富士山・御坂

富士山ビューが最高!三つ峠山を日帰り登山【↑三つ峠駅↓カチカチ山】

スポンサーリンク
富士山・御坂

こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介しています。今回は、三つ峠山です。

三つ峠山のルートはどれにしようか?アクセスと難易度は?

三つ峠山は河口湖の近く、御坂山系の山です。麓から見ると開運山・御巣鷹山・木無山の3つの頂上が印象的な山。最高峰は開運山の1785mです。屏風岩というロッククライミングのゲレンデがあることでも有名です。

主なルートは、①三つ峠駅から、②河口湖駅から、③三つ峠登山口バス停から、の3つで難易度は低く、初心者でも十分楽しめると思います。とはいえ④中央線笹子駅から本社ヶ丸・清八峠を経由して縦走、⑤黒岳・御坂峠から縦走、など組み合わせ次第ではとてもハードな山行きにすることも可能です。

私は今回、①で登って②で下山しました。このパターンは登りの傾斜がとてもきついです。もし少しでも楽に登ろうと思うなら、登りは②か③にするのがおすすめです。③は河口湖駅から富士急行バスがあるのですが、行き帰りとも午前中10時台の1便しかないので注意してください。④は行動時間10時間以上、累積標高2000m以上とかなりハードですが、いつかコンディションが良い時に歩いてみたいコースです。

三つ峠山のアクセスはとても良く、東京からは高速バスかJR中央線→富士急行線が利用できます。もし①の三つ峠駅から登るなら電車が便利。②か③なら、バスでも電車でも良く、バスの方が安い(2000円くらい)ですが、バスは渋滞に巻き込まれることだけが不安材料ですね(実際に経験あり)。

くっかばら
くっかばら

今回登って、コースの歩きやすさと富士山ビューに感動しました!

スポンサーリンク

三つ峠山のルート詳細① 三つ峠駅から四季楽園

朝8:00過ぎ、三つ峠駅に到着。レトロなかわいらしい駅舎です。

くっかばら
くっかばら

大月から来る場合、進行方向前方が改札に近いです。

三つ峠駅近くにローソンがありますが、進行方向とは逆。でも登山口までに自販機があるので飲み物は調達可能です。

最初は住宅街を歩いて行きます。標識がしっかりしているので迷うことはありません。まずは「三つ峠グリーンセンター」を目指します。三つ峠山の3つのピークがはっきり見えてきました。

3つのピークが見えます
三つ峠グリーンセンター入口。登山案内図の傾斜がすごい(笑)

清流沿いに歩き、神社やさくら公園を通過して行きます。桜のシーズンにはきれいだろうなと思わせるたくさんの桜の木。

車道はもっと上の「憩いの森公園」まで続いていますが、車道脇に山道があるのでそちらを歩いて行きました。車の人は「憩いの森公園」に駐車しておけるので楽ですね。

いよいよ登山道へ入って行きます。新緑がとてもきれいな快適な道です。三つ峠駅から登るルートの特徴は、「股のぞき」や「馬返し」などのポイントで富士山ビューを楽しみながら休憩できること。きれいなベンチも整備されています。この日は富士山にほとんど雲がかかっておらず、完璧な眺めを楽しめました。

新緑がきれいです
「股のぞき」からの富士山
「馬返し」からの富士山

「馬返し」というポイントを過ぎると、傾斜が一層きつくなりました。この日は急に暑くなったので苦しさも倍増。でもトレーニングも兼ねてペースを上げて行きます。

三つ峠山は修験道の山。「愛染明王塔」や「八十八大師」などその名残が登山中に観察できます。特徴的な岩に「不二石」などの名前がつけてあったり。鑑賞しながら歩いていると苦しさを少し忘れることができました。

このルートはよく整備されたとても快適な道でしたが、山頂近くに少し崩落箇所や渡渉があります。ロープや橋で整備されていて心配はないですが、落石などの可能性を考えてさっさと通過するのがいいと思います。

富士山ビューのほか、三つ峠駅からのルートのもうひとつの名所、山頂直下の巨大な「屏風岩」。クライミングのゲレンデとして有名ですね。登山道にゲレンデがあるので、クライマーさんたちを見上げながら歩けて楽しいです。

屏風岩、クライマーさんたちがたくさん
登山道は屏風岩脇を通ります

最後、木道の階段を上り詰めると四季楽園という山荘に出ます。クライマーさんたちの常宿ですね。ここから三つ峠山の山頂までは10分程度です。

四季楽園
四季楽園から見た三つ峠山の山頂。右側には屏風岩

三つ峠山のルート詳細② 山頂へ

丹沢の大倉尾根を彷彿とさせる木の階段を黙々と登ります。途中、NHKの中継局?があります。

11:00、三ツ峠山(開運山)山頂に到着!トレーニングのためペースを上げて歩いたので、コースタイム4時間半のところ3時間で着きました。山頂には日陰はないですが、たくさんの人がお昼休憩していました。

そしてこの富士山ビュー!今日は(私としては)最高の富士山の写真が撮影できました!

山頂は開けているので、南アルプスや八ヶ岳もよく見えました。

山頂を後にして、四季楽園まで戻ってランチにしました。ちょうどいいテーブルがたくさんあります。休憩は1人100円なので、木箱にちゃんと入れておきましょう〜。今日の山ごはんはエスニックラーメン。普通の塩ラーメンにとりささみとコリアンダー、レモンを乗せたもの。ラーメンのつゆを少なめにするとドロドロになってしまうのが悩みです。

三つ峠山の山頂から、四季楽園と三つ峠山荘がある平地を見下ろす
くっかばら
くっかばら

山荘で生ビールを買えます。暑かったので飲んでいる人がうらやましかったです!

ランチ後、河口湖へ向けて下山を開始しました。三つ峠山荘の横を下りていくのですが、こちらでは富士山を見ながらランチ休憩ができます。休憩料が必要かは不明でした。

三つ峠山荘
三つ峠山荘の休憩ベンチ
くっかばら
くっかばら

どうでも良い情報ですが、三つ峠山荘の自販機のビールは100円高いです笑。

三つ峠山のルート詳細③ 天上山(ロープウェー)へ下山

三つ峠山荘からは各登山口への分岐があって、間違えると河口湖へ下山できないので注意です。河口湖(天上山)方面へは左をキープして行きます。途中、富士山のビューポイントとベンチがたくさんあるので、ランチはこのあたりでとってもよさそう。

この天上山への下山道は、ほとんどが傾斜が緩やかで樹々を渡る風が心地よい道でした。下山は辛い時が多いですが、この道はノーストレス。距離はありますが足のクールダウンをしながら歩けました。

途中、大きな送電線鉄塔があって富士山の眺めも一緒に楽しめます。

ルートのほとんどは、緑に囲まれた傾斜の緩い道
送電線鉄塔から富士山の眺め

送電線から少しいくと、「新倉山(あらくらやま)」に向かって東南に下山するルートがあって、有名な「新倉山浅間神社」に行くことができます。五重の塔、春には桜も一緒に富士山を撮影できる「ザ・ジャパン」な景観でインバウンド観光客に一躍有名になった神社です。午後になって富士山に雲がかかっていたのでこの日はよりませんでしたが、いつか早朝撮影か夜間撮影に行ってみたい撮影スポットです。

新倉山への分岐

登山道はいったん車道へ出るので横切って進みます。ここからなぜか謎の登り返しがいくつかあって疲れました。30分もすれば天上山に到着。

ここからは登山道の雰囲気は消え、「カチカチ山」の観光客がたくさん。武田の陣営が設置されていたりして楽しめそうなスポットです。ここから河口湖へも歩いて下山できますが(30分くらい)、せっかくなのでロープウェーに乗ってみました。ものすごい傾斜を河口湖へ向かって降りて行くので、景観を楽しめます。

三つ峠山の人気は知っていましたがなんとなく後回しにしていた山。こんな素敵な山ならもっと早く来ればよかった!と思いました。登山道の整備の良さと快適さは、今まで歩いた山でも1・2位を争うかも。富士山が近くて大迫力。富士山を見ながら歩ける山はたくさんあれど、角度のせいか格別美しく見えました。

アクセスとデータ

アクセス(行き)
JR中央特快 5:46新宿→6:35八王子で乗換→7:19大月着
富士急行 7:25大月→ 8:18河口湖着
※八王子からの松本行きは6両なので混雑、早めに並ぶのが良いです
(帰り)
特急富士回遊 15:03河口湖→16:58新宿着(特急料金1520円
この後にも特急は3便あります
難易度登りは急登だが難しいところはない。所々崩落箇所に注意
下りは傾斜の緩い樹林帯で快適な道
カチカチ山からロープウェー利用でさらに楽に(500円
トイレ三つ峠駅、登山口前のさくら公園、憩いの森公園にあり
※三つ峠駅のトイレは改札内、一つしかないので注意
山頂では四季楽園そばに公衆トイレあり
下山時はカチカチ山RWまでなし
データ行動時間:5h24m 総距離:13.8km
累積標高:(上)1399m(下)873m
その他カチカチ山直下、「河口湖チーズケーキガーデン」ではケーキ
を食べるとコーヒーがついてきます
私はマンゴーのジェラートを食べました(400円
河口湖駅の売店ではコーヒーや軽食がテイクアウトできます
河口湖駅付近で日帰り湯はなさそうです

スポンサーリンク
少しでも参考になりましたでしょうか?よかったらシェア頂けると嬉しいです。
No Mountain, No Life.

コメント

タイトルとURLをコピーしました