東北

檜枝岐温泉で宿泊〜燧ヶ岳・会津駒ヶ岳登山のベース+歴史を楽しめる温泉地

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東北

こんにちは、くっかばらです。すっかり秋の気配にグリーンシーズンの終わりを感じます。皆様のグリーンシーズンはどうでしたか?

私は最近ほとんど山に行けておらず、恒例の北アルプスも行けず終わってしまいそう・・・。仕事を変わったばかりなのに加え、ジム練していたらあっと言う間に夏が終わってました笑。

そんな中、シルバーウィークを利用して計画したのが会津駒ヶ岳。人気の駒の小屋は取れないので、麓の檜枝岐温泉に前泊しました。

でも結局、アクシデントがあって登山はできなかったんです(泣)。前泊の檜枝岐温泉が良かったのが救いで、温泉はもちろん観光も楽しめる素敵な場所でした。

そこで、檜枝岐温泉宿泊&観光レポートをしたいと思います。ご参考になれば嬉しいです!

くっかばら
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檜枝岐は「ひのえまた」と読みます。

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檜枝岐温泉へのアクセス

東武鉄道の特急が、野岩鉄道の会津鬼怒川線へ乗り入れています。注意点としては、野岩鉄道部分(新藤原から会津高原尾瀬口までの区間)は、乗車券が別払いになることです。

東京から交通系ICで入場した場合は、車内で現金精算になります。

くっかばら
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私は以前こうなって面倒に思ったので、今回は最初から通しの乗車券を購入しておきました。

会津高原尾瀬口駅に着いたら、会津高原駅プラザ「憩いの家」の横を抜け、バス乗り場へ。

バス乗り場

憩いの家ではバスの乗車券が買えます(往復券を買うと少しお得に)。

くっかばら
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その他、お土産、お菓子、食べ物(焼きそば)など買えます。食堂もあります。

そば畑を見ながらバスに揺られること1時間。檜枝岐中央というバス停が温泉街に近いです。片道1820円

くっかばら
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バスの本数は1日に4便程度なので注意です。

檜枝岐温泉での宿泊〜かぎや旅館

かぎや旅館の予約・受付

檜枝岐温泉には、中規模〜小規模の旅館・民宿がたくさんあります。有名どころは「旅館ひのえまた」さんです。

どこも満室で、だめもとで電話した「かぎや旅館」さんで1部屋確保できました。ここは「日本秘湯を守る会」の会員宿です。一泊2食でひとり14500円(+消費税・入湯税)でした。

インターネット予約もできます。

村を貫く国道352号線沿いのお宿ですが、館内は奥まっているので静かです。外観から分かるとおり建物は古く、内部は木造で懐かしい雰囲気。階段がみしみし鳴った祖父母の家を思い出します。

玄関横の受付

受付では、そば茶などの地元名産品を販売しています。館内で温泉かごとして使われている手作りの籠が可愛くて物欲がむくむく。登山なので我慢しました。

かぎや旅館の部屋

予約時に最後に残っていた1部屋で、狭いですよと言われていました。六畳ありますが確かにやや狭く感じます。

でもきれいだし、必要なものは全部揃っていて快適でした。標高の高い所ですが、エアコンも完備されていました。カメムシ捕獲用のガムテープも完備(笑)。

かぎや旅館の温泉

檜風呂

アルカリ単純泉の源泉かけ流し(一部循環)。無色透明・無臭です。お湯はまろやかで、体にまとわりつく感じがしました。

館内には檜風呂と石風呂があります。露天風呂はありません。内風呂だけど大きな窓があって雰囲気は良いです。

男女入れ替え後に石風呂にも入りましたが、私は檜風呂のほうが気に入りました。

石風呂

脱衣所にはドライヤー、綿棒があります。フェイスタオルも替えがたくさん。化粧水などのアメニティはありません。

くっかばら
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一度に入れるのは5人までで、札が用意されていました。

かぎや旅館の食事

檜枝岐は米作りに適しておらず、そばが主食。山で穫れる食材を使った素朴な料理が、「山人(やもうど)料理」と呼ばれる伝統料理です。

檜枝岐のお宿では、山人料理の夕食が頂けます。蕎麦好きの私はわくわく。

食事は1Fの広間で頂きました。両隣との距離がかなりあって、気を使わず食事ができそうで嬉しい。

まず運ばれてきたのは、岩魚のお刺身。この岩魚、身がしっかりして甘い。いままで食べた岩魚のお刺身でだんとつのおいしさでした。

次は山菜天ぷら。トンビマイタケ・ウワバミソウ・赤紫蘇と珍しいラインナップ。きのこは昨年ご主人が山で取ってきて、漬けていたものだそうです。

続いて、蕎麦のすいとん「つめっこ」。確かに蕎麦の味がします。味噌仕立てが滋味深いです。岩魚の塩焼きも確かなおいしさ。

そして、楽しみにしていた〆の蕎麦。十割でまとまりにくく切りにくいので、布を裁つように切ることから「裁ち蕎麦」と呼ばれます。力強い蕎麦の味がしました。

もうひとつは「はっとう」。そば粉ともち米粉を練って、えごまをまぶした甘い蕎麦料理です。名前の由来は、おいしすぎてご法度になったからだそう。確かにおかわりしたいくらいおいしかったです。

この後、白ごはん・お味噌汁でコースは終わり。旅館の食事はお腹がはちきれるくらい量が多いことがよくありますが、ここでは八分目くらいの丁度良さ。ちょっと足りないくらい笑。

尾瀬に泊まったときも思ったのですが、この地域の伝統料理は量も少なめで素朴です。昔の人はこんなヘルシー系ごはんで重労働をこなしていたことが偲ばれます。

朝食は早めに始まるようです(6時台)。さすが山のBC。私は早立ちするためにお弁当に替えてもらっていたので、内容は分かりません。

お昼のおにぎりも作ってもらえます(700円)。

お昼のおにぎり

おかずには岩魚の切り身が入っていて、これがおいしかった!登山できなかったので、帰りの電車でしんみりと食べたのですが笑。

檜枝岐温泉での観光

檜枝岐歌舞伎

檜枝岐の観光で有名なのは、何と言っても檜枝岐歌舞伎でしょう。屋外の舞台で、年に3回(5月12日、8月18日、9月第1土曜日)上演されます。宿泊客の観覧は無料です。

出演も演出も全て村民の方の手による伝統歌舞伎で、なんでも江戸で歌舞伎見物をしてきた村民が見様見真似で伝えたとのこと。

宿泊していた旅館の向かいに舞台の入り口がありました。

奥へ歩いていくと、突き当りが舞台です。

たくさん座れそうです。座布団は必需品かも。

橋場のばんば

水難から子供を守る神様として祀られたものが、今では縁切り・縁結び両方をお願いできる神様として有名に。

縁切りには新品の切れるハサミ、縁結びには切れない錆びたハサミをお供えするそうです。

左側は縁切りで、真新しいハサミがたくさん。右側の縁結びには古いハサミか、新しいハサミを針金でぐるぐる巻きにしたものがお供えしてありました。明らかに縁切りのほうが多いです・・・。

この隣にも同じような祠があって、神様の頭にはお椀がたくさん被せてありました。被せると願いごとが叶うらしいです。

六地蔵

国道沿いにお地蔵様が6つ祀られています。子宝・子育てを守るお地蔵様です。

可愛い衣装は村民の方が着せ替えているそう。よだれかけにお花が飾ってあったり、お供えもみんなお揃いのお菓子など、細やかな気配りを感じました。

ミニ尾瀬公園とサンショウウオジェラート

檜枝岐の中心部から少し離れたところに、「ミニ尾瀬公園」と呼ばれる公園があります。入場は無料です。

内部は自然を生かした遊歩道やせせらぎが配置されています。「ミニ尾瀬公園」という名前から想像していた感じとは違いましたが、きれいな場所でした。歩き回るには少し荒れ気味です。

ここで絶対トライしたかったのが、サンショウウオのジェラート。トッピングはオプションです。ジェラート500円、トッピング300円

バニラアイスの中にはサンショウウオの燻製を刻んだものが入っていて、クッキーアンドクリームのような味わいのジェラートでした。

トッピングはサンショウウオの燻製そのまま。この地域で普通に売られているものです。なかなかインパクトのある外観です。味は臭みのない煮干しといったところ。

くっかばら
くっかばら

ジェラートは他にも山ぶどうなどがありますが、サンショウウオのトッピングはサンショウウオジェラートにしか付けられません。

道の駅アルザ

会津駒ヶ岳の登山口近くにある大きな道の駅です。温泉施設もあって便利そう。

登山口近くや村の中心部には、「燧の湯」や「駒の湯」という日帰り温泉もあり、登山者にはこちらのほうが人気のようです。

この機会に訪れることができて良かったです。今度は駒の小屋の予約を頑張りたいですが、檜枝岐温泉にも歌舞伎を見に再訪したいです。

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No Mountain, No Life.

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