中央線沿線

南高尾山陵を日帰り縦走(全ベンチ撮影)【高尾山口駅周回】

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中央線沿線

こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介しています。今回は、南高尾山陵です。

高尾山の南側のルートの難易度は?どんなコース?

高尾山の南側を、津久井湖や城山湖を見下ろすようにぐるっと周回する南高尾山陵というコースがあります。

技術的には難しいところはありませんが、体力は使うコースです。高尾山口駅から周回すると15km以上あり、コース上には7つのピーク(南高尾セブンサミッツ)があるので、細かくアップダウンを繰り返して消耗します。ヤマケイのコース定数は30になります。

一方、南斜面に面しているので日当たりが良く心地よいです。ベンチが至る所に置かれおり休憩場所には困りません。

トレーニングによし、眺めもよし、アクセスもよし、というかなりおすすめのコースです。

くっかばら
くっかばら

2022年1月末に行きました。

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南高尾山陵の登山レポート

高尾山口駅から高尾山山頂

行きは中央特快で高尾駅まで行き、京王に乗り換えました。京王高尾山口のトイレは改札内、ホームから降りてきたところにあります。とてもきれいです。

稲荷山コースは、2023年3月末まで通行止めです。他の道で登るかケーブルで。

今回は稲荷山コースで登ります。ケーブルカー山麓駅の横を通るとすぐに稲荷山コースへ入る階段が左側に見えます。

ケーブルカー山麓駅
稲荷山コースは左、階段を登ります

稲荷山コースは高尾山の南側の尾根につくられた道で、一番ハードと言われています。確かに短い距離で標高を上げていくので少々きつめです。道はよく整備されていますが、時々木の根や尖った岩が露出していたりします。

30分ほどで歩いて階段を上り詰めると、市街地を見下ろせる広場に出ました。ベンチがたくさんあって休憩に良さそうです。

木の根や岩が露出しているところも
市街を見下ろせる広場

広場を出て少しすると、工事中の看板があったので6号路へ迂回しました。

広場を出るとまた階段
6号路へ迂回します

6号路に合流するとすぐに渡渉があり、岩の上を飛ぶように歩きます。渡渉が終わると長い木の階段。木の香がしそうな新しい階段です。

上り詰めて、車道に出ると山頂につきました。高尾山口駅から1時間と少し。山頂には公衆トイレがあります。

渡渉していきます
真新しい木の階段。長いです
高尾山山頂、着きました!

高尾山山頂から一丁平

山頂から奥高尾縦走路に入っていきます。

まず長い丸太の階段をもみじ台へ向かって下りていきます。一丁平へ向かう途中、大垂水峠への分岐がありますが、工事中の札がかかっていました。

一丁平へ向かう
大垂水峠への分岐は通行止め

一丁平園地は広くて、ベンチや公衆トイレがあります。大垂水峠へ向かうには一丁平園地を横切っていけばいいのですが、少し遠回りして一丁平展望台に寄ることにしました。

天気が良ければ、展望台から富士山がきれいに見えます。この日は雲が厚く残念。

一丁平園地。大垂水峠へはここを突っ切るのが近道です

一丁平から大垂水峠

奥高尾縦走路を後にし、大垂水峠へ向かって下っていきます。今回のコース中、この部分だけ道が荒れ気味で人通りもなかったです。溶けた霜柱のぬかるみで壮大に滑り、パンツとザックがぐちゃぐちゃになりました(涙)。

大垂水峠では車道に出るのですが、歩道橋があって山道から渡っていけるのでとても便利。歩道橋を渡った直後は道が崩落しかかっているので注意して下さい。

大垂水峠の歩道橋。向こう側から渡ってきました
歩道橋直後。崩落ぎみです

大垂水峠から中沢山

大垂水峠からは、斜面についた巻道を歩いていきます。あまり日当たりは良くないですが快適な道。かなり細いので、すれ違う時は気を使いました。

こんな感じの細い巻道が多いです

ここからは南高尾セブンサミッツを踏んで歩いていきます。ピークへ向かう道と巻道があるので、ピークを踏みたい人は分岐を見落とさないよう注意。道標はあったりなかったりですが、どのピークも明瞭な踏み跡があります。

南高尾山陵の特徴は、ベンチがとても多いこと。休憩場所には困らないと断言できます。親切にザックかけまであります!一応、全部のベンチを撮影してきたので、番号を振っていきますね。

ベンチNo.1 大洞山の手前のベンチ
セブンサミッツその1 大洞山
大洞山へ続く急な階段
ベンチNo.2 大洞山のベンチ
ベンチNo.3 金毘羅山付近のベンチとテーブル(ザックかけも)
セブンサミッツその2 金毘羅山へ続く急登(山頂道標見落とし)

ベンチNo.3はテーブルもあってランチに良さそうだったのですが、眺望が全くなかったので、次へ進むことにしました。

中沢山から入沢山〜コースのハイライト

次は中沢山です。鉄塔を越えるとすぐにピークへ向かう道があります。木に道標もかかっていました。登っていくと、山頂には観音様の石像が。ベンチもたくさんありました。日当たりもよく気持ちよかったので、ここでランチにしました。今日は鮭ぞうすい。

中沢山のピークへ向かう道。鉄塔を過ぎたらすぐです
セブンサミッツその3、中沢山
ベンチNo.4 中沢山山頂(この他にも多数)
本日のランチ、鮭雑炊。左のベンチで食べました

次は入沢山へ向かいます。同じような日当たりの良い南斜面の道を歩いていきます。途中、「見晴台」というポイントにベンチが数個ありました。

津久井湖の眺望が素晴らしく日当たりも良くて、今までのベンチの中で一番良さそう。その証拠に見晴台ではたくさんの人がランチ休憩をされていました。ただテーブルはないですし、細い道のきわにベンチが設営されているので、目の前を人が通ります。

ベンチNo.5 中沢山の後、見晴台の手前
ベンチNo.6 見晴台のベンチ
見晴台からの眺め

入沢山のピークへ向かう道は少し分かりにくいので注意して下さい。踏み跡は中沢山ほど明瞭ではなく見落としてしまいそう。看板もありません。

ベンチNo.7 見晴台の後
ベンチNo.8 入沢山の前
セブンサミッツその4、入沢山へ向かう道(山頂道標見落とし)
ベンチNo.9 入沢山の山腹

山頂と思しきあたりにはベンチとテーブルがたくさんあって、たくさんの人がランチを取っていました。南側に面し日当たりが良くて眺望もきれい。「天空のレストラン」だとすれ違った人に教えてもらいました。

見晴台と天空のレストランと、どちらかが南高尾の「ベストベンチ」であることは間違いなさそうです。天空のレストランの方は見落とすと来られないので、知る人ぞ知る穴場感がありました。今度来るときはここでランチにします!

ベンチNo.10 入沢山の「天空のレストラン」

入沢山は東側から登る道しかありません。なので同じ道を戻り、縦走路に復帰しました。西側から下りれないかと思ってうろうろしたのですが、ちょっと厳しそうです。

入沢山から草戸山

入沢山を後にし、次は泰光寺山へ向かいます。コース後半のためか傾斜がきつく感じました。

このあたりのベンチは、龍やフクロウなど木の彫刻が施されているものもあって面白いです。

ベンチNo.11 入沢山の後。龍のベンチ
泰光寺山へ向かう長くきつい登り
ベンチNo.12 西山峠付近
泰光寺山からの長く急な下り
巻道もありますので無理せず
セブンサミッツその5、泰光寺山と、ベンチNo.13
ベンチNo.14 泰光寺山の後
ベンチNo.15 三沢峠の前
セブンサミッツその6、榎窪山と、ベンチNo.16

榎窪山(えのくぼやま)から、最後の草戸山へ向かいます。途中で城山湖を見下ろす展望台がありました。

城山湖を見下ろす展望台
ベンチNo.17 城山湖の展望台

丸太の階段を上り詰めると、草戸山の山頂に着きました。山頂はとても広くなっていて、あずまややベンチ、山の神様の祠がありました。軽装できている人たちもたくさんいました。

草戸山へ続く丸太の階段
セブンサミッツその7、草戸山と、ベンチNo.18

下山

草戸山から四辻へ下りていきます。下りだけかと思いきや、細かくアップダウンがあり最後まで歩きごたえがありました。

途中、高尾山口駅とJR高尾駅への分岐があるので、高尾駅まで行きたい人は歩いてしまってもいいですね。だんだん高尾山やケーブル山麓駅が見えてきて、住宅街に出たところで左折すると高尾山口駅に戻りました。

きつい登り
長い下り
住宅街に出たら左折です

私は反時計回りでしたが、時計回りの人の方が多かったように思います。時計回りだと下山にリフトやケーブルのバックアップがあって安心です。

いずれにしても良いトレーニングになること間違いなしのコースです。いつもより凝ったランチを持ってゆっくりするのも楽しいコースだと思います。

アクセスとデータ

アクセスJR中央特快→京王高尾山口(940円
京王高尾山口→新宿(388円
難易度技術的に難しい箇所・危険箇所はない
人通りは多め、大垂水峠付近は少し暗めの道
冬は霜柱が溶けてぬかるみに足を取られるので注意
トイレ一丁平までは公衆トイレが数カ所あり問題なし
南高尾山陵に入るとトイレはない
データ行動時間:5時間30分 総距離:15.8km
累積標高:(上り)923m (下り)922m
その他立ち寄り湯:極楽湯
Mt.TAKAO BASE CAMP で食事やドリンクも楽しい

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No Mountain, No Life.

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