こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した山小屋やテント場などをレポートしています。今回は、涸沢テント場です。
紅葉時の涸沢テント場の混雑ぶりは?女性ソロでも安全?
紅葉の最盛期の連休には、テントがびっしり並んでその数は1000張以上などと言われます。隣との隙間もあまりなく張り綱が交差するとか、トイレが行列とか・・・。
今回は特殊な社会情勢の中、紅葉は当たり年ではなく、平日だったので混乱はなかったです。とはいえ、それなりにテント数はありました。
ソロでのテント泊だったのですが、女性ソロの人もぽつぽつ見られ、周りに常に人の目があるので不安はありませんでした。一応、中から鍵をかけましたが必要なかったくらい。
2日目にはテントを残して奥穂高岳へ登りました。戻ってきてテントが無事だったのでほっとしました。
2021年10月初旬に行きました。紅葉は当たり年ではなかったですが十分きれいでした。
涸沢テント場のアクセス
上高地から横尾経由で涸沢に上がるのが一般的なルートになります。距離は15kmほどあり累積で約1500m登るので、それなりに大変な歩きです。コースタイムは6時間くらいです。
パノラマルート経由でも行けますが、初心者には推奨されない危な目ルートになります。
上高地から涸沢までの記事についてはこちらをどうぞ。
涸沢テント場の予約と受付
予約は不要です。受付はヒュッテではなくテント場の中の受付小屋でします。
私が利用した時は受付は14:30開始だったので、先に設営して後から受付しました。受付時には備え付けのフォームに住所やルートなど記載して提出します。許可証をテントの見えやすい所にかけておきます。
コンパネを借りたい人は、テント場に早めに着きたいです。私が設営していた1時くらいにはたくさんありましたが、受付が始まる頃には出払っていました。
コンパネは後からの申告でOK。とりあえず確保しましょう。
涸沢テント場のサイト
涸沢テント場は石だらけなことは有名ですね。とはいえ、先住者の方々により整地が繰り返され、寝るのは不可能ではない状態になっているサイトが多いと思いました。
私が確保したサイトは、ヒュッテ寄り、かつテント場を横に貫く道に近く(1サイト奥に入ったあたり)、相談所の前です。一応女性ソロなので賑やかな場所にしました。
安心は感じましたが、バーターとして人通りが多く相談所のライトが眩しかったです(夜9時くらいまでついています)。夜中も、トイレなどに行く人たちの足音やライトを常に感じるし、時にはガイラインにひっかかる人も。
気になる人は、あえて遠くの静かなサイトに張る方がいいですね。
コンパネが重いので借りず、銀マットをレンタル(1000円)して自分のマットに重ねて寝ました。基本大丈夫でしたが、足に当たると痛めのツボ押しのような感じに。
涸沢テント場の施設・サービス
今回、ソロテント泊ができたのは、涸沢ヒュッテのパノラマ売店のおかげが大きいです。朝6時から夜6時過ぎまで営業していて色々売っているので、大量の食料を背負って来ないですみました。
売店の食事のラインアップはおでん・ラーメン・カレーくらいですが、飲み物も充実しているし(ありとあらゆる酒類がありました・笑)、本当に助かりました。
席はたくさんあるし景色は良いし、日本一のビアガーデン!
トイレはパノラマ売店横の階段を下りた所にあります。男女兼用ですが向かって左側の入り口から入ると女性専用が6つほどあります。手洗いと鏡もあって便利。
トイレは旧式ですがヘリでカートリッジ交換しているらしく、臭いもあまりなくて清潔です。紙は箱に入れます。一番感動したのはシートクリーナーがあったこと!利用料金はテント料金に含まれています。
洗面はトイレに続く階段の上にあります。蛇口は5・6個あって便利ですが、歯磨き時はちょっと混んでいました。飲用できます。
涸沢テント場の電波状況
ドコモはほとんど入りませんでした。どうやら涸沢カール内では電波は届きにくいらしいです。奥穂に登ったら4Gが使えたので稜線に出れば届くのだと思います。
この日は東京で震度5の地震があったのですが、誰も話題にしていなかったのでドコモ以外の携帯も使えないということでしょうね。
その他
涸沢小屋のほうはヒュッテと違うメニューもあったので、ご飯はそちらで食べても楽しそうです。涸沢小屋のテラスからは奥穂・前穂がきれいに見えました。
この日は取材があったらしく(多分NHK)、取材班の人たちやドローンが見れて面白かったです。
涸沢テント場の特色〜混雑はするがソロでも安全、食事も充実の快適なテント場
女性ソロでテント泊するのに何の不安も感じないサイトでした。テントを遠くに張ると静かに過ごせますし、近くに張るとトイレや売店に近く便利と、自分の滞在スタイルがアレンジ可能な所も良いです。
おでん(1000円)など売店の食べ物が充実しているのもとても助かります。ただついお金を使いすぎてしまいますね(笑)。
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