けていないので、今後携帯もType-Cに揃ってきたら便利だろうと思います。
バリアングルモニター


α6400は、モニターがチルトでした。上下に角度が変えられるものです。
VLOGCAM ZV-E10 IIはα7M4同様、バリアングルモニターです。横に出して角度を変えたり、ひっくり返したりできるものです。
自撮りする場合は便利と聞きますが、私はほとんど自撮りをしないのでよくわかりません。でも、ローポジションで歩きながらの動画撮影では便利な感じがしました。
VLOGCAM ZV-E10 II のちょっと?な点
かなり気に入っているVLOGCAM ZV-E10 IIですが、気になる点がないとは言えません。私にとってはたいした点ではないのですが、一応レポートします。
ファインダーがない


VLOGCAM ZV-E10 IIで一番辛いのが、ファインダーがないことです。
α6400では、機体の左側にありました(今、ふわふわのウィンドスクリーンがある所)。静止画を撮影する場合、特にマニュアルフォーカスで撮影する場合には、ファインダーでのぞいてピントを合わせるのが好きですが、これができません。
モニターで確認しますが、本当にあっているのかよくわからない(老眼かも泣)。
本気の静止画撮影はメイン機でするので、記録ができればよしとしています。
モードダイヤルがない


モードダイアルがないのも特徴です。これは慣れるのがちょっと大変でした。手が右上のつまみを、つい探してしまう。
風景写真がメインの私は大体Aモードにしていますが、突然動くものを撮りたくなったときとか、素早くSモードにしたい時があります。
VLOGCAM ZV-E10 IIではメニューまたはファンクションを開いて変更しなければならないのが、ちょっと苦痛。
動画機能にボタンを開け渡したゆえのマイナス点だと思います。
外観がちょっと安っぽいかも
VLOGCAM ZV-E10 IIのカラーは、黒と白の2色。私は白を選びました。
ボディは樹脂製なのか、見た感じがちょっと安いっぽいのは否めません。α6400の見た目は合金ぽかったので。
個人的にはあまり気になりませんが。
アンチダスト機能がない
α6400は、電源OFF時のアンチダスト機能がありました(自ら震えてほこりを落とすらしいです)。
一方でVLOGCAM ZV-E10 II にはアンチダスト機能はついていません。レンズ交換時にはセンサーが剥き出しになるので注意しなければなりませんし、もしほこりがついたらブロワーが必要です。
VLOGCAM ZV-E10 IIでの撮影では、レンズ交換することが現状ないため、特に困ってはいません。
私が使っているブロワーはこれ。安いけど十分です。
暑さに弱いらしい
Sonyの店員さんに言われたのがこれ。暑いと動画撮影がすぐダウンするらしいです。
仕様を見ると、使用温度範囲が0℃ー40℃になっています。寒さに弱いのはα6400で体験済みでしたが、暑さもだめなのか・・・。真夏の撮影は注意ですね。


雪山などでは、交換バッテリーを体温で温めて対応していましたが、暑さはどうすればいいんだろう・・・。
APS-Cセンサーならではの弱点
購入したレンズの広角側は18mmですが、これはフルサイズ換算なので、APS-Cでは約1.5倍になります。なのでだいたい27mmくらい。
撮影していて、もうちょっと広角をカバーしたいな、と思うことが時々あります。でもこれはAPS-C機では仕方ないことなので、織り込み済み。
次に狙っているレンズの10-20mmでは15mmくらいカバーできるので、早めに買ってしまおうかな笑。
まとめ
VLOGCAM ZV-E10 II、静止画もα6400同様のレベルで楽しめるし、動画も撮影しやすいし、とても満足して使えています。
とにかく軽いのは正義!これからの登山のお供に決定です。山にメイン機を連れていくのは、本気の静止画を撮りたいときだけ(紅葉とかお花とか)になりそうです。
あと、見た目が白でちょっと女子っぽいのもお気に入り。首から下げていると、結構な確率で声をかけてもらえます。ウィンドスクリーンもぽわぽわしていて、人目を引くみたい。
これからVLOGCAM ZV-E10 IIで、動画撮影の腕を磨けるといいなと思っています。
よろしければVLOGCAM ZV-E10 IIでの動画作例をどうぞ↓


この動画にはカジカガエルが出てきます。動物の瞳AFの効果発揮です!



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