南関東

冬のあたたかハイク、三浦アルプス南尾根を縦走

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こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介しています。今回は、三浦アルプスです。

三浦アルプス、道迷いが多いらしいけど大丈夫?

逗子・葉山エリアの低山群は三浦アルプスと呼ばれます。住宅街の中にある丘陵地帯といった趣なのに、その実は沢歩き・渡渉・藪漕ぎといったワイルドな要素満載で、軽い気持ちで歩いて道迷いというケースが多いそうです。

特にエリアの真ん中にある南沢・中沢・中尾根あたりは道迷いが多く、ジャングルめいた薮もあるらしいので、軽装で行くべきではないでしょう。

くっかばら
くっかばら

近年は地元の方々による道標設置や啓蒙活動のおかげで、道迷い遭難は減ったようです(2022年は2件)。

今回初めて三浦アルプスを歩きました。ポピュラーな南尾根を選択、仙元山から乳頭山までアップダウンが続くなかなか歩きごたえあるルートです。

みろく山の会のHPで情報収集させてもらい、国土地理院の地図をダウンロードして地形を予習、ヤマレコで補強という、地図読み最強事前準備で臨みました。結果として、南尾根であればそこまで気合をいれなくてよかったです笑。

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三浦アルプス(南尾根)の登山レポート

風早橋バス停から仙元山へ

京急逗子・葉山駅に到着。1時間もかからず感動の近さです。

逗子・葉山駅南口

駅から歩いても30分程度ですが、今日はバスを利用します。風早橋バス停に行くバスは便数が多く便利です。

しかしここで痛恨のミス。葉山行きのバスは山手周りと海岸周りがあって、海岸周りに乗ってしまったのでした。葉山御用邸から引き返して時間をロス。親切なバスの運転手さんと、葉山の海が見れたことが救いでした。

風早橋バス停

風早橋バス停で降りると、親切に行き方の説明があります。これは正規の行き方で、実はトンネル手前の階段を登ると近道です。

トンネル手前の階段を登っていく

少しうっそうとしていますが、踏み跡は明瞭です。20分ほどで仙元山に到着。西側が開けていて、相模湾と富士山がきれいに見えました。

仙元山の山頂へ続く道
相模湾と富士山
くっかばら
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今回の南尾根ルート中、広い眺めが楽しめるのは仙元山山頂だけでした。

山頂にはテーブルやベンチがあって休憩できます。トイレもあり(ちょっと暗めな雰囲気)。

仙元山から南尾根で乳頭山へ

仙元山を出ると細い尾根の道になりました。樹々が覆って眺めはありません。細かくアップダウンを繰り返して行きます。

南尾根では道迷いの心配はあまりなさそうです。とはいえ、町へ下りる道、沢へ下りる道、単なる踏み跡、など至る所に分岐があって、ぼーっと歩いていると簡単にルートを外れてしまいます。

例えば下の写真で、ルートは右へ続いていますが、左へ向かうのが自然。左は「ソッカ」と呼ばれる小ピークへ向かう道で、通り抜けられません。

南尾根に関しては、地元の方が道標や目印をかなり親切に設置してくださっているので、道迷いの心配はまずないと思います。自分の現在地や歩きたいルートはすぐわかるようにしておくのは大前提です。

一瞬、葉山の海が見えました
背丈くらいの藪も

南尾根のひとつめのポイント、観音塚に到着。少し広くなっていますが眺めもないので通過します。樹々のトンネルや竹林のようなところをぐんぐん抜けて進みます。

観音塚

森戸林道終点への分岐から栗坪分岐の間に、迷い込みやすい踏み跡が数箇所あります。しっかりした踏み跡ですが、沢へ下りる藪ルートに続いているので注意です。地元の方が設置してくれている木のバリケードが目印になっています。

ルートは右です

大桜というポイントではその名のとおり大きな桜の樹がありました。春にはきれいなのでしょうか。

同じような道がつづくのでちょっと単調。疲れてきたころ、行く手に乳頭山が見えてきました。途中、立派な鉄塔がありました。

仙元山から2時間強、乳頭山に到着しました。樹々がうっそうとしていて、ちらっと横須賀方面がみえるくらい。ちょうどお昼で、中尾根方面へ少し進んだところの鉄塔でランチにしました。今日は鮭のおにぎりを持参。

乳頭山の山頂
くっかばら
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バーナーも持っていたのですが、枯れ草がすごいので自粛しました。

ランチ中、鳶が虎視眈々と上空を飛んでいて怖かったです。お弁当を持ってかれたケースもあるとか。

乳頭山から港が丘、京急田浦駅へ

乳頭山からは、東逗子駅方面へ。中尾根への道が立派なので惑わされないようご注意を。

ここは東尾根と呼ばれ、軽い岩場があります。すぐにFK2という道迷い防止の看板がある分岐に出ますので、東逗子駅方面へ折れます。

あとはぐんぐん下っていきます。途中、切通しのようなところもあって面白いです。

FK3という看板のある分岐に出たら、「商店街」というほうへ。港が丘の住宅街に出ます。

くっかばら
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分岐の確認は、乳頭山からの下山が一番気を使いました。

地図にも乗っていないような細い分岐が最後までたくさんありました。横須賀方面が見えてくれば港が丘はすぐ。

細かい踏み跡がたくさん
横須賀方面が見えた
港が丘

港が丘は閑静な住宅街で、一番外側の道を辿って16号線沿いに京急田浦駅へ。

初めての三浦アルプスは事前準備のおかげか、あまり不安なく歩けました。このアクセスの良さは魅力で、朝起きてからでもふらっと来れそう。今度は中尾根を歩いてみたいです。

アクセスとデータ

アクセス【登山口】風早橋バス停
京急逗子・葉山駅から京急バスで5分、便数多い
※葉山行きで海岸廻りに乗ると着けません
【下山口】港が丘
京急田浦駅まで徒歩30分弱
難易度南尾根はおおむね明瞭
乳頭山から中尾根の分岐に入り込みやすいので注意
トイレ仙元山の山頂に公衆トイレ(使いたくない感じ)
ランチ持参か駅で調達
逗子・葉山駅南口(バス乗り場)にセブン
データ総距離:9.4km 行動時間:3h45m
累積標高:(上)572m(下)573m

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No Mountain, No Life.

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