こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介しています。今回は東北の百名山、八幡平。
東北地方で楽に登れる百名山は?日帰りできる?女性ソロでも大丈夫?
というときにぴったりの山です。八幡平は東北の百名山の中では圧倒的にアクセスが良く、新幹線を使えば東京から日帰りも可能です。山頂付近まで道路が通っているので登頂もとても簡単。八幡沼をぐるっと回っても2時間そこそこしかかかりません。
八幡平は「ドラゴンアイ」で外国人観光客にも有名になった山。鏡沼の雪解けの過程でまるで竜の目のような形が形成される、限られた時期にしか見られない絶景です。5月に入ると形が現れ始めますが、「黒目」(中心部の雪が溶けて水が溜まり、黒目のように見える現象)が「開眼」して完全な形になるのが見頃。大体6月上旬といわれます。この開眼予想は、八幡平リゾートのレポートを参考にさせてもらいました。
2021年の予想は難しく、見逃さないため早めの5月末に行きました。
八幡平のルート詳細① 頂上レストハウスから八幡平山頂へ
頂上レストハウスからドラゴンアイ(鏡沼)〜雪道だがつぼ足で歩ける
八幡平自然散策バスは快適な旅でした。八幡平樹海ラインの景色もきれいで楽しめます。自然散策バスの乗客はガイド案内付きで八幡平を散策できます。乗客のほとんどはガイド付きで散策するようでした。私はドラゴンアイでゆっくり撮影したかったのでひとりで鏡沼へ向かいます。案内の看板もあって迷わず行けます。完全に雪道ですがアイゼンなどは無しで大丈夫。
10分ほど歩くと、目の前にドラゴンアイが現れました。思っていたよりずっと大きくて迫力があります。結構近くまで寄っていくことができました。空を映してブルーグレーの透明感あふれる目の色、感動の美しさ!大量の雪解け水が流れ込んで、真ん中の雪を浮かせるために出来るんですね。
中心の黒目部分は縁取りだけ出来ています。ここが溶けて水が入れば「開眼」に。見頃はあと数日後の6月初めでしょうか。八幡平リゾートの観察日記によると温度が上がればすぐに開眼してしまうということで、見逃すよりはと少し早めに来て見たのですが・・・やはり早過ぎました。あと今年のドラゴンアイには、深い亀裂が入ってしまっていて、そこから崩壊する可能性も気がかりで。
ドラゴンアイから八幡平山頂〜雪道、所々深い踏み抜きに注意
八幡平山頂への道も雪道ですがつぼ足で行けました。持ってきたチェーンスパイクは使わず仕舞い。所々、樹木のふちが深く落ち込んでいるので踏み抜きに注意です。ドラゴンアイだけ見に来た観光客は減ってここからが登山。八幡平山頂の道標は山頂と呼べないようなたいらな場所に立っていました。
八幡平のルート詳細② 八幡平山頂から源太森、レストハウスへ戻る
八幡平山頂から源太森〜八幡沼ほとりを池塘を楽しみながら湿原歩き
山頂を過ぎて少し歩くと、見晴らしの良いガマ沼の展望台に出ます。ここからは八幡沼とガマ沼の両方が見渡せてとてもきれい。コース中、ベンチがほとんどないのでここで立ったままお昼を食べました。
八幡沼を時計回りにまわり、源太森まで行きます。ここからは歩いている人はぐっと少なくなりました。最初は一面の雪原を行きます。山というより台地のような地形が続きます。しばらくすると雪がなくなって木道の湿原歩きに。池塘が点在するのを眺めながら快適に歩きました。
源太森分岐からは少し道が荒れ気味に。あまり人が通らないからかもしれません。急な登りをこなしたら源太森に到着。原始のような手付かずの森が一望できました。時間があればここまで来ることをお勧めしたい、素晴らしい眺め。源太森は開けていて座って休憩するにも良いです。
源太森から見返峠、頂上レストハウスへ〜再び雪道歩き
源太森を後にすると再び雪原に。八幡沼の南側をまわって行きます。八幡沼との境目が曖昧なのであまり近寄らないように歩きます。
しばらく歩くと見返峠という見晴らしの良い丘のような場所に出ました。ここからは、裏岩手連峰縦走コースが見渡せます。いつか歩いてみたい縦走路です。
13:50発のバスで盛岡駅まで戻り、駅前の「フェザン」という駅ビルで岩手の地酒をお土産に買って帰路につきました。
アクセスとデータ
アクセス | ◯ | 東京から新幹線で盛岡へ 岩手県北バスの「八幡平自然散策バス」盛岡駅9:10発 ※所要2時間、往復約2600円 帰りのバスは13:50発(春) |
難易度 | ◯ | 難易度は低い 登山者は多いが源太森付近は少なくなる |
トイレ | ◯ | 頂上レストハウスに水洗トイレ 八幡沼の避難小屋にはバイオトイレ |
「さくら公園」には地元の野菜なども販売していて楽しいです。
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