こんにちは、くっかばらです。このブログでは、実際に宿泊した山小屋やテント場などをレポートしています。今日は、富士スバルライン五合目にある雲上閣です。
富士山登山、五合目から日帰りで歩きたい。弾丸はしたくないので前泊したいけどどこに泊まろうか？
と考えている人に候補となるのが、吉田ルートだとスバルライン五合目か吉田口登山道五合目にある山小屋ですね。スバルライン五合目だと富士山みはらし、吉田口だと佐藤小屋を考える人が多いと思います。山小屋カテゴリーからは外れてしまうのですが、スバルライン五合目には富士急が運営しているカプセルホテル式の宿泊施設である雲上閣もあります。
今回、雲上閣にお世話になることにしたのは、スバルライン五合目にバスで着く予定だったのと、富士山みはらしでは2021年は個室利用のみで、追加の費用がかさむと思ったためです。雲上閣はシンプルに眠るだけなら十分なお宿ではありましたが、食事面では何もなくまさに素泊まりになります。食事がついている方がいい人は１泊２食付きサービスがある富士山みはらしですね。
そして吉田ルートの七合目や八合目に泊まらなかったのは、富士山を1日で踏破して見たかったから。スバルライン五合目に午後遅く着いたのですが、これから弾丸登山や夜間登山に向かう人達が結構いて、しかもかなり外国の人達もいて衝撃でした。山頂で夜を明かすのだそうです。富士山は霊峰というのもあってリスペクトを持って登ってもらえたらと思うし、地元の人たちが弾丸はやめて下さいと言っているのだから登山者としては従うべきじゃないかなーと思うんですよね。まあ、やってみたい気持ちはよくわかるんですけどね。
2021年8月に泊まりました。
雲上閣の予約・受付
雲上閣のHPから予約しました。カプセル1室8250円でした。予約時に女性カプセルを選択し、クレジットカードで事前払いとなります。私は行く前日に予約したのでキャンセル料などの規定はチェックしませんでした。
富士スバルライン五合目のバス停を降りると雲上閣は目の前です。１Fのお土産店のカウンターでチェックインし、説明を受けて自分のカプセルの札をもらいました。雲上閣の受付時間は18:00までなので、到着がこれより遅くなる人は宿となんらかのアレンジをしておいた方がいいです。
宿泊施設へは1Fのお土産店を通って上がるのですが、1Fのお土産店は午後8時で閉まった後は建物横の出入口を使います。この夜間出入口が少し分かりにくいです。下の写真にあるように、外の階段で２Fへ登り、レストランの脇を抜けてちょっと暗い山道のような道をさらに３Fまで登っていきます。
雲上閣の部屋
男性・女性で分かれていて、入口で靴を脱いで上がります。個室はカプセル形式で、隣とは完全に遮断されていますが音は聞こえます。入り口にはロールスクリーンが設置されています。
内部に荷物を置くような場所はないので外のコインロッカーに入れるか、なんとか中に置いておくしかないです。お布団はふかふかでシーツは布で清潔です。枕はかなり小さめ。照明の明るさは調整可能です。ずっとシューシュー音がしていて、しっかり換気がなされているようでした。
この日は私の他に３人（うち２人は明らかに外国人さん）だったので色々と余裕がありました。
雲上閣の食事
素泊まりなので食事はありません。２Fにレストランが併設されていますが、私が行った時は開店休業のような状態に見えました。外に出ればバス停のそばに自販機があります。自炊できるような場所は建物内にはないので、外でするしかないと思います。
私は、向かいの「キッチンみはらし」で夕食を取りました。お目当てがありまして、その名も「噴火カレー」（980円）！そのほかにもほうとう、唐揚げ、ラーメンなど多彩なメニューがありました。
キッチンみはらしのラストオーダーは18:30くらいなので急ぎ目に行く方がいいです。
雲上閣の施設・サービス
トイレは見た目はきれいです。ただ水洗ではなく泡で流す形式です。割と臭うのは致し方ないですね。洗面では水は出ますが歯磨きなどは禁止となっています。手を洗いたい場合、カプセルの入り口に手洗いが設置されています。なんとスマホまで消毒できるようなのですが、怖くて試しませんでした。
有料ですがシャワーもありました（500円）。女性専用なので安心。私は入らなかったですが中はきれいでした。
雲上閣での電波状況
ドコモは問題なく４Gが使えました。
雲上閣の特色〜カプセルという閉鎖空間で意外によく眠れる
カプセルに留まったのは初めてでしたが、狭いのが意外と心地よくてぐっすり眠れました。素泊まりだけだったら富士山みはらしの相部屋の方が安いですが、2021年は個室のみで個室料がかかります。であればカプセルもありかと思ったのですが、結果的に富士山登山の前に体をゆっくり休めることができてよかったです。前泊したおかげで山頂を踏んで宝永火口にも寄れるだけの余裕が持てたし、五合目グルメも楽しめた（噴火カレー美味しかったです！）ので、五合目前泊は大成功でした。
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