全域

脱・登山初心者のための楽に歩ける2000m峰たち【関東・日帰り】

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こんにちは、くっかばらです。毎日蒸し蒸ししますね〜。

今回は、登山を初めて1年くらい経った人が行ったら楽しいだろうな、と思う山をご紹介しようと思います。私もその頃実際に登った、東京から日帰りで行ける山たちです。

関東の低山をいくつか登ったけど、そろそろ標高の高い山に登ってみたい。

登山が好きになって、関東の低山をいくつか登った・・・というくらいの人だと、装備も揃ってきて歩きにも慣れてくる頃。2000m級の山も十分楽しめるはずです。とはいえ、まだハードすぎる歩きには自信がない、というとき。ずばり、疲れたら文明のバックアップがある山がおすすめです。お花や温泉が楽しめる山だとなおよいですね。

そういう素敵な山たち、東京から日帰り圏で結構あります。

くっかばら
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ご紹介する山は、ハードな歩きもできる山です。でもバックアップがあるのは安心。

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谷川岳(1977m)

夏の良いのがなく、冬の写真ですが・・・

群馬・新潟の県境にある百名山で、「トマの耳」「オキの耳」の双耳峰が特徴的な山です。遭難者のギネス記録があると言われますが、ロッククライミングの方の話で、一般登山は大丈夫。東京からのアクセスもよく、新幹線を使えば日帰りが可能です。

谷川岳ロープウェイを使えば、天神尾根から山頂へ2時間半ほど。よく整備された登山道でストレスなく歩けますが、蛇紋岩という青い岩がとても滑りやすいので注意です(特に下山時)。人気の山なので週末はかなり混みます。

ハードにしたいなら西黒尾根から自分の足で登ることもできます。私は西黒尾根から登り、帰りはロープウェイを使いました。西黒尾根は急登で、鎖場もあるので初心者さんにはつらめかも。距離は8kmほどですが累積標高が1500mを超えます。虫にも悩まされた記憶。でも初夏にはお花がたくさん咲いていて楽しめます。

西黒尾根上部の鎖場

アクセス:上越新幹線で上毛高原駅→関越交通バスで谷川岳ロープウェイ
バスは始発8:05 約50分 1250円 混むので新幹線下車後は早めに並ぶと良いです
ロープウェイ往復2100円 ロープウェイから上にリフトもあるが登山では乗らなくてOK
ロープウェイ駅にレストラン・売店・トイレあり 
肩の小屋のトイレは厳しめ
立ち寄り湯:湯テルメ谷川(途中の水上温泉郷にあります)

那須岳(茶臼岳)(1915m)

朝日岳から見た茶臼岳(6月初め)

那須岳は茶臼岳・朝日岳・三本槍岳の那須三山の総称で、百名山に選定されています。そのうち、茶臼岳は標高1915mで、那須ロープウェイが運行しているので登りやすいです。県営駐車場から歩いて登って帰りはロープウェイ利用とか、那須三山を縦走するなら上下ともロープウェイ利用するなど、活用方法は様々。私は登りにロープウェイを使い、茶臼岳→朝日岳→三本槍岳と縦走、中ノ大倉尾根でマウントジーンズへ下山しました。

くっかばら
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マウントジーンズから公共交通機関はなくタクシーになります。またゴンドラ運行は限られた日になるので注意してください。

ロープウェイ利用で那須三山を縦走する場合、往復で6時間ほど。十分日帰り圏内です。距離が10kmほどになり累積標高も1000m以上になるので体力は必要です。茶臼岳・朝日岳のみにしておくと楽ですね。朝日岳直下には岩場鎖場があり注意です。

6月には中ノ大倉尾根でシロヤシオの群生が見られます。私はこの時を狙っていったのでマウントジーンズへ下山したのですが、そうでなかったらロープウェイからの往復にしたと思います。

中ノ大倉尾根下部ではシロヤシオが群生(6月)

この時の記事がありますのでよろしければ。↓

那須三山を日帰りでソロ縦走、ゴヨウツツジ満開【ロープウェー↑マウントジーンズ↓】
那須三山を前泊日帰りでソロ縦走して来ました。那須岳(茶臼岳)は東京からアクセスもよくロープウェーもあるので日帰りも可能です。茶臼岳・朝日岳・三本槍岳(那須三山)を縦走するルートにすると距離も長く難易度は上がります。中ノ大倉尾根のゴヨウツツジの見頃に訪れました。

アクセス:東北新幹線で那須塩原駅→関東自動車バスでロープウェイ駅
(例)やまびこ201号7:31着 バス7:45発 8:55着
ロープウェイ往復1800円 下り最終16:20 那須塩原駅行きバス最終16:33
ロープウェイ駅にトイレ・売店 コース途中にトイレなし
立ち寄り湯:大丸温泉旅館(山麓駅近く。休業日に注意)
那須湯本温泉鹿の湯(ロープウェイ線で途中下車できる。温度の異なる浴槽がある)

安達太良山(1700m)

鉄山から見る火口

安達太良山は福島県にある百名山で紅葉が有名です。高村光太郎『智恵子抄』の「ほんとの空」が安達太良山にある、という詩でも知られていますね。あだたらエクスプレスというロープウェイが運行しているので組み合わせて楽に登ることができます。

アクセスは少々悪く、二本松駅から奥岳への路線バスの本数がとても少ないので不便です(平日1便のみ)。岳温泉まで路線バスで行きタクシーに乗る方がいいと思います。東京から直行バス(「まいたび」登山バス)が運行する日もありますが少ないです。

くっかばら
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紅葉時期には福島交通バスが「奥岳臨時便・錦秋号」を出すかもしれないのでチェックしてみてください。

山頂付近は広くなっていてランチ休憩も取りやすいです。「乳首」と呼ばれる小高い山へは少し岩場を登ります。時間があればぜひ牛ノ背・鉄山方向へ歩いて沼ノ平の眺めを楽しんで欲しいです。活火山のパワーを直に感じる爆裂火口が広がります。

登山口はロープウェイの他、北側を回って勢至平からくろがね小屋経由で登ることもできます。最初は樹林帯や馬車道ですが徐々に岩がゴロゴロとした火山の道になって変化を楽しめます。下山はロープウェイを利用すれば楽。その場合、距離は13km、累積で1200m登る6時間半の行程になります。

私はくろがね小屋経由で山頂へ徒歩で登り、そのまま牛ノ背・鉄山を回って沼尻登山口へ縦走しました。このルートは途中に胎内岩くぐりがあったり、湯畑があって面白いですが、日帰りは厳しくなります。

アクセス:東北新幹線から東北本線に乗り換えて二本松駅→福島交通バスで奥岳、または岳温泉で下車してタクシー利用
(例・平日)つばさ121号で郡山→二本松8:09着 福島交通バス8:13発→奥岳8:58着
帰りは奥岳16:15発で二本松駅へ これ以外は岳温泉のタクシー利用
あだたらロープウェイ 往復1750円 火曜日運休の他、天候不順の運休に注意
立ち寄り湯:ロープウェイ駅の「奥岳の湯」 くろがね小屋でも日帰り入浴可能

日光白根山(2578m)

山頂直下の五色沼

日光白根山は群馬県と栃木県の県境にある百名山で、関東以北で一番標高が高い山です。丸沼高原側からはロープウェイがあるので標高を稼げます。五色沼のブルーが目に染みる美しさ。

問題はアクセスで、群馬県側(上毛高原駅)からも栃木県側(日光駅)からも、直接行く路線バスがありません。上毛高原か日光でレンタカーを借りれば日帰り可能です。週末であれば毎日あるぺん号の往復バス・夜行日帰りバスがあります。

ロープウェイ往復利用し、山頂から五色沼を回るルートが9km、累積1000m、5時間半の行程です。菅沼駐車場から登るルートも人気。私は栃木側の湯元温泉から前白根山を経由して山頂へ登り、丸沼ロープウェイへ下山するルートを取りました。湯元温泉から前白根山まで急登が続きトレーニングには良いルートですが、あまり踏まれておらず荒れていました。

アクセス:上越新幹線で上毛高原駅、または東武日光駅 
ロープウェイ駅へ直接行けるバスはない(週末は毎日あるぺん号を利用できる)
上毛高原→鎌田→ロープウェイ、日光駅→湯元温泉→ロープウェイ
どちらも時間がかかる上に接続も良くないので、レンタカー推奨です
丸沼ロープウェイ往復2000円 トイレ・売店あり 山頂駅の足湯は楽しい
ルート中にトイレなし
立ち寄り湯:湯元温泉は白濁硫黄泉で気持ち良いです

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No Mountain, No Life.

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