こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介しています。今回は、群馬県の野反湖です。

野反湖のニッコウキスゲ、見頃は?アクセスはよい?
ゼンテイカ、別名ニッコウキスゲ。別名のほうが通じます。フレッシュイエローが夏にふさわしいお花ですね。
ニッコウキスゲの群生が有名な場所の中で、車なしでは行きにくいのが群馬県の野反湖です。公共交通機関のアクセスが良くなく、マイカーがベスト。特にハイキングしたいなら車で行くのは必須だと思います。
私は長野原草津口駅から路線バス利用で訪れました。バス利用だと現地での滞在時間が最大で3時間しかありません。

今回は主に写真撮影のために行ったので、私はバスで問題なしでした。
野反湖のニッコウキスゲの見頃は7月初旬から中旬です。標高が1500mあるので、霧降高原など他の名所よりは遅め。
6月終わり、スケジュールを整えてようやく訪れることができたのですが、やはりニッコウキスゲには早すぎました。少し咲いているものの、つぼみが圧倒的に多いです。
とはいえ、レンゲツツジはまだ見頃でしたし、八間山へ登る道から見える草津白根山の眺めは雄大。写真撮影を存分に楽しむことができました。

よく見る野反湖とニッコウキスゲ群生のコラボ写真、残念ながら撮れませんでした。
野反湖へのアクセス
野反湖は群馬県の北端、長野県との県境に位置します。草津温泉や草津白根山があるエリアに近いです。
車以外のアクセスは厳しめ。長野原草津口駅から、ローズクィーンというバス会社が運行する路線バスを利用できるものの、1日2便しかありません。
平日の学校のある日だけ朝7時台のバスがあり、バス利用のアクセスなら実質これが唯一のオプションです。

バスは20人乗りくらいのマイクロバス、所要時間は1時間強。運賃は、野反峠まで1360円です。現金で支払います。PayPayも使えるみたい。
注意なのは、終点の野反湖は何もないこと(トイレはある)。キャンプする人や白砂山登山する人のベースです。八間山、エビ山、シラネアオイ、ニッコウキスゲ目的の人は、手前の野反峠で降りましょう。

野反湖キャンプ場で秘境のテント泊と星空撮影してみたいです。
野反峠には休憩所、自販機、トイレがあります。休憩所は軽食も食べれるようですが、この日は休みでした。



私は野反湖まで乗っていってしまい、折返しのバスに乗るはめに笑。
秘境だけあり、とてつもなく遠かったです。草津温泉に前泊してかなった訪問。山や写真好きとはいえ、こんな遠くまで来る自分のパッションに感動です笑。

早朝、草津温泉から長野原草津口駅に戻ってバスを乗り換えました。
野反湖周辺のハイキング、登山

野反湖の周辺には、2000m級の山々があります。中でも一番登る人が多いのが、八間山。野反峠に登山口があり、往復2.5時間で登れます。
八間山への登山道はよく整備されています。クマ笹が濃いところもあるけど問題ないレベル。

クマの目撃情報があるようなので、早朝など注意です。

途中の「イカイワの肩」まで登ってみました。草津白根山がきれいに見えて満足。


野反峠の西側には弁天山、エビ山。ニッコウキスゲの群生で有名なカモシカ平へと続きます。
少し行ってみたけど、クマ笹が深そうなのでやめました。

野反湖の東側には白砂山。湖畔1周もできるし、自分の好みによって組み合わせは多数です。あまり人が入っていなさそうなのでご注意を(特にクマ)。
野反湖のニッコウキスゲ

ここでは「ノゾリキスゲ」と呼ばれていますが、ニッコウキスゲと同じ花です。
野反湖の手前にわーっとニッコウキスゲが群生する写真。その撮影にはぜんぜん早すぎました。つぼみはかなりふくらんでいたので、7月中旬には群生が撮影できるはず。また来られるかな(遠すぎるので分からない・・・)。

弁天山に向かう途中には、お花畑が。ここもあと少ししたら全面イエローになるのでしょう。

野反湖のレンゲツツジ

野反峠の周辺ではレンゲツツジがまだまだ見頃。峠から湖を見下ろしたあたりに群生していて、遠くから見るとぽこぽこと赤い小山がかわいらしい。

望遠で撮影してみました。

この時期しか見られない、レンゲツツジとニッコウキスゲのコラボもかろうじてありました。

その他の見どころ
素晴らしかったのは、八間山へ登る途中から見えた景色。草津温泉からは見えなかった、草津白根山の全容が見れました。

イカイワの肩から、望遠で撮影しました(APS-Cクロップで600mm)。湯釜は見えないものの、火山の大迫力!


草津白根山は登山規制がされていて、湯釜付近に近づけません。
草津白根山と草津温泉を一緒に撮影、写っていないけど左には浅間山も。火山密集地帯ですね。

八間山の登山口から少し登ったところに、コマクサの植生地があります。濃いピンクのコマクサがきれいに咲いていました。春にはここでシラネアオイが見られるみたい。

野反湖は南北に細長い形をしています。どこから撮影すると一番きれいなのか諸説ありそう。私が気に入ったのは、八間山方面から降りてくる時に見える湖です。

ものすごく遠かったけど、手つかずの景観は本当に素晴らしく、まるでスイスのようだという形容に納得。人造物がまったくないんですよね。標高1500mにあって気候も涼しくさわやか。
注意点としては、湖畔で過ごすにしても登山するにしても、かなり日差しにさらされること。背の高い木があまり生えていません。それから、休憩所は休みのこともあるので食べ物があるといいです。

バスに乗り遅れるとリカバリーは相当辛いです。
群馬県の魅力は奥深すぎる。このまま手つかずで守っていきたい場所です。
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