こんにちは、くっかばらです。夏が間延びしたような秋でしたが、やっと寒くなってきましたね。



冬のお出かけ、どこへ行こうかな。
冬になると、私は神奈川方面へ出かけることが多いです。早朝や夕方の海岸を撮影したり、海沿いの散歩を楽しんだり。
今回は、神奈川県の日帰りお出かけスポットをご紹介したいと思います。冬の海が好きなので海沿いエリアが中心。横浜や鎌倉といった有名観光地はカバーしていません。
冬の1日、ふらっとお出かけしたい時のご参考になれば嬉しいです。
横須賀(観音崎)
横須賀の東側には東京湾に突き出した岬があります。もとは台場や砲台のある軍事施設でしたが、現在は観音崎公園として憩いの場になっています。
園内には横須賀美術館があり見どころ満載。1日いても飽きないエリアです。
園内図を見ると、広大な敷地であることが分かります。



私は、観音崎バス停から海沿いに時計回りし、海岸園地→観音崎灯台→戦没船員の碑→花の広場→横須賀美術館と歩きました。
3月初旬の晴れた日で、海がきらきらして眩しかったです。






灯台付近では一瞬すごい急登があるので注意です。



灯台の写真、近すぎてうまく撮れませんでした。



花の広場ではちょうど菜の花が盛り。



椿を食べるメジロをとらえました!



園内は広大でアップダウンもあるので、けっこうなハイキングになります。
花の広場から横須賀美術館へ下りていきました。山側からアプローチすると、2F部分の「屋上広場」に出ます。



ここからの海の眺めは最高です!



ペントハウスからエレベーター・階段で1Fへ降りて行けます。曲線や直線の描くディテールがどこもかしこも美しいです。



美術館内部は、まるで船の中にいるかのような感覚。丸穴があちこちにあり、そこに映し出される景色がとても印象的です。









展示を鑑賞する人は料金が必要ですが、建物の見学は自由に出来ます。計算された線や面が織りなす空間は、日光も適度に差し込んで居心地よく、ずっと座っていられそう。



ちょっとした隙間も、計算された美しさを感じます。横須賀美術館のデザイナーは、世界的建築家の山本理顕氏。






山本理顕氏は2024年、「建築界のノーベル賞」とも称されるプリツカー賞を受賞されました。
美術館の前は、芝生の広場になっています。



美術館撮影を終えたら、ちょうどランチタイム。美術館には素敵なイタリアンレストランが併設されていますが、待ちが長くてあきらめました。



フードカーも出ていました。
観音崎バス停付近には、おそばなどの軽食屋さんもあります。
私のお目当ては、観音崎から少し歩いたところにある「かねよ食堂」。漁師小屋のような趣のお店で、前から行きたかったところです。
道路沿いを歩いて、途中から港へ入っていきます。少しわかりにくい所にあるので、グーグル頼りに向かいました。
お店の外観は、漁師小屋そのもの。






内部は天井が高くておしゃれ。内装も海の家風で凝っていました。



メニューはパスタやピザ、カレーなど。具材は魚中心です。



私はピザランチ、同行者はパスタランチをオーダー。






文句なしのおいしさです。昼から飲んでいる人が多いのも納得でした!



入店には結構待ちますので、覚悟を・・・。一応電話して行ったのですが、それでも30分以上は待ちました。
三崎



三崎港は、都内から手軽に行ける漁港で、海鮮の食事が楽しめます。有名なのは「三崎のまぐろ」。
お店は三崎港のまわりに点在していて、まぐろ料理、おすし、イタリアンと様々。人気店は行列必至です。



まぐろ料理だと有名なのは「くろば亭」。私は「◯つね」のおすしを狙っていたけど、行きそびれました。
徒歩で十分回れますが、バス便もそこそこあります。



中へ入る時間はなかったのですが、漁港側には「うらり」という名前のマーケットが常設されています。



私が三崎でおすすめしたいのは、日曜朝市です!なかなか本格的で、まぐろはもちろん海鮮物、野菜、パンなどがたくさん。






軽食やコーヒーも売っているので、朝ご飯を食べにふらっと行くのも楽しいです。
面白かったのが、段ボール水族館です。



珍しい魚がたくさん展示されていました。うつぼを見たのは初めて。学芸員さん?みたいな方がいらして説明してくれます。子ども達が興味深そうにしていました。



朝市は9時までなので、早起きが必要です!
市街地のほうへ上がっていくと、相州三浦総鎮守 海南神社があります。海の安全を守る神様で、古くは源頼朝も参詣、今でもたくさんの人が訪れるパワースポットです。



三崎港からは観光船なんかも出ているようですが、私は乗船する時間はありませんでした。「にじいろさかな号」という半潜水式の観光船で海中散歩するのが人気のようです。
すでに1日過ごせそうな魅力が満載の三崎港ですが、やはり歩きたい岳人さんには、「三浦・岩礁のみち」ウォークをおすすめします!




平坦地の歩きとなりますが、三浦半島独特の生成をたどった岩礁を歩いて行ける素敵なウォークです。
城ヶ島
三崎港の目と鼻の先にある城ヶ島。日帰りで三崎も城ヶ島も巡るのはちょっとタイトなため、別枠としました。



私は上記のbed&breakfast ichiに宿泊し、両方まわりました!
城ヶ島には灯台がふたつあって、それを結ぶ海沿いのハイキングコースが楽しいです。商業施設は北西の城ヶ島バス停付近に集まっています。



私は、白秋碑前でバスを降り、城ヶ島公園→ウミウ展望台→馬の背洞門→みはらし広場→長津呂崎、と回ってみました。






バスを降りて、向かって左の道は行き止まりです。近道かと思い行ってしまった私は、引き返すことになりました。正しくは、駐車場脇のアンダーブリッジをくぐって行きます。



城ヶ島公園に出ました。



公園の先には、安房埼(あわさき)灯台。とんがり屋根がかわいらしいです。



来た道を少し戻り、西へ向かうハイキングコースには入ると、すぐにウミウ展望台に出ます。



切り立った断崖が、ウミウの生息地です。11月くらいに千島列島から渡ってきて4月くらいまでここに営巣するそうです。






この時は1月でしたが、ウミウの姿は分かりませんでした。双眼鏡があるといいかも。
そのままコースを辿って歩くと、馬の背洞門への分岐に出ます。ここは城ヶ島での必見ポイントです。



かなり急な階段を、海岸へ向かって降りていきます。



波で岩が削られてアーチ状に。素晴らしい造石美です。



馬の背洞門は、星空撮影のスポットとしても有名。馬の背洞門と天の川の写真、撮ってみたいですが、ここまで来るのに真っ暗だと思うので怖いです。
馬の背洞門はウェディングフォト撮影でも人気!この日は天気もよく、カップル数組が撮影していました。素敵〜!



上のハイキングコースに戻って、馬の背洞門全体を撮影しました。カップルがたくさんいるのが見えます。






ウェディングフォト、こんな所で撮れたら素敵です!花嫁さんは大変そうでしたが(ドレスをわしっと・・・)
西側の長津呂埼が今日の最終目的地。夕焼けの時間に間に合うよう急ぎます。
途中、みはらし広場という所に恋人のモニュメントがありました。城ヶ島全体に漂うロマンティックな雰囲気、デートにはうってつけの場所です。



1時間もかからず、長津呂埼に着きました。ここには城ヶ島灯台があるのですが、今日の目的は、岩礁からの夕日撮影なので、ロケハンに集中しました。



岩礁では、結構先まで下りられます。良さそうな所に三脚をセット、夕日を待ちました。



城ヶ島での食事施設は、北西側に集中しています。カフェや食事処がいくつかあるなかで、私が行きたかったのはフィッシュ&チップスのFishstandというお店。



テイクアウト専用となりますが、立ったまま食べられるスペースも店内にありました。



フィッシュ&チップス、レギュラーサイズ、ディップなど入れて1000円くらい。オーストラリアで食べ慣れていたものよりは小さめサイズですが、丁寧に作られている感じでおいしいです。






持って外に出た瞬間、とんびに襲われるので注意です!!
城ヶ島で思いがけず嬉しかったのは、猫がたくさんいたこと。しかも全員、スーパーフレンドリーです(お腹がすいているだけかも笑)。



この、等間隔に並んでる感じが好きすぎる。かわいい〜〜。



【その2へ続く】
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