東北

紅葉の栗駒山を日帰りソロ登山【須川温泉から往復】

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こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介しています。今回は、栗駒山です。

栗駒山の紅葉を見てみたいけど、混雑している?アクセスはどう?

東日本の紅葉の中でも人気を誇る栗駒山、「神の絨毯」と呼ばれる斜面一面の紅葉が有名ですね。一度は訪れたい憧れの絶景です。当然シーズン中は混み合います。私が訪れたのは平日でしたが、登山道もすれ違いが多く、山頂も混んでランチを食べる場所を見つけるにも困るほどでした。

新幹線を使えば東京から日帰りが可能です。栗駒山へのアクセスは宮城側からのいわかがみ平か岩手側の須川温泉で、ポピュラーなのはいわかかがみ平からです。ただしいわかがみ平へは平日はバスの運行がありません

くっかばら
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2021年9月下旬に行きました。例年より少し早い紅葉の見頃とのことでした。

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栗駒山のルート詳細 須川温泉から栗駒山山頂

須川温泉から産沼〜少しぬかるみがあるが歩きやすい樹林帯

今年は紅葉の進みが少し早いらしく、9月下旬で見頃の情報が。できれば晴天に行きたかったですが見頃を逃しそうなので、曇り時々晴れの日に思い切って出かけました。

東北新幹線で一関まで行き、岩手県交通の路線バス9番乗り場から須川温泉まで1時間半。途中、厳美渓という美しい渓谷のそばを通っていくので、左側に座るのがおすすめです。東日本大震災の爪痕をそのまま残している橋があったり、1時間半という長いバス旅ですがあっという間に感じました。

須川温泉につきました。駐車場も大きく売店や入浴施設で賑わっています。トイレは駐車場の奥の方にあります。下山後は露天風呂に入れそうなのでテンションアップ!

須川温泉の登山口

登山口には湯畑があって硫黄の匂いが漂い、登山道脇の土や岩から湯気がしゅうしゅう出ていて面白いです。

須川温泉から登るコースは須川コースと産沼コースがありますが、須川コースは通行止めなので残念ながら今は昭和湖は見られないです。産沼コースは前は歩きにくいコースだったようですが、現在は整備も進んでいるようで、所々ぬかるみはありましたがおおむね歩きやすいコースでした。樹林帯に阻まれ眺望がない時間が長いとは感じました。

登山道の様子
背丈ほどの木があるところも

登山開始して程なく、名残ヶ原という湿原のような広い場所に出ました。ここの草紅葉と紅葉がとてもきれいでした。木道もあって歩きやすい。

名残ヶ原

名残ヶ原をすぎると渡渉が2箇所あります。二つ目は「三途の川」という名前(笑)。みなさん「三途の川を渡ったぞー」などと叫んでいました。岩が滑りやすいので注意です。

渡渉その1
渡渉その2「三途の川」

渡渉ポイントは視界が開けて、岩手側の素晴らしい紅葉が楽しめます。

岩手側の紅葉も素晴らしいです

この後はしばらく樹林帯が続き視界はありません。

産沼から栗駒山山頂〜コースのハイライト!見渡す限りの紅葉(のはず)

産沼というポイントに出ました。小さな沼のそばを歩いて行きます。この辺りからは紅葉に染まる山々が左手に広がり、素晴らしい眺めを楽しみながら歩けるようになりました。道沿いには腰くらいまでの灌木が生えていますが、緑・黄・オレンジ・赤の競演を見せてくれます。こんな紅葉を見たことがなく感動ものでした。

静かな沼に出ます
登山道左手に見える山も素晴らしい紅葉
笊森避難小屋がかわいらしい
登山道側の灌木も紅葉
緑・黄・オレンジ・赤の競演、素晴らしいです

登山道が大きく西へそれ、山頂まであと30分以内。ここからは撮影ポイントのようで、大勢のカメラマンさんたちが三脚で待ちをしていました。このあたりから霧が濃くなり視界は5mくらいしかなく、一面真っ白です。宮城側から雲が上がってきやすいと聞いてはいたのですがやはりこうなるのか・・・。急いで山頂へ上がって行きました。

真っ白になってしまいました

山頂に着きましたが真っ白、そして風が強くて寒い。レインウェアを着込み、風を少しはしのげる場所で買ってきたサンドウィッチと紅茶でランチにしました。

栗駒山の山頂

宮城側は「神の絨毯」と呼ばれる紅葉が山肌一面を覆っているはずですが、真っ白で何も見えません(泣)。1時間ほど寒さに震えながら待ちましたがとうとう神の絨毯はお姿を現しませんでした。

宮城側の山肌を見下ろす。「神の絨毯」が見えるはずですが今日はバッドラック

下山〜温泉を目指して同じ道をくだる

寒さに耐えられなくなってきたので下山することにしました。ここまでの紅葉も信じられないくらいきれいだったので今日はこれで十分満足です。この日は平日なのにツアーや団体登山の人が多くて(ツアーは少なくとも5組とすれ違った!)なかなか進みませんが、ゆっくり写真撮影しながら下山して行きました。

岩手側へ下山するにつれ青空がまた広がってきます。なぜ・・・。でも目にも鮮やかな紅葉を見ながらの下山は幸せです。

青空が戻ってきて、右手の山々の紅葉がきれいです

須川温泉へ下山し、予定通り「大日湯」に寄って行きました。この大日湯、強酸性で少し肌にピリピリするのが心地よい。とても気持ち良い源泉掛け流しでした!団体さんと一緒になり脱衣所が空くのを待つ間長湯していたらのぼせました。近くの売店で小岩井のコーヒー牛乳を買って一気飲み。東京でも買えるのに岩手で飲むと特別おいしく感じます。

くっかばら
くっかばら

大日湯の洗い場はシャワーはなく洗面器で汲んでシャンプーなどします。たくさんの人が一度に洗い場で水を出すと水量がとっても弱くなってしまうのでシャンプーするならタイミングを見計らってください。ドライヤーは1台しかなく譲り合って使いました。

16:35発の一関行きの最終バスに乗り帰路につきました。

初めての栗駒山、神の絨毯は見られず残念ではありましたが、ちょっと作戦ミスだったかもしれないです。神の絨毯を本気で見たいなら、朝早くに宮城側のいわかがみ平から登ったほうが良さそう。次回への憧れが高まります。

それでも岩手側の紅葉も本当に素晴らしかったし、下山後の温泉は泉質が最高によく、日帰り温泉のトップ3くらいに入るくらい気に入りました。次回は須川温泉に止まるなどして時間の余裕を作って、長めの珠岳コースを歩き「栗駒のモンサンミッシェル」が見たいと思っています。

アクセスとデータ

アクセス宮城側のいわかがみ平へのバスは土休日のみ
岩手側の須川温泉へは一関駅から岩手県交通のバス(1時間30分)
※バス乗り場横のバスセンターでバスカードを販売、1000円で1100円分
(足りない分は車内で現金で精算)カードがなくても車内で支払える
難易度産沼コースはぬかるみはあるがおおむね整備された道
紅葉の見頃では混雑してすれ違いに時間がかかる
トイレ登山口の須川温泉に公衆トイレあり(駐車場の奥にあるので注意)
コース中にはなし
データ合計距離:8.33km 行動時間:3時間16分 
累積標高:(上り) 538m(下り)529m
その他立ち寄り温泉:大日湯(須川高原温泉の露天風呂。登山口近くで入りやすい)
その他、内風呂や蒸し風呂がある

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No Mountain, No Life.

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