北アルプス

涸沢ヒュッテに宿泊

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北アルプス

こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した山小屋やテント場などをレポートしています。今回は、涸沢ヒュッテです。

涸沢ヒュッテと涸沢小屋、どちらにしよう?

岳人の心のふるさと、涸沢カール。テント泊が有名で私も前回はテントでしたが、お盆の穂高連峰縦走時、荷物を軽量化するため山小屋に泊まることにしました。

涸沢カールには涸沢ヒュッテと涸沢小屋というふたつの小屋があります。いずれも評判のよい小屋ですが、どちらに泊まろうか迷いますね。

奥穂に登るザイテングラートや北穂へ登る南陵ルートに近いのは涸沢小屋です。しかし涸沢小屋のテラスから眺めるカールの角度はちょっと微妙。もちろんテント場へ歩いていけばいいのですが面倒ですね。

その点、涸沢ヒュッテのテラスからの涸沢カールの眺めは完璧。モルゲンロートもばっちり観察できます。私が宿泊した日は雲が重く立ち込めていて期待していなかったのですが、ラッキーにもテラスからのモルゲンロートを見ることができました。

ヒュッテのテラスから、モルゲンロート
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涸沢ヒュッテの予約・受付

予約は電話のみになります。巨大な小屋なのに大変ですが、電波が全く届いていないからでしょうね。予約番号を覚えているように言われました。

涸沢ヒュッテは新館、本館、別館に分かれていて、受付は新館にあります。宿帳とコロナ対策表を記載し、体温測定して、一泊2食13000円を支払います。

くっかばら
くっかばら

事前にダウンロードできるようHPにリンクが貼ってあるのはコロナ対策表だけで、宿帳は現地で書かなくてはなりません。

受付を上がったところに売店があって、グッズやお菓子、日用品を販売しています。入り口には天気予報を表示するスクリーンがあります。ただこれは上高地の予報なので登山には参考程度です。

涸沢ヒュッテの部屋

私たちの部屋は別館の2F、「グランドジョラス」という区画でした。3人で使える区画ですが、私たちだけで使わせてもらえました。コロナ対策でグループごとに仕切りのある区画を割り振っているようです。

2Fに登るにははしごを登るのですが、低いので頭を打ってしまいました。

嬉しかったのが、コンセントがあったこと(他の区画にもあるかは不明です)。消灯後は使用できませんが、携帯電話の充電にありがたく利用させてもらいました。

区切りはありますが、相部屋であることは変わりなく、向かいのグループのいびキラーに悩まされました(笑)。

涸沢ヒュッテの食事

早くチェックインしたので、夕食は17:00、朝食は5:15の初回を割り振ってもらえました。朝食の微妙な時間設定は、宿泊客がモルゲンロートを見られるようにという配慮でしょう。

くっかばら
くっかばら

この日は、5:00ごろモルゲンロートが見られました。

夕食はハンバーグを中心とした山小屋定番のおかず。味付けはおいしく野沢菜のおつけものがナイス。朝食もおかず多めでした。

食堂は新館にあり、クラッシック音楽が流れていて落ち着いた空間です。

食堂

私たちは独立した2人用のテーブル席に案内されてゆっくり食事ができました。隣と肘がふれあいそうな6人席に割り振られる人もいて、こればかりは運ですね・・・。

涸沢ヒュッテの施設・サービス

涸沢ヒュッテの特徴として、本館・新館・別館がつながっておらず、トイレや洗面は外にあります。食事やトイレに行くには、いったん外に出なければなりません。

サンダルはたくさんあり、傘も用意されているので不便はなかったですが、雨が降ってくると少しおっくうに感じました。

トイレはカートリッジ式で臭いもほとんどなくきれいです。なんとシートクリーナーまであります。便座の使用方法に若干のコツがいるので注意です(答え:深く腰掛けてきちんと分別する)。

洗面所は蛇口は6個ほど。飲用もできます。

トイレ・洗面とも小屋泊・テント泊の人が共通して使いますが、お盆時期はあまり混雑しませんでした。

くっかばら
くっかばら

紅葉時にテント泊したときは、結構混みました。

洗面(雨粒が写ってしまいました・・・)

お湯は食堂に置いてあるポットから頂けます。

別館に関してだけですが、乾燥室はなく、入り口に物干し場がありました。この日は午後から雨が降ったので、夕方からストーブをつけてくれていました。2Fに暖気があがって暑いくらいでした。

別館入り口の物干し場

涸沢ヒュッテでの電波状況

涸沢カールの地形のためだと思いますが、電波は全く入りません。私はドコモですが、全キャリア共通だと思います。これは天気のチェックにつらいですね。

稜線に上がれば電波が届きます。

涸沢ヒュッテの特徴〜涸沢カールを眺める完璧なポジションのテラス、おでんと生ビールで昼から沈没するのが楽しい

涸沢ヒュッテには大きなテラスがあって、パノラマ売店で色々買って食べたり飲んだりするのが楽しいです。もちろん眼前には完璧な角度からの涸沢カールの眺め!これだけのために上高地から登ってくるのもぜんぜんありだと思うくらい、満たされます。ついお金をつかいすぎるので注意です(笑)。

紅葉もきれいだけど、今回は青空に緑が生えてとてもきれいな涸沢カールビューを堪能しました。

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No Mountain, No Life.

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