こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した山小屋やテント場などをレポートしています。今回は「泊まってよかった山小屋No.1」の燕山荘。
燕山荘はパノラマ銀座や表銀座といったハードな縦走の重要な基地ですが、その清潔な佇まい、カフェやお土産の充実ぶりで、ハード系登山者でなくても満たされる要素が満載です。
2021年7月に泊まりました。
※2022年5月に再訪。情報をアップデートしました。
燕山荘の受付
受付はWebか電話です。玄関を入ると受付があり、宿泊予約をしていることを告げて支払いをします。最近はコロナでどこもそうですが、予約必須です。1泊2食13000円。支払いは現金のみです。
※2022年5月は14000円になっていました。
COVIDの質問表を事前にダウンロードして記入して持っていくとスムーズです(私は失念してしまい、申し訳なかったです・・・)。
燕山荘の部屋
受付後はとてもシステマチックな流れになっていて、受付前に立っているスタッフの方が付き添ってくれて、設備の説明など受けながらお部屋に案内してもらえます。靴は持って上がって部屋横の靴箱へ入れます。
コロナ対策でお部屋には仕切りが作られていて、簡易的ながら個室のような状態で使わせていただくことができました。
この2F部分へ上がる梯子は気をつけないと転がり落ちそうです。
ちなみに燕山荘でもインナーシーツは必須になっています。
※2022年5月再訪時、部屋は別館で、同じように蚕部屋の2F部分を占用できました。別館は本館に遠いのがネックですが、トイレが別館にもあり空いているのでむしろ良かったです。
燕山荘の食事
夕食のメインはハンバーグ。6人がけくらいのテーブルに一つ、ご飯とお味噌汁が置いてあるので、各自で配膳します。おいしかったです。
※2022年再訪時、夕食の時間は16:40でした。到着した順番に決められているようです。メニューも同じ。
仕方ないことなのですが、食事処は結構密でした。でも仕切りなどできる事はしてくださっている印象でした。
夕食後、社長さんによるホルン演奏がありました。有名ですね。初めて見ましたが長い!とても素敵な音色でした。
ミニ登山講座もありましたがとても良かったです。低体温症を防ぐなどのお話があって為になりました。
※2022年5月再訪時の朝ごはん。時間は5:00と5:50のどちらか好きな方に行けます。5:00が混雑していると5:50になります。私は5:00に行きましたがあまり混んでいませんでした。
燕山荘の設備・サービス
私にとっては、食事の美味しさよりも小屋の清潔さ、特にトイレの清潔さがとても気になります。その点燕山荘のお手洗いは簡易水栓で臭いも少なくきれい。洗面所はトイレの横にあります。
燕山荘で唯一辛かったのが、歯磨きの禁止。歯磨き粉を使えないのではなく、歯磨き自体が禁止で、気になる人は売店で歯磨きガムが買えます。
※2022年5月再訪時、歯磨き・うがいの禁止は変わらずでした。冬期のため洗面所の水も出ません。手洗い用の水のタンクがありました。
お水は洗面所の水を取ってよいことになっていました。お湯は食堂横にポットが置いてあり無料で頂けました。
※2022年5月再訪時は冬期のため有料。お湯は200円、お水はミネラルウォーターを購入(250円)。一人1本のみの購入を推奨されていますのでご注意を。
乾燥室あり。汗びっしょりのウェアを乾かすことができました。
燕山荘の電波
ドコモは問題ありませんでした。有料で充電ができます。
※2022年5月再訪時、3Gになったり不安定でした。
燕山荘の特徴〜縦走の重要基地ながら清潔で快適な滞在ができる。お土産とカフェの充実ぶりが楽しい
縦走の重要基地である燕山荘。清潔でプライバシーが確保された空間での快適な滞在ができ、体をゆっくり休めることができます。
お土産のオリジナルグッズは種類が豊富。Tシャツも何種類かあって迷ってしまいました。Tシャツは試着できます。私は雷鳥を見た興奮も手伝い、普通の雷鳥デザインのTシャツ(3600円)を買いました。
もう一つ個人的に気に入ったのは喫茶室です。外来客は外から注文できるようになっていますが、宿泊客は室内の喫茶室でも過ごせます。チェックアウト後でも宿泊者なら中へ入れてもらえました。
外の景色も良く、日も降り注いで気持ちの良い空間でした。
※2022年5月再訪時は冬期のため喫茶室はクローズ。飲食は外か小屋内のテーブル(別館にあり)でしました。
有名なケーキセットを食べてみました。ケーキは3種類(ベリー、チーズケーキ、モンブラン)で、私はチーズケーキとコーヒーのセットをオーダーしました(1000円)。3000m近い山なのに街のカフェのようなケーキです。その他生ビールや各種飲み物があります。
淹れたてコーヒーもとてもおいしかったです。
その他
今年、燕山荘は100周年記念の手ぬぐいを宿泊者にプレゼントしているようで、私ももらいました。雷鳥デザインがとてもかわいい!
なお燕山荘はテント場もありますが結構辛目な外トイレ。安曇野市では現在クラウドファンディングでトイレのアップデートを計画しているようです。
山小屋とは思えないクオリティの燕山荘。ここに泊まることだけを目的にする旅も楽しそうです。
燕岳の登山レポートはこちらをどうぞ
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