東北

一切経山を日帰り登山、魔女の瞳と吾妻小富士も満喫【浄土平から周回】

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東北

こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介しています。

今回は、福島県の一切経山です。

一切経山の「魔女の瞳」を見てみたい。

一切経山は吾妻連峰の一角をなす標高1948mの活火山です。印象的な山名は、一切経を埋めたという伝説が由来しているとのこと。

有名なのが山頂直下にある五色沼、通称「魔女の瞳」です。とてもきれいなブルーの湖で、一度見たいと思っていました。

今回、念願かなって山頂に立ち、真っ青な魔女の瞳を拝んだだけでなく、ついでに吾妻小富士と呼ばれる活火山のお鉢巡りもできました。

くっかばら
くっかばら

魔女の瞳は必見。絶景尽くしの山旅です。

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一切経山のアクセス

アクセスは車だけなのが少し不便。登山口の浄土平まで、福島交通が「スカイライン循環」という季節バスを運行するときもあるのですが、現在は運行見合わせとなっています。

浄土平までは福島駅から1時間ほどのドライブ。磐梯吾妻スカイラインという山岳道路のドライブで、素晴らしい景観が楽しめます。

浄土平

浄土平には大きな駐車場とレストハウス、ビジターセンターがあります。環境整備費として500円かかりますが、きれいなトイレがあり食事もできて便利です。

一切経山の登山ルート

一切経山は吾妻連峰縦走ルートの一部であり東西南北ルートが伸びていますが、一切経山のみを目的に登るなら、浄土平か、東側の不動沢から登るのが普通だと思います。

ただ実際登った感じでは、ほとんどの人は浄土平から登っているように見えました。

浄土平から見える大穴噴火口の警戒レベルが2だった数年前は、浄土平から登ることはできなかったようですが、現在はレベル1なので通行可能です。

浄土平は標高1600mなので、標高差350m、所要1時間半ほどで山頂に立てます。

噴煙をあげる大穴噴火口

一切経山の登山レポート〜浄土平から山頂、魔女の瞳へ

福島駅でレンタカーし、磐梯吾妻スカイラインをドライブして浄土平へ。途中、風景が一気に火山風に変わり驚きました。

浄土平に車を置いてスタート。ビジターセンターの右手の登山道を入って行きます。最初は歩きやすい木道。大穴噴火口を右手に見ながら歩いて行きます。以前は大穴噴火口のもっと近くを横切る登山道を歩けたようですが、現在は通行止めになっています。

大穴噴火口へは立入禁止です

酸ヶ平という湿原で登山道を北へ向かうと、植生が少なくなり岩がごろごろした急登に変わります。途中、酸ヶ平避難小屋ではきれいなバイオトイレを利用できます(100円)。

振り返って、酸ヶ平避難小屋と湿原

一切経山は火山の影響で、植物がほとんど生えていないです。山頂はつるっとしたざれた広場のようになっています。

一切経山の山頂

そして、山頂の北側からは五色沼、通称「魔女の瞳」が眼下に!天気が良かったせいかとてもきれいなブルーに輝いていました。

魔女の瞳

多くの人は魔女の瞳を見下ろしながら、ランチや休憩をとっていました。

私はさらにここから、沼の西側を歩いて家形山まで行ってみました。まず、一切経山から岩がごろごろしてざれた道を激下り。その後、樹林帯に入ってうっそうとした道を行きます。しばらくすると沼のそばに出て、きれいなブルーを横目に歩いて行きます。

家形山への分岐から家形山へは、きつい傾斜の急登。足元はざれていて滑りやすいです。ルート中、ここが一番きつかった。

家形山へ

家形山の山頂は標識もなく、ケルンと三角点があるのみです。少し違う形の魔女の瞳と一切経山のコラボ写真が撮れます。一切経山から往復1時間半かかるせいかあまり行く人は多くなく、静かに歩けます。

家形山から見た、魔女の瞳と一切経山

同じ道を一切経山に戻り、山頂直下の大きな岩の上で魔女の瞳を眺めながらの絶景ランチをとりました。今日は家で握ってきた鮭とねぎのおにぎり。

絶景を見ながらランチタイム

名残惜しいですが、同じ道を酸ヶ平まで戻ります。眼下には吾妻小富士の火口がぽっかり開いているのが一望でき、壮観です。

吾妻小富士の火口を見ながら下山

酸ヶ平からは、少し遠回りになりますが鎌沼をまわって行くことにしました。歩きやすい木道が続いていて、植生も豊か。一切経山とはまったく異なる様相です。りんどうが群生していました。

酸ヶ平、池塘と草もみじがきれいです

鎌沼は大きく、まわるのに結構時間がかかるので、急いでいる人は酸ヶ平からまっすぐ駐車場へ行くほうがよいです。

吾妻小富士をお鉢巡り

一切経山からも見えていた、吾妻小富士のお鉢巡りもしてみました。車で観光に来た人がたくさん軽装で歩いていました。

吾妻小富士

吾妻小富士は1707m、小さな富士山のように見えることからそう呼ばれているとのこと。数千年前に噴火して形成されたそうです。全容をながめるにはお鉢巡りをするか、または一切経山への登山道からも火口を眺めることができます。

時間があるのでお鉢巡りをすることに。浄土平から舗装道の階段を10分ほど登ると、火口に出ます。1周1時間弱でまわれますが、足元はざれているので注意です。けっこうアップダウンもあります。

火口壁を歩く
お鉢巡り

活火山のパワーを感じるお鉢巡り、時間があればぜひおすすめしたいです。

一切経山の魔女の瞳は本当に美しいブルーで、ずっと見ていたいくらい感動しました。大穴噴火口や吾妻小富士など、活火山の息吹を感じる素晴らしい山旅でした。

データ

難易度浄土平からのコースタイムは短く、初心者でも問題ない
山頂付近の足元はかなり滑りやすい
家形山は多少慣れた人向き
トイレ浄土平にはきれいな公衆トイレ
酸ヶ平避難小屋にはきれいなバイオトイレ(100円)
データ行動時間:4h50m 総距離:12.5km
累積標高:(上)776m(下)772m

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No Mountain, No Life.

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