こんにちは、くっかばらです。このブログでは、自分の経験からおすすめの山などを紹介しています。今回は、筑波山です。
筑波山、簡単に登れますよね?
正直に言えば、少しなめてました・・・。一番低い百名山、いつでも行けると思って後回しにしていた山。でも登山口から乗り物を使わずに登れば、1時間で500mくらい上がります。なかなかの急登、登りごたえある山でした。
そして、とても楽しい山でもありました。登山道にはニリンソウが群生し雪が降ったよう。女体山からの遮るもののない関東平野の眺めも想像以上の素晴らしさ!トイレや飲み物調達が簡単なのも嬉しい。
筑波山、とってもいい山でした。
筑波山のルート詳細① 筑波山神社から男体山山頂
国営ひたち海浜公園から筑波山へ向かう
ネモフィラが見頃のひたち海浜公園を午前中に訪問した後、筑波山に登ることにしました。なんとなく簡単そうで、後回しになっていた山。コースタイム的に半日あれば大丈夫そうです。
東京から行く場合は、つくばエクスプレス→つくばシャトルバスで行きます。とても便利で、費用も片道2000円程度なのが嬉しいですね。
私はひたち海浜公園から回ったので、JR勝田駅→土浦駅→(バス)沼田乗換で筑波山神社入口、という行程になります。たっぷり2時間半かかりました。同じ茨城県内でも結構遠いです。乗り換えに時間を取られました。
土浦駅のPlayAtreという、アトレがおしゃれになったような施設でお昼を食べました。フードコートがあって快適でした。
筑波山神社入口にはピカピカの観光案内所があって、ここのトイレはとてもきれい。向かいには「筑波山縁むすび」の店舗があって、おにぎりなどがおいしそう〜。時間があったら入りたかったです。
筑波山神社入口に着いたのは13:30頃。上り・下りで3時間半あればいけるので、最終バスの時間17:00には間に合う予定。いざ!
筑波山神社から御幸ヶ原〜気持ち良い樹林帯、急登、岩、泥あり
大きな赤い鳥居をくぐって、「ケーブルカー乗り場」の矢印に従ってしばらく車道を歩きます。
神社の入り口は少し分かりにくいです。車道が左に道なりに曲がるのでそのまま奥へ向かいます。すると石の鳥居があるので、そこをくぐって奥へ行けば筑波山神社です。
ケーブルカー乗り場と登山口は、この階段を上がって左に回り込んだところにあります。
筑波山神社側から登っていくルートは「御幸ヶ原コース」と「白雲橋コース」があります。私は先に男体山へ行きたかったので、「御幸ヶ原コース」を選択。
樹林帯の気持ちの良い道。ところどころぬかるみがあります。すぐに岩まじりの道になり、急登が始まります。
道は広めですが、岩場は一人しか通れないところもあって譲り合いが必要です。ベンチは要所にあります。スタートから1km、ほぼ中間地点ではケーブルカーの通行を見ることができます。ここにはベンチがたくさんあって大勢の人が休んでいました。
このあたりは急登で息が上がります。40分ほど苦しい時間を過ごすと、道が急に平坦になって巻道のようになりました。
男女川という水が湧き出ているポイントを通過。ここも休憩ポイントでベンチがあります。あと少しのはずですが、ここからしばらくは階段地獄!心を無にして足を進めました。
登山道の最後には、ニリンソウの群生が見られました。遠目には雪が積もっているかのよう。観察していた女性グループの方が、「緑色のニリンソウ」があると教えてくれました。なんでも、幸運の印だとか✨
スタートから1時間、御幸ヶ原に着きました。平らな広い場所で、お店がたくさん。テーブルもあるのでお昼に良さそうです。
御幸ヶ原から男体山山頂〜整備されているが蛇紋岩が多い(滑る)
御幸ヶ原から男体山山頂まではほんの15分ほど。よく整備された道です。登山道全体に言えることですが、蛇紋岩(青い岩)が多いので注意です。安易に足を置いて力を入れると、簡単に滑ります。
男体山山頂、871mに到着。祠が安置してあるのでお参りしました。手すりのあるテラスから、関東平野がぐるりの素晴らしい眺望が広がっています。
時間が押しているので、すぐに御幸ヶ原へ戻り女体山へ向かうことにしました。
筑波山のルート詳細② 御幸ヶ原から女体山、下山
御幸ヶ原から女体山〜筑波山のハイライトがずらり
御幸ヶ原から女体山までは、筑波山の見どころが揃い踏みです。
まず「カタクリの里」。ただカタクリを鑑賞するには遅すぎました。4月初め頃が見頃だと思います。
次は「せきれい石」と「ガマ石」。それぞれいわれがあってパワースポットになっています。
御幸ヶ原から15分ほどで、女体山山頂に到着、877m。こちらも祠が安置されています。ちなみに「筑波山」とは女体山のことなのですね。
個人的に、女体山の山頂が筑波山のハイライト!関東平野がぐるりなのは男体山と同じなのですが、手すりも何もない岩から眺めることができます。
しばらくここに座って、関東平野をぼんやり眺めました。最高の気分。山頂がここまで開放的なのは、なかなかないと思います。山頂のNo.1かも。
「おたつ石コース」で下山予定でしたが、あまりに気持ち良いので、下山はロープウェーを使うことに決め、心ゆくまでのんびりしました。結構人が入れ替わり立ち替わりに来るので、隅の方で。
下山
16:20のロープウェーに乗って下山しました。片道630円。所要時間は6分で、16:30発のつくばシャトルに乗ることができました。
ケーブルカーやロープウェーの最終は変動するので、確認して行動する方がよいです。
ロープウェーのつつじヶ丘駅周辺では、つつじが色づき始めていました。見頃にはきれいだろうな。
筑波山、今までの勝手な評価が完全に覆りました。本格登山するほどではないけど、健やかな汗を描きたいときにぴったりの山です。次は登りも下りも歩いてみようと思います。
おまけ〜国営ひたち海浜公園のネモフィラ
実はこの日、国営ひたち海浜公園のネモフィラを撮影するために茨城へ出かけたのです。初めての茨城遠征。
特急「ときわ」で勝田駅へ、約1時間半。上野東京ラインだと2時間15分くらいです。
勝田駅東口から公園行きのバスが出ます。この日は臨時の直行便がどんどん出ていました。長い列ができているのは「フリーきっぷ」を買うため。私はオンラインできっぷを買っていたので、バスでも入園時にも並ばずに済んでとても便利でした。
「茨城MaaS 」というサイトで、フリーきっぷを購入できます。入園券付きのきっぷで930円。購入にはジョルダンのアプリが必要です。
直行バスで30分ほど、海浜公園につきました。ネモフィラは「みはらしの丘」に咲いていますが、結構奥なので歩きます。
そして着きました・・・が、すごい人出!ちなみにこの日は平日です。
少しでも人がいない状態で撮影したい場合は、「開園ダッシュ」をするしかありません。実は私は開園時間前に到着するよう計画していたのですが、なんとこの日の開園時間は9:00に繰り上げられていた!ウェブサイトで直前に告知されていたようなので、リサーチ不足は否めない・・・。
というわけで、到着時にはすでに人がいっぱいでした。
それでも、とてもきれいなことは間違いなし!見頃の初期なのでお花もいきいきしているし、来てよかったです。
園内にはフードトラックもたくさん出ていて、茨城グルメを堪能できそう。有名な青い「ネモフィラソフトクリーム」は長蛇の列でした。私は次の筑波山へ向かうため、ネモフィラだけで退園してしまいましたが、1日楽しめそうな公園でした。
アクセスとデータ
アクセス | ◯ | 【行き】JR土浦駅→関東鉄道バスで沼田バス停(約1時間、933円) 沼田バス停→「つくばシャトル」に乗換、筑波山神社入口(200円) 【帰り】つつじヶ丘→つくばセンター(約1時間、880円) つくばエクスプレス(秋葉原まで約1時間、1210円) |
難易度 | ◯ | 御幸ヶ原コースは急登が続く 危険箇所は特にないが、蛇紋岩が滑るので注意 |
トイレ | ◯ | 登山口、山頂とも困らない |
データ | 御幸ヶ原コースで男体山山頂経由、女体山山頂へ 行動時間:1時間30分(CTは約2時間30分) 累積標高:(上)746m |
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