上信越

横手山頂ヒュッテに宿泊、焼き立てパンを堪能【憧れの山小屋を訪ねる旅】

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こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した山小屋やテント場などをレポートしています。今回は、横手山頂ヒュッテです。

雲の上のパン屋さん、気になる!でもアクセスが不安。

今年は、憧れの山小屋を訪ねるだけの旅もしてみよう!と思っています。

体力まかせのぐいぐい登山も好きだけど、ラクに登って女子的な楽しみを追求する旅。撮影機材もたくさん持っていけそうで、わくわくします。

第一弾は、志賀高原の横手山頂ヒュッテ。数年前から何回も計画しては流れて、やっとかなった訪問です。

くっかばら
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最高でした!

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横手山頂ヒュッテへのアクセス

往路

横手山頂ヒュッテに行きたい場合、悩ましかったのがアクセス。

まず志賀高原へのアクセス。電車で行く場合は長野県側から入るのが便利です。長野駅から志賀高原行きの急行バス、長野電鉄湯田中駅から路線バスに乗車できます。

横手山スキー場へ直接行くバスばかりではないので(特に長野駅からの急行は奥志賀高原行きです)、「志賀高原山の駅」で乗り換える必要があります。

くっかばら
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志賀高原山の駅には、コンビニもあって便利。

群馬県側から入るバスは、草津白根山周辺の規制により軒並み運休だし、そもそも冬期は志賀草津道路が一部閉鎖で、車でも行けません。

くっかばら
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夏期は、長電バスが長野〜草津温泉間を運行しています。1日1便なので注意

次に、お宿へのアクセス。宿泊客は最寄りのバス停から送迎してもらえます。夏期は渋峠バス停、冬期は陽坂バス停から。お迎え時間は15時です。

しかし!冬期に陽坂バス停に行くバスは朝2本、夕方1本しかなく、15時には全く合わないのです。

陽坂バス停

陽坂バス停というのは、ラフォーレ志賀高原がある第2リフト乗り場です。ここが、横手山スキー場と呼ばれていて、大きな駐車場があるので車だったら問題ありません。

くっかばら
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後ろの建物にはトイレなどはありません。ラフォーレまで行けば使えます。

バスの便は、陽坂バス停のひとつ手前、第1リフトまでは結構あります。

そこで、第1リフトまでバスで行き、リフトを第1・第2・第3と乗り継いで山頂へ行くことにしました。宿に電話をしたら、もし強風などでリフトが運行していなかったらスノーモービルで行くので電話下さい、と言ってもらえて心強かったです。

くっかばら
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小さなお宿で忙しいと思うので、なるべく自力で行きたかったです。

第一リフトでバスを降り、1回券を買いました。合計1700円

早速乗ります!

映画『私をスキーに連れてって』の世界!ロケもここで行われたんですよね。夜間に群馬側までスキーで降りるという無茶振り、華麗なウェーデルン(スタントは渡部三郎氏)、仲間とつながって滑走、などなど驚き満載の大好きな映画です。

くっかばら
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どうでもいい情報ですが、現在ではウェーデルンが死語になりかけていることを知らなかったです笑。パラレルも完成できずスキーを辞めた私ですが、憧れのスタイルがウェーデルンでした。

第2リフトを降りたら、素晴らしい眺めが広がっていました。

第3リフトは急です!飛び降りれそうなくらい雪面が近い。

山頂に到着しました!

くっかばら
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スキー板がないとリフトを降りるのは結構大変。リフトが回ってくのと反対方向へぱっと降ります。事前に寄っておくと降りやすかったです。

ちなみに夏期は、「スカイレーター」という歩く歩道とリフトで山頂へ行けます。渋峠ペアリフトを使って一気に行くこともできるし、周回もできるみたい。

夏季スカイレーター・リフト – 志賀高原横手山・渋峠スキー場

復路

リフトは下りに利用できないので(第3だけはOKみたいですが)、帰りは送って頂きました。

ひとりだったのでスノーモービルで!初めて乗りましたが爽快でした。なんと免許がなくても誰も運転できるらしいです。

あっという間に陽坂バス停に着きました。時刻は9:30、次のバスは10:35なので1時間近くありますが、第2ペアリフト付近の雪上に座って、スキーヤーさん達を観察していました。最近のウェアって素敵〜。ラフォーレでお茶してもいいですね。

くっかばら
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家族経営で大変そうなので、お宿の都合を優先に。それでも本来9時出発のところ、少し遅く出てくれました。

バスの運賃

長野駅から急行バスに乗る場合、乗換えの志賀高原山の駅まで片道2200円。志賀高原内はバスは無料なので、志賀高原山の駅から横手山第一リフトまでは運賃はいりません。

くっかばら
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たくさんある志賀高原内のスキー場を無料で移動していけます。

長野駅から湯田中駅へ行き路線バスに乗る場合は、長野電鉄が1290円(特急・自由席込。普通の場合100円引き)。湯田中から志賀高原山の駅までは900円、横手山第一リフトまでは1200円。山の駅から上は無料区間なので、乗換えの場合は通しで買ってしまうともったいないかも。

私が利用したのが「志賀高原パウダーエクスプレス」。湯田中駅から志賀高原の往復運賃が1200円とお得。往路と復路、1回ずつ乗れます。デジタルで買えるのも便利。スマホの画面を見せて、運転手さんにバウチャーを切ってもらうスタイルです。

くっかばら
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往路の運転手さんは「どうやるの?」って笑。自分で切りました!

実は行きにスノーモンキーパークに寄ったので、実際の行程は、長野駅→スノーモンキーパーク間の急行バス1800円、パウダーエクスプレス1200円、帰りの長野電鉄1290円と、長野駅からの交通費は往復で4290円でした。

長野駅から急行バスで志賀高原を往復するより、少し安くなりました。

横手山頂ヒュッテの予約・受付

予約は電話になります。スキー場のランチ時はとても忙しいと思ったので、9時から11時前、14時以降に電話をかけるようにしていました。

チェックインは14:30から。正面玄関を入ってすぐに受付があります。ご主人と奥様の似顔絵がかわいい!

1泊2食付き、一人で宿泊で17600円(税込)でした。素泊まりオプションもありますが、調理できる場所があるかは不明。

横手山頂ヒュッテの部屋

案内されたのは、ロビーから1F下の和室。とても清潔で、トイレ・洗面も付いていて便利でした。

くっかばら
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トイレはウォシュレット、洗面はお湯が出ます。手洗いソープあり。

テレビは地デジのみだけど入りは良かったです。ポットや湯呑みはありません。アメニティはフェイスタオル。

西日が入って温かいし、暖房設備も稼働していて寒さとは無縁のお部屋でした。

コースに面した側だったので、スキーヤーさんの滑走を眺められて楽しかったです。

コースに面した部屋でした

横手山頂ヒュッテの食事

夕食

楽しみにしていたのが、焼き立てパンを中心にした洋食です。山小屋ではごはんが多くなるので珍しいですよね。

夕食は6時から。準備されていた席は、夕日に向かっての宿泊客特等席です。

食堂全体は、こんな感じ。右側の窓に面した席が準備されていました。

くっかばら
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この日の宿泊客は、私の他はファミリーさん1組だけ。元気な子たちで、しっとり夕食はできませんでしたが笑、子供って生命力に溢れててこっちまで元気になる。お宿では食事の席やお部屋も離していただき、気遣いを感じました。

席についたら、運ばれてきました!

一番食べたかったのはこれ!きのこスープのパン包み。スプーンで破ったら湯気がふわー、パンを浸しながら食べます。

このパン生地、もちもちです。スプーンでは容易に切れないくらい。

野沢菜のピザも、以外な組み合わせだけど美味しい!フランスパンは外はかりかり、中はしっとり。

その他、新鮮な野菜サラダ、サーロインステーキ、お惣菜(ひじき煮など)がついていて、全部食べられるか不安だったけど杞憂でした笑。

このメニューだと赤ワインを頂こうか?と思ったのですが、地ビールがおいしそう。

まずはペールエールをオーダーしました。

くっかばら
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ほろ苦くておいしかったです!赤ワインまで行きつけず沈没しましたが笑

デザートは奥様お手製のクリームブリュレ。スプーンで割る儀式のあと、おいしく頂きました。コーヒーや紅茶はセルフサービスです。

はちきれそうなお腹をかかえて、この後速攻で寝てしまいました(まだ8時・笑)。

朝食

朝食は7時半から。昨夜と同じ席が用意されていました。

パンは焼き立て、ほかほかです。

クロワッサンは、大げさではなく人生で一番おいしいクロワッサンでした。カリッとしているのに中はしっとり、バターの風味があまり強くなく食べやすいです。ポロポロ剥がれる皮も全部集めて食べようと思ったくらい笑。

山形のパンはいわゆる食パンです。焼き立てなので、手でちぎると糸を引く感じ。

こんなにパンを食べていいのかと思いつつ、おいしすぎて完食したうえに、最後に売店でも焼き立てパンを買って食べました笑!

くっかばら
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帰宅したらしっかり太ってました笑

横手山頂ヒュッテの施設・サービス

施設はやや古めに感じますが、とても清潔で何の不足もありません。

大きな乾燥室があって、靴はここに置いておきます。

なんとお風呂まであります。水は遠くから汲み上げているそうなので貴重なはずですが、有り難いことです。

お風呂は4時から8時まで。洗い場はふたつ、湯船は3人も入ればいっぱいな感じです。シャンプー・ボディソープがあります。ドライヤーがないので髪は洗いませんでした。

くっかばら
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この日、ボイラーが稼働していなかったらしく、お湯がとてもぬるいということがありました。私は山小屋あるあるだと思いシャワーだけしたのですが、ファミリーさん達が報告したらしく、奥様から盛大に謝罪があり、夕食時のビールをサービス頂いてしまいました・・・。

食堂には水・お湯・お茶のサーバーがあり、24時間利用可能です。ただ、マイボトルには入れないで下さいとの注意書きがありました。お湯が欲しい場合相談してみるといいかも。

そして!横手山頂ヒュッテといえば「雲の上のパン屋さん」です。朝いちで焼き上がったパンを買えるのが、宿泊客の特権。

買い占めたい欲求を抑えつつ、クリームチーズとアップル、2個購入。レジ袋がかわいい〜。

横手山頂ヒュッテでは、スキーヤー向けにランチ・カフェ営業もしています。昼時に到着したら、すごい混雑ぶりでした。充実のメニューを見たらその理由もわかる。スキー場のランチってカレーやうどんが定番だけど、ここではボルシチとかきのこスープパンとか、素敵すぎます。

横手山頂ヒュッテでの電波状況

Wifiはありません。ドコモは3Gが入り、弱いながらもインターネットはできました。

部屋にはたくさんコンセントがあります。

横手山頂ヒュッテの特徴〜2307mで食べる焼き立てパンのおいしさに感動。早朝の貸切スキー場で眺望を楽しめる

かわいいモチーフ

奥様のパンづくりのスキルは相当高いのではないでしょうか。パンが好きで東京でもパン屋さんはよくチェックしているほうですが、比較しても遜色ないどころか、クロワッサンに至っては、私的には人生最高のクロワッサンでした。

しかも焼き立て。朝食のパンは、ちぎると湯気が出そうな勢いです。

1日でこんなにパンを食べていいのか?!という罪悪感が簡単にふっとんでしまいました笑。

リフトが動き始めるまでは、誰もいない(圧雪車はいます)スキー場を縦横無尽に歩いて、日の出撮影を存分に楽しむことができました。

コンディションが良ければ、雲海や星空撮影も楽しめそう。写真撮影にも最高のお宿です。

お宿から長野市の夜景がきれいに見えていたのですが、夕食を食べすぎて撮影どころではなくなってしまったのが唯一の残念ポイントです笑。

奥様はじめ、スタッフの皆様も親切でフレンドリー。

来たかった山小屋にはるばるやって来た自分の行動力に感動しつつ(笑)、幸せな気持ちで帰京しました。

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No Mountain, No Life.

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