山道具

買ってよかった山道具レビュー〜エクイリビウム ST GTX(スポルティバ)

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山道具

こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に買ってみて良かった山道具などを紹介しています。今回は、スポルティバの登山靴、エクイリビウム ST GTXです。

エクイリビウム、とても評判が良いけど実際履いてどう?

スポルティバが2021年5月に発売した登山靴。ソールの硬い縦走用の部類に属する靴です。

テント泊縦走派の知人はもうこれしか履けないらしい。ネット上のレビューでもかなりおすすめ度が高そうです。

今年、縦走用の登山靴の買い替えをするにあたって購入。これまでに縦走やテント泊で数回履きました。

結果かなり満足で、今年買ってよかった山道具のひとつになりました。

履いてみた感じなんかを主観的にレポートしてみようと思います。

くっかばら
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テクニカルなレビューはメーカーHPなどを参照してくださいね。

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エクイリビウム購入の決め手

実は、いま持っている登山靴のほとんどがスポルティバです。足の型が合うのかも(私の足裏サイズはEE)。

エクイリビウム購入前は、AKUを使っていました。登山を始めたときに登山用具店ですすめられて買ったものです。

すごく不満というわけではなかったけど、重めだったので、縦走時にもアプローチシューズを履くようになっていました。

くっかばら
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スポルティバのアプローチシューズ、ボルダーXミッドGTXは岩場混じりの登山に最高です!

なので、縦走用の登山靴はほとんど使っていない状態でした。

今回、エクイリビウム購入の決め手になったのが、その軽さ。なんと片足515gです。AKUは600g。

お値段は高め・・・。49500円(税込)です。

でも、満足の行かないものを買っても使わなくなってメルカリ行きになるだけ。なので値段には目をつぶりました。

エクイリビウムの見た目

左足を横から

見た目はかなりスポルティバ的です。女性用はブルー、男性用はイエローで、第一印象は「派手」!

街で履いていると違和感があるけど、登山中はこの派手な色が不思議となじむと思いました。

紐の色は半分で色違いになっています。

くっかばら
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ひもがすぐに緩むというレビューが多いですが、私は二重に結んでいるためか大丈夫です。

私が買ったのはSTで、アッパーは合成ナイロン(防水)です。LTというのもあって、こちらはアッパーがレザーになります。

STにしたのは、LTより10g軽いし、レザーが特に好きでもないから。

パンツと合わせた感じは、少し微妙です。私は裾がスリムなパンツが好きなのですが、歩いているとパンツがだんだん上にあがってきてしまいます。

特に足首まわりがごついということでもないので、ストレートなパンツならちゃんとおさまると思います。

後ろコバがあるのでセミワンタッチアイゼンを装着できます。残雪期登山でかなり活躍しそうです。

後ろコバ

エクイリビウムの履き心地

サイズは39を買いました。ちなみにアプローチシューズやスピードハイク用の靴だと38を履いているので、ワンサイズアップです。

店頭で試着して歩いてみたら、38だとかなりジャストサイズでした。静止時にはつま先はあたらないけど、遊びもまったくない状態。

なので39にして、中敷きで調整することに。どうせ入れるならと、少々高かったのですがSIDASのものにしました。登山用品店でサイズをあわせて切ってもらったので楽でした。

一応、衝撃を吸収してくれるらしいです。

エクイリビウムをすでに履いている知人いわく、使用当初、上の留め金部分が脛にあたって痛かったとのこと。しばらく履いていたらよくなったらしいです。メーカーに調整してもらう人もいるのだとか。

確かに脛にあたる感じはありますが、私は痛いということはないです。

ほんの少しだけ、左足の小指側が側面にあたります。でも私はどの靴でもそうなんですよね。

唯一気になったのが、アッパーと舌が一体なので、脱ぎにくい感じがします。力を入れてぐーっと引っ張らないと脱げないです。

エクイリビウムで歩いた感じ

エクイリビウムの一番の特徴は、アウターソールの独特の形状です。

縦走や重い荷物に耐えうる硬いソールの靴だと、足をフラットに置いて歩いていく必要があって、歩きやすさは多少犠牲になります。

でもエクイリビウムだと、普通に着地したときに靴自体が前に自然に進むような推進力を感じます。かかと部分が削げ落ちているので、かかとから着地しやすいです。

かかとが削げ落ちています

アウターソールの切れ込みは深く、地面の状態に影響されずにわしわし歩いていけます。岩だらけの道、ざれた道もすいすい

さらに、かかとの凸部が進行方向と逆向きになっているらしく、下りの安定性がかなり高いです。

クライミングゾーン(つま先部分の平坦なところ。小さな岩に足をかけやすい)もあります。奥大日から大日岳の間の急な長い岩場の登り下りで、まったく不安を感じず楽に歩けました。

ネガティブな点をあえてあげると、尖ったものに乗ったときにふんばりがきかないところ。足裏でバランスをとっても靴に伝わらなくてぐらつきます。でもこれは、柔らかいアプローチシューズと比べて、ということなのでフェアではないかも。

それと濡れた木の枝なんかに乗ると簡単に滑ってしまいます。これはどの靴でも同じなのですが。

まとめ〜がっしりしているのに軽い、足の疲れはかなり軽減。アイゼンをつけて歩いているかのような安定性

メーカーサイトではたくさんの特徴が紹介されていますが、私が特にメリットを感じたのは次の3点です。

1.堅牢な作りなのに、比較的軽くて楽。テント泊装備を背負っての縦走後でも足の疲れをあまり感じない。

2.着地時にかかとからつま先へぐいっと動く推進力。ランニングの厚底シューズで走る感覚。

3.ざれた下り道でも抜群の安定性。アイゼンをつけているみたい。

これは本当に買ってよかったです。硬めの靴を探している人にはおすすめです。

 

 

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No Mountain, No Life.

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