こんにちは、くっかばらです。今回は日記的な内容ですが、よろしければおつきあいください。
皆様の登山界憧れの人は誰でしょう？
最近では平出和也さんと中島健郎さんという方は多いと思います。ピオレドール賞を複数回受賞されている、言わずとしれた現在の日本を代表するアルパインクライマーですね。
アルパインをしている方には昔から有名な方だったのだと思います。私が知ったのは遅く、「グレートトラバース」を観ていたとき。田中陽希さんもすごいのですが、撮影クルーさんもすごくない？って思って調べてみたら、「山岳カメラマン平出和也」とありました。
山岳カメラマン？？そんなお仕事あるんだ、と強く興味を持ちました。登る力がある方々だからこそ撮影できる景色、オンリーワンな映像を届けることができるお仕事・・・憧れですね。
そしてシスパーレのドキュメンタリーで、中島健郎さんも山岳カメラマンだと知りました。NHKなどで美しい映像を見せてくださっていますね。
今回、新宿の石井スポーツでカールン・コー登攀報告会があり、ヨドバシ会員なら申し込めるということ。おふたりの世界観に触れたく、参加してきました！
追加枠の最後の1枚、滑り込みセーフでした！
※写真は許可を得て撮影しています。
講演会では、事前準備、現地入り、ベースキャンプでの日々、そして登頂と、時系列で詳しく説明して下さいました。
カールン・コーを選んだ理由や、チャレンジ中の出来事、これまでやこれからの思いなど、心の内を率直に語っておられたのが印象的。お二人の掛け合いも軽やかで、会場は何度も笑いに包まれました。
質問タイムでは、たくさんの質問に丁寧に回答されるので、時間がおしおし！石井スポーツの人は焦ったでしょう笑。
山岳カメラマンとしてのお二人に聞いてみたいことを考えていたのですが、勇気が出なかった意気地なしです・・・。
講演や質問タイムを通じて、私レベルの登山にも適用できそうな心構えやアドバイスをたくさん聞くことができ、有益すぎました。
この日は平出さんの著書『What’s Next?終わりなき未踏への挑戦』の発売日と重なりました。カールン・コー北西壁の登攀については、著書でも詳しく触れられています。講演会でのアドバイス的なお話も、一部本に書いてありました。
この本の特徴は、登攀シーンのQRコードがそれぞれの山の箇所についていること。文字を読んで動画を見て、と二度楽しめる仕掛けです。
会場には、お二人が実際にC1/C2で使用したテントやギア、クロージングが展示されていました。意外と薄着で驚き。
ファンサービスに大きく時間を割いておられたのも印象的でした。大丈夫かな、と思ってしまうくらい。
じゃんけん大会があったり（品物は、高所でも熱さキープできるマグカップ）、講演後のサイン会や写真撮影に真摯に対応される爽やかなお二人。ナイスガイすぎる・・・。
私もサインを頂いたのですが、そのとき平出さんのTJARの撮影秘話について話しかけたら「よく知ってますね！どこで見たんですか？僕は見逃した！」と言われたこと。中島さんには、剱大滝の映像に感動したことをお伝えしたら「劒、登られるんですか？」と質問されたことが嬉しかったです！こんな感じで、一人ひとりと傾聴トークされていました。
素晴らしい世界を垣間見た貴重すぎる体験でした。実際のおふたりの空気感はとても柔らかで、一流の方は人格もできているのだなーと感動しっぱなし。
サイン本は家宝にして大切にします。家族にお風呂で読まれないよう死守しなければ。人にも貸しません（笑）。
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