こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した山小屋やテント場などをレポートしています。今回は、立山のみくりが池温泉です。
※2022年4月に再訪しましたので、情報をアップデートしました。
みくりが池温泉の食事や泉質は？雷鳥荘と比較して特徴はある？
みくりが池温泉は常にほぼ満室の人気の山小屋。食事もとても美味しく、ソフトクリームなどのカフェメニューも充実している上に、温泉の泉質も素晴らしくよいお宿でした。近くの雷鳥荘にも泊まったことがあるのですが、雷鳥荘との比較ではみくりが池温泉の方が食事の満足度が高いと思いました。反面、雷鳥荘の方がお風呂場が広いですし、相部屋なら直前のキャンセルが可能です。
2021年9月に泊まりました。
みくりが池温泉の予約・受付
予約は電話とオンラインで行えます。オンラインで行った場合、クレジットカードでの事前支払いが必要です。シーズン中の予約が1月にオープンになり、特に１ヶ月前などの制限もなくいつでも予約できます。みくりが池温泉は日本秘湯を守る会の会員宿ですが、スタンプ帳を集めている人はオンライン予約するとスタンプが押してもらえなくなるのでご注意下さい。
日本秘湯を守る会の規約のようです。
宿帳の印刷などは特に求められておらず、受付では名前を言って入湯税を払い、館内の説明などを受けました。日帰り入浴も復活していたせいか、受付は混んでいます。バスタオルなどをレンタルできるサービスもあって嬉しい（150円）。
受付近くにはお土産やモンベルの売店があります。靴まで売っていました。Tシャツの種類が多くてかわいかったです。
受付奥のシューズロッカーに靴を入れて上がります。鍵はついていないですが、１足ごとにロッカーがあるので安心でした。
※2022年4月再訪時、靴ロッカーに鍵がついていました。
みくりが池温泉の部屋
個室と相部屋があります。個室は一人では泊まれません。相部屋は女性専用部屋と男女共用があります。私は女性専用相部屋を予約しました。１部屋６人になっていて、隣とはカーテンで仕切られています。専用の電球とコンセントがあります。お布団にはちゃんとした布のシーツが用意されていて、気持ちよく眠ることができました。自分のハンガーもあって壁にかけられます。
私のスペースは２Fなので梯子で上り下りがちょっと面倒といえば面倒でした。なぜかどの山小屋でも２Fを割り当てられ１Fに寝たことがありません。
※2022年4月再訪時、朝9時ごろチェックイン手続きをしたら１Fでした。
この６人部屋はかなり狭く、密な感じです。換気はしていなくて（窓が開くのか分からず）、また部屋の電気が自動でついてしまうので部屋のドアを開け放つのも難しかったです。
この日はいびきラーさんがいなくてラッキーでした（笑）。
みくりが池温泉の食事
みくりが池温泉で一番感動したのが晩ごはんです。手の込んだ内容で、ちょっとしたコース料理のよう。おかずの量はやや多めです。ご飯・お味噌汁は自分でキッチン前によそいに行きますが、ビニール手袋がちゃんと置いてありました。
この日のお品書きは、左から時計回りに、太刀魚の塩焼き、トマトのオーブン焼き、もろこし茶碗蒸し、サス昆布〆、ローストビーフサラダ、アジ南蛮漬け、でした。山小屋でここまでのご飯を食べたことがありません。やはり立山は車で運べる強みがありますね。
朝食はオーソドックスな内容で、普通においしかったです。個人的には目玉焼きが嬉しい。
夕食と朝食は２回制で、受付時に時間を選べますが、チェックインが遅いと選べないことも。
※2022年4月再訪時は、朝食の時間は6:00-8:00の好きな時間になっていました。朝日の撮影をしてからゆっくり食べれたので便利でした。
次の日の昼食が欲しい人は、「パン弁当」をオーダーできます。なんだか美味しそうな内容。5時までに申し込みする必要があります。
みくりが池温泉の施設・サービス
館内はどこもとても清潔で、トイレは全て水洗（２F奥の洋式トイレにはウォシュレットあり）です。洗面所は２Fはトイレの横、１Fは温泉の入口にあって、蛇口も数個あるしペーパーが用意されています。朝は混みますが皆さん譲り合っていました。
みくりが池温泉に泊まる大きな目的は、温泉！ほんのり硫黄臭のする乳白色のとても良い泉質です。本当に気持ちよくて夜２回朝１回入ってしまいました。湯船はそこそこ広いのですが、脱衣所はとても狭いので脱ぎ着しにくいのが難ですね。ドライヤーは１Fと２Fの洗面所に備え付けてあったので有難かったです。なおお風呂の写真撮影は禁止されていました。
コロナ対策上のルールがあって、脱衣所には3人以上入れないです。お風呂から上がる時も3人脱衣場にいたら出るのを少し待たなければなりません。とはいえ確保する手段がないので、守っている人といない人がいましたね・・・。
※2022年4月再訪時、この「3人ルール」はもうなかったです。
談話室のような場所はないので、自室にいるか外に行くかしかありません。
みくりが池温泉の電波状況
ドコモは問題なく４Gが入りました。
※2022年4月再訪時、４Gは少し不安定でした。宿のWi-Fiはないと思います。
みくりが池温泉のカフェ（喫茶みくり）
みくりが池温泉で特筆すべきは、喫茶みくりの充実ぶりです。甘いもの系はもちろん、ピザなどのおつまみも充実していて驚きました。ほとんどの人は生ビールかソフトクリームをオーダー、ピザもよく出ていたように思います。私はブルーベリーソフトクリームを２回も食べてしまいました！外から靴を脱がずにオーダーできて便利です。喫茶は16:00過ぎには終了なのですが山にしては長めの営業時間で助かります。
※2022年4月再訪、スキー板の立て掛けが置いてあるためか、外からのオーダーはできませんでした。
朝のコーヒーサービスもあって、宿泊者限定ですが朝8:30まで喫茶みくりで淹れたてコーヒーを飲めます（300円）。本格的なコーヒーが３種類ほどあり、私は「みくりが池ブレンド」を頼みました。
みくりが池温泉の特色〜夕食のおいしさ、温泉の素晴らしさ、カフェの充実振り
みくりが池温泉、もう最高でした！山小屋にはトイレ周りの清潔さがあれば十分満足な私ですが、食事も美味しくて源泉掛け流しにも入れるなんて、高い温泉旅館に行く気がしなくなります。カフェも全部試したいくらい全て美味しそうで、これはもう女性の心をわしづかみです。
ネガティブな面としては3日目前からキャンセル料がかかります。雷鳥荘だと相部屋の場合は前日キャンセルはOKなのでもっと山小屋仕様ですね。私は体調不良がありコロナのことも念頭に一度キャンセルしたのですがキャンセル料はやはりかかりました（当然ですが）。ただ台風などの悪天候など特殊な状況であれば考慮してくれそうな雰囲気はありました。山小屋の経営をコロナ禍でも持続可能にするためにはキャンセル料の導入も必要なのではと個人的には思っています。
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