こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介しています。今回は、北アルプスの黒部五郎岳です。

黒部五郎岳、女性ソロで行けるかな?
毎年恒例の、夏の北アルプス縦走。今年も黒部源流にし、去年同様、折立から入って新穂高温泉へ抜ける縦断ルートを取りました。
太郎平小屋で1泊、黒部五郎小屋で1泊する、2泊3日の行程です。
去年は雲ノ平を経由するルートだったので、今年は黒部五郎岳を経由し、双六岳から新穂高温泉へ下山します。
ソロなので、少し心配だったのはクマとの遭遇。ちょうどとても悲しい羅臼岳のニュースが流れており、一層の緊張感を感じつつ歩きました。

私は遭遇しませんでしたが、この日、薬師峠キャンプ場にクマが出ました。
去年訪れた時、その静寂さがとっても気に入ってしまった黒部源流域。黒部五郎岳へ向かう稜線は衝撃的に美しく、本当に行けてよかったと思いました。
動画も作成していますので、よろしければ↓
折立→黒部五郎岳→双六岳→新穂高温泉のルート
※双六小屋から鏡平小屋まで、ログを入れ忘れたので飛んでます。
富山県側の折立から岐阜県側の新穂高温泉へ抜けるルートを取りました。去年、雲ノ平のときに使ってすっかり気に入ってしまった縦断ルートです。

鏡平からの小池新道は階段状に整備されていて、下山が楽です!
当初、3泊4日を組んだのですが、黒部五郎小屋から一気に新穂高温泉へ下山することにし、2泊3日に修正しました。
1日目は太郎兵衛平まで。2日は黒部五郎岳までと、やや時間を持て余してしまう余裕の行程ですが、私にとって北アルプス縦走はごほうび。ぶっ飛ばすのはもったいない。
持て余すのがいやな健脚さんは、折立を早朝出発して1日で黒部五郎岳へ行くのもありだと思います。ただし、最後の黒部五郎カールから小屋までの長い歩きには心削られるかと思います笑。
3日目は早朝スタートし早めの下山を心がけました。やや疲れましたが問題なく歩き通せました。

黒部五郎小屋で一緒になった女性たちは、折立ではなく神岡新道から入ったという強者。折立は天国と言っていました笑。
黒部五郎岳の登山レポート
折立から太郎兵衛平へ
東京から始発の新幹線で富山へ。富山地方電鉄で有峰口へ向かいました。


この時間、富山から有峰口へ向かう電車は急行で、急行料金200円がかかります。
有峰口でバスに乗り換え。大きな観光バスですが、乗客は数人のみ。8月お盆時期なのに、と一瞬いぶかりましたが、折立は早朝スタート組が多いからですね。

駅のトイレは、結構ワイルドです笑。水洗なのですが虫がいっぱい
折立登山口に到着。なんか既視感がすごいです。


折立のトイレはそこそこ綺麗でありがたいです。
時刻は11:00、クマ対策としてある程度の人通りを期待し、準備運動などしながら様子見。でも閑散としているので、さっさと出発することにしました。

折立からの道はとても歩きやすいですが、少し前の大雨の影響なのか、ところどころ崩れていました。

最初は延々と樹林帯歩きが続くので、暑いです。すでに滝汗状態。
クマを警戒して見通しの悪い箇所では拍手しつつ、ゆっくり進みました。

1時間弱でアラレちゃんの広場に出ました。今年も会えた!

でもアラレちゃん付近はいかにもクマが出そうなので、休まず通過します。
アラレちゃんを過ぎたあたりに、1箇所だけ危険箇所がありました。細いトラバースのすぐ下は崩落していて、ここは絶対に踏み外せません。

見覚えのある石畳風の道。三角点はもうすぐのはずです。

12:15、三角点広場に到着しました。ここでランチをとります。

富山駅構内で買った、白えび天のおにぎり。すごくおいしかった!


新幹線の改札を出たところにあるお店です。マス寿司なんかも売っていて、食料調達に便利です。
三角点広場からは視界が開けて気持ち良い。木道を歩いていきます。

太郎兵衛平へ続く道が見えてきました。

少しだけ、樹林帯に再突入します。

樹林帯を抜けると、整備された道の始まり。ここから割ときつめの登りです。

折立から太郎兵衛平への道の途中には、ベンチがたくさんあるので、ちょこちょこ休憩できて楽です。特に今日は先を急いでいないのでゆっくりしていくことに。

ここから延々と続く階段が、多分一番辛いポイントなのかな。景色はよいので私はあまり気にならないけど。


ここからはずっと直射日光にさらされるので、日傘を持っている人がたくさんいました。歩きにくそうで、個人的には採用しないスタイル。
13:40、五光岩ベンチに到着。去年はここから剱岳や薬師岳がきれいに見えましたが、今日はあいにくの曇り。雨予報だったので降らないだけラッキーです。

ここからは緩やかな登りに変わります。気持ちのよいトレイルが続くので、自然に気分もアップしてきます。

14:00、太郎兵衛平に到着!すごく暑かったのでコーラがおいしいー。

去年は薬師岳で1泊しましたが、今年は太郎平小屋で1泊。この日は薬師岳への登山道にクマが出たと、太郎平小屋で騒ぎがありました。
太郎平小屋の宿泊レポートです↓

太郎兵衛平から北ノ俣岳、赤木岳を経由し黒部五郎ノ肩へ
縦走2日目。今日は黒部五郎小屋を目指します。天気予報は曇り時々晴れ。
6:00前、出発です。


すぐに雲ノ平との分岐に出ます。去年は左へ行ったけど、今日は右です。


太郎山への分岐。先を急ぎたいので通過します。


最初の通過ポイント、北ノ俣岳が見えます。


太郎兵衛平は木道が続くのですが、太郎山からの下りの木道は滑りやすいので注意です。




後続の人が盛大に滑ってました。私も縦走後半で滑ったので人ごとではなく、木道は本当に注意です!
北ノ俣岳への登りは、所々崩落しているので、安全なルートを探しながら。ここは左側の笹のほうへ乗り上げて行きます。


ここも木道なのですが、崩落地へ向かって傾いている・・・こんな所で滑るのは絶対に嫌なので、緊張しました。




振り返ると太郎兵衛平と太郎平小屋が見えます。今日は薬師岳もばっちり。


登り詰めたら、広場のような場所に出ました。小休止によいです。


濃いハイマツ帯のなだらかな道。すでに気分は最高潮です。


朝日に照らされる縦走路がきれい。こういう道を歩くと何もかもどうでもよくなります。


7:30、北ノ俣岳に到着!CT2時間のところ1時間半で来てしまいました。楽しみたいので意識してゆっくり歩いているのだけど、ソロだとどうしても速くなりがちです。


なだらかな道が続きます。


先に見えるのは、きっと次のポイントの赤木岳。


赤木岳付近は岩がごろごろで、マーキングはしてあるものの、ややわかりづらい箇所もあります。






赤木岳の東側を巻くように道がついていて、抜ければいよいよ、黒部五郎岳への道です。


腰ほどもあるハイマツの道になりました。雲も湧いてきて、雷鳥に会えるかなと期待しつつ歩きます。




今回の旅で唯一の心残りは、雷鳥に出会えなかったこと。天気良過ぎでした。
8:50、中俣乗越を通過。池塘があってきれいでした。


雲が切れて姿を現した山が。あれはきっと、黒部五郎岳!


名もないピークに向かって登っていきます。


振り返ると、薬師岳の白いカールがきれい。青空に映えます。


名もなきピークを巻いて抜けると、黒部五郎岳の稜線がついに!今回見たかったのはこれです。


この付近、美しい稜線を見ながら休憩できる岩がたくさんあるので、立ち止まって景色を堪能しました。


感動!これからあの美しい稜線を歩けるのが嬉しくてたまりません。




振り返ると、今日歩いてきた道があんなに。何回登山しても、いつも新鮮に驚いてしまいます。


稜線の登りは、九十九折のがれた道を行きます。楽ではないですが、終わりが見えているとがんばれます。


あと少し!


10:15、黒部五郎ノ肩に到着!ほとんどの人はここにザックをデポして山頂へ向かいます。


黒部五郎岳山頂へ
ランチ休憩を取る前に、山頂へ登ってしまうことにしました。


ちょっと歩きにくいけど、私はストックなしで大丈夫でした。


ビクトリーロード!


10:30、黒部五郎岳に登頂!近くにいた方と記念写真を撮り合いました。水晶岳と雲ノ平を背景に。




私は普段、自撮りしないのですが、この時は私に撮影を頼んで来た方が大きなカメラを持っていて、私も撮ってほしくなってしまったのでした。そうしたらやっぱり、カメラマンらしく完璧な背景にしてくださった(3分割構図、空少なめ)。
山頂からは、いわゆる「稜線コース」が見えていました。当初の計画では稜線コースかカールコースか迷いましたが、初めてなのもありカールコースを選択。




稜線コースは推奨されておらず、慣れてない場合はカールコースを通るのが安全かも。山頂から見ても、稜線コースはやや荒れている印象でした。
雲ノ平山荘が見える!去年の感動が蘇ります。


いったん黒部五郎ノ肩へ戻り、ランチにしました。黒部五郎岳スペシャルを淹れて。


黒部五郎カールを通って黒部五郎小屋へ
ゆっくり30分くらい休憩した後、小屋へ向かって下山します。時刻は11:30。


まず、カールへ向かって激下り。これを登るのは嫌かも・・・。


足元は浮石が多く、ゆるいです。


降り切って振り返ると、黒部五郎岳が要塞のよう。




近くにいたガイドさんが、ツアー客に「カール内は劇場のようですよ」と説明してましたが、その通りの荘厳さです。
岩に、「小屋まで2時間」と書いてある・・・。


カール内には小川が流れていて、いくつか渡渉します。


美しいことは間違いない。でもちょっと疲れてきました。


途中からは樹林帯歩きに変わります。




黒部五郎小屋はカール内に建っているイメージでした。でも勘違いで、樹林帯を抜けたところにありました。
うわークマがいかにもいそうな道。誰もいないから、盛大に歌を歌ったりべらべら独り言を言って歩いていきました。


黒部五郎岳からの下山は、半分はカール、半分は樹林帯、という感じでした。
美しい森ではあるのですが、人通りは少なく寂しげな道です。


やっと黒部五郎小屋が先に見えた!本当に小屋があるのか不安になるくらい長く感じる下山だったので、ほっとしました。


この日は黒部五郎小屋に宿泊。レポートはこちら↓



その2へ続く



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